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自己啓発本「マルチタスクは辞めてシングルタスクにしよう!!」について

こんにちは、自己啓発本が好きなコーシローです。

最近自己啓発本でよく言われるようになったのが、

「マルチタスクではなく、シングルタスクで作業しろ!」

以前はマルチタスクで作業して、効率をあげようと言われていたらしいですが、それは間違いだったようです。

なぜなら、人間の脳は元々マルチタスクには向いていないから。
マルチタスクで器用にこなしているように見える人も、脳内では単純にその場その場で脳内のやるべきことを切り替えているだけ
マルチタスクで作業すると、その分切り替えのために脳のリソースを使わなければいけないため、余計効率が悪くなる。
なので、マルチタスクは辞めて、シングルタスクで作業をこなしたほうが結果として効率がよくなる!

最近の自己啓発本では、よく上記のようなことを言っているわけです。

しかし、どうなのかと。
人によってはシングルタスクより、マルチタスクが向いている人もいるんじゃないかと。

ということで、今回はこの、マルチタスクとシングルタスクについて考えてみます。

3歳児から学ぶシングルタスク

僕には3歳の子供がいるのですが、3歳児のシングルタスクは凄まじい。

たとえば、家ではたまに、どうしても息子の相手をできない時の最終手段として、タブレットを使うのですが、このシングルタスク感が凄まじいわけです。

息子は子供用のYouTube動画を見るのが好きなのですが、それを見ているときは、他のことが目に入らない。
どんなに近くで話しかけても、どんなに好きなおかしがあろうとも、じっと黙って動画を見続けるわけです。

正直言うと、そのシングルタスク感を見ると、たまに不安になるときがある。
あまりにも没頭している状態の人間を見ると、たまに怖くなるときがあるじゃないですか。
「…あれ?これやばくね?」
なんていう息子のシングルタスクの没頭力は、親としてやばいことをさせている感じがして、少し不安になります。

とはいえ、このシングルタスクの没頭力は少し学ぶべきことがあるのではないかと思うんです。

シングルタスクで集中できるか?

「マルチタスクを辞めて、シングルタスクで作業しよう!!」

なんて言われて、いざ自分がそれをしようとしてもなかなかうまくいかないことが多いですよね。

たとえば、シングルタスクで行うものの一つに読書があります。
あなたは読書に集中して取り組みことができるでしょうか?
僕はできなかった。
なので2年ほど前に、読書をしようと決意したときは本当に苦労しました。
それまで、マルチタスクが当たり前だった僕にとって、シングルタスクで読書に集中するという行為は思いのほか、辛かったんです。
目が滑る、とか、集中できない、なんてレベルではなく、
「読んでいても他の考えが頭で埋め尽くされてる」
という状態で、全く読書に集中することができなかったんです。

僕がシングルタスクでやる読書に集中できなかったのは、常に頭がマルチタスクで思考するのに慣れていたから。

マルチタスクでの思考は、様々なことを同時に考えることができるようですが、その思考はどれも中途半端になる。

たとえば、極端な話し、僕の以前の思考は、

  • 今やるべき仕事をどうやってこなすか

  • 1時間後の終業後になにをやるか

  • 晩御飯はなにを食べるか

  • 今夜布団でなにをしようか

  • 明日の休みが早くこないかな

  • 来週にやるべき仕事が嫌だ

  • 僕の将来はどうなるのか不安だ

上記のような思考がすべて同時に頭の中を巡っていた。
こんなことを、マルチタスクで常に考えているとどうなるか。

新しい考えが入る余地がなくなるので、何事に対しても、集中できなくなる。
マルチタスクで思考するのは、全くもって生産的ではないというのが僕の結論です。

過集中を使いこなす

シングルタスクで集中する!

というのは僕のような集中力がない人間にとっては、良いことづくめのようにも思えますが、一概にそうとは言えないよう。

あなたは『過集中』という言葉を知っていますか?

過集中とは、

過集中は、注意欠如・多動症(ADHD)や自閉スペクトラム症(ASD)のある子どもによく見られると言われることがあります。

過集中とは、その活動やものに集中したり、没頭したりすることで、「約束を忘れてしまう」「疲れ切ってしまうまで続けてしまう」など、何かしらの困りが生じる状態を示すことばで、症状の名称ではありません。

LITALIKOジュニア

このように過集中は、少し否定的に捉えられることが多いようです。

しかし、この過集中を使いこなすことができれば、成功への道が拓けるのではないか、なんてことを思うわけです。

たとえば、学生が過集中で勉強したり、社会人が仕事に集中したりできれば、その分だけ結果を残すことも可能です。

例として、ホリエモンこと堀江貴文さんはこの過集中を持ち合わせている人ではないかと言われています。
というか、自身の著書に『多動力』なんて本もありますし、もともと多動症持ちなのかもしれない。
ホリエモンさんを例にすれば、過集中を使いこなすことが成功する方法のひとつになるのかな、なんてことを思うんです。


シングルタスクで、過集中を使いこなす。

これがひとつの成功方法になりえるかもしれません。

ということで、僕はまずシングルタスクで、物事をこなすところから始めていきたいと思います!

なにか物事に集中できなくて悩んでいる人は、日常の多くをマルチタスクでこなしているのが原因かもしれません。

ということで、以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございました!

サポートされると、僕が喜びます。僕が喜ぶと、文章のノリがポジティブになります。