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横浜から日帰りで絶景の富士山を見に行く。

「頚椎症性筋萎縮症」の症状改善を目的におこなった「頚椎前方除圧固定術」。術後約2年が経過した。あれだけ悩んだ首の痛みはおかげさまで皆無である。また肩こりや首こりもほぼ気にならない。もはや忘れてしまった。
痛みだけなら手術は基本しない。でも自分は右手の遠位筋に一部筋力低下があり症状悪化防止のためにオペに踏み切った。総合的には「よかった」と思う。

QOL 。

症状改善は70%と言われた。そのとおりだと思っている。100%の症状改善は「頚椎」の場合かなり難しいと感じている。確かに右手は若干気になる程度の動かしにくさ・力の入りずらさは残っている。2年経過してこの状態なので、おそらく「固定」したんだろうと思う。むべなるかな。

先日、手術した病院から術後2年経過の症状確認アンケートと2年経過後の経過観察の病院受診の案内通知が届いた。

稲波脊椎・関節病院からのアンケートの案内

CT画像とレントゲンそして診察の3点セットである。今の状態を率直に主治医に話してみる。おそらく主治医は判断はできないだろうが、今後の症状の進行可否などについて確認してみたい。

さてさてさてさて。。。。

そんな私がようやく標高約800(正確には723)mの大野山に登ることができた。その壮絶な体験談についてnoteしたい。「きつかった」の一言だ。


大野山・頂上から望む「富士山」最高だった。


それは職場の先輩の勧めから始まった

先輩はすぐそばにいる。その道数十年の富士山を愛する先輩だ。そして登山が好きで多くの山を知っている。

そんな先輩がある日「富士山がきれいに見える初心者向けの山を教えてあげる。今週末天気もよいから家族で一緒に登ってみるといいよ。」と声をかえてくれた。

その言葉にやられた。なぜか。

・富士山がきれいに見える。
・初心者向け。
・家族で登れる。
・快晴(らしい)。

もう迷うことはなかった。「行こう」、「登ろう」と即決だった。


初心者向けと侮るなかれ

とある日曜日、早朝。快晴。
朝6時30分に家を出発。高速を利用し大井松田ICで降りて少しいくと山北町臨時駐車場に到着【参考:観光客用臨時駐車場について】。
おそらく早朝9時前であれば満車になることはないだろう。今まで2回行ったけど「ガラガラ」だった。心配ないと思ってよい。

今回は前日にネットで登山ルートについて調べた結果、御殿場線「谷峨駅」から攻めるルートに決定。

山北町臨時駐車場に車を駐車して、御殿場線・「山北駅」から一つ隣駅の「谷峨駅」まで電車で移動した(5分程度乗車)。大人一人190円也。そこから歩く。2時間30分コースだ(のはずだった)。

ここから大野山山頂への登山が始まった

登山客らしき人もちらほら見かけた。が、それにしてもみんな「重装備だな」と思った。自分も含めて家族全員「軽装」(笑)。この時点で大野山をなめていたことに薄々気づきだす(子供はすでに気づいていたようだ)。

さあこれから2時間程度で大野山山頂だと歩き始めること15分。最初は舗装された道だったものの、初登山の子供たちからすると超ハードな坂道が続く過酷な登山道だった。もちろん自分も予想を遥かに超えた「急角度」にやられた。そして極寒だ。軽装だった我々のほとんどは「心が折れた」。無念。THE END.

子供が一言

「帰る」

この時点で家族全員での山頂到達の目標は潰えた。なんとあっけない幕切れか。そしてなんと自分以外の家族全員は谷峨駅から歩いて15分で登山を終えたのだ。自分以外離脱。

初心者コースと侮ることなかれ。皆さんも肝に銘じていただきたい。


山北つぶらの公園からのありえない遭難事件

ここから単独登山が始まった。30分経過してもまだまだ山頂には程遠い。しかしだ。谷峨駅コースの良いところは15分経過後にこんな綺麗な富士山がすぐに見えることだ(家族よ。あと5分頑張れば富士山を拝めたのに)。

谷峨駅コースの魅力は登り始めてすぐに富士山が拝めることだ。

とにかく坂がきつい。想像以上に足にくる。ウォーキングなら、なんともないのに登山となると全く歯が立たない。使う筋肉が違うんだろう。

そんなこんなで歩くこと45分程度か。山北つぶらの公園なるものに到着した。なぜか自分のネット検索の知識ではここから30分程度で頂上につくと勘違いして理解していたのが悲劇のはじまりだった。

用を足すために公園のトイレに行った後、公園から頂上に上る道が通行止めだったので、頂上登頂コースには見向きもせず、なんと結果的に道を間違えてしまったのだ。山北駅方面への下山コース(舗装道)をかなり下ってしまった。

「なんでこんなに下るんだろうか」

疑問に思いまた引き返し公園へ。でも登山道が見当たらない。スマホで調べてもよくわからない。そしてまた下山へ。そんなことを数回続けて無駄に30分から40分時間を浪費してしまった。悔しい。

なんとなんと。下の画像を見てほしい。この真ん中の道が林道コースと呼ばれる山頂へと続く登山道なのだ。登山歴0年の自分にとっては最初は「通行止め(登山者立ち入り禁止)」としか理解できず、立ち入り禁止の看板を無視して進むことは出来なかった。

林道コースを進むと「関係者以外立ち入り禁止」・「黄色黒色の立ち入り禁止の看板」が常備されていた。初心者はもちろんこの先は進めないと理解する。

これから大野山に初めて登る方は忘れないでほしい。山北つぶらの公園からはこの真ん中の林道コースを進むこと。そうすれば頂上に到達できる。

山北つぶらの公園から望む「富士山」公園からでも十分堪能できる。


とにかく想定外の連続

上述のとおり公園から30分程度で頂上と思って登り始め、遭難し、そしてなんと公園から所要時間70分(1時間以上)、標高差320m。そしてここから難所でさらに急傾斜になる本格的な登山となる。そして前日からの雪により冬山登山となる。すべて想定外。

「何が初心者コースだこの野郎!」と心の中で叫んだことは言うまでもない。

林道コースの一部。ほんとに林道。
林道コースも道は整備されている。
犬?鹿?
海もきれいだ。
もちろん富士山も常に見えている。見るのが飽きるくらい。
お決まりの写真。ここまで着くのに何度下山しようと思ったことか(笑)
頂上付近の登山道から。

634mから頂上までも想定外だった。長い長い。まだまだ続くよどこまでも。こんな感じの道がまだまだ続く。先は長い。

頂上少し手前の舗装道。

この舗装道の最後の登山コースを歩くとようやく山頂が見えてくる。最後はこんな感じで平坦な道が続く。

頂上は近い。この道は安堵の道だった。

そしてこの道を歩くと頂上に到達。谷峨駅から約3時間の登山だった。過酷な初心者コースを制覇した感想としては、「しんどい。きつい」である。「情けないな、お前」って感じる人はいいねを押していただければ励みになります。

大野山山頂 732m


でもそこには絶景が広がっていた

きつくてしんどい初心者コース登山だったが、日ごろのくだらないニュースなんてちっぽけなものだと感じてしまうほど素晴らしい絶景がそこには広がっていた。富士山が好きな方は一度登ってみることを薦める。
ただ、なめてはいけない。ハイキングコースではない。間違いなく「登山コース」だ。

大野山山頂から望む「富士山遠景」


帰りも難所

ほんの一息ついてすぐに下山。下山は谷峨駅から山北駅までの電車の本数が少ないことなどを考慮し、山北駅まで歩くコース(行きと別コース)に。
ところがどっこいこれまた2時間30分の単調な舗装された道を進むつまらないコース。東名高速道路の大規模工事に圧倒されながらかなり歩いてようやく山北町臨時駐車場に到着。

東名高速道路建設工事風景(めちゃくちゃ難工事ぽかったです)

帰りの山北駅コースは絶対に勧めない。つまらなさすぎる。ちゃんちゃん。


山北町「さくらカフェ」はおすすめ

登山後は以前にも一度訪れたことがある「さくらカフェ」でランチ。山北駅徒歩3分ほどのところ、山北町臨時駐車場徒歩2分のところにある、古民家カフェである。
大きな犬を飼っていて運がよければ会えるが今回は不在。

さくらカフェ食べログ

手作り感満載の心のこもった料理を堪能できる。とてもおいしいランチを楽しむことができた。コーヒーも挽きたてのようでおいしく登山の疲れも取れたように感じる。

また近くには山北みかんの無人販売所もあり、おいしいみかんを格安で買うことができる。甘くておいしいよ。大きいみかん。美味。


「信玄館」には癒された

前回は、山北町立 中川温泉ぶなの湯に行ったが、今回は、かくれ湯の里「信玄館」に行くことにした。信玄館ホームページ

今話題(?)のアソビューが利用できる(9%割引!!)のもメリット。休日にも関わらずほぼ貸し切り状態。温泉は最高だった。アルカリ性の泉質で風呂上りはヌルヌル感が残る感じで「THE温泉」といった感じ。
浴場では飲めないが入口出たつきあたりにある温泉汲み場から湧き出る源泉は飲用可能!!ぬるかったけど少し硫黄っぽい感じで体がぽかぽかするような素晴らしい温泉水だった。
さすが「飲むおんせん」としてペットボトル販売しているだけあるね。

PS:ぶなの湯の100倍よかったです。

信玄館内にある温泉紹介掲示板
温泉分析表

山北町は横浜からも近く日帰りで遊べる自然溢れる町なのでおすすめです。最後は信玄館で締める。我が家のいきつけの温泉になりそうな予感です。


元気が出るポジティブソング-Pet Shop Boys - Se A Vida E (That's The Way Life Is)-

12年前の名曲だったんだ。アラフォー?アラサー?この曲が流行った時は日本もイケイケだったと思うんだけど。力があったんだと思う。まだ。
円安でインバウンドで来日する外国人はウハウハダロウナ。日本はもはや鴨ですよ。

今週は健康診断がある。例の「玉ねぎパワー」のチカラを再確認・再証明できるのか楽しみである。また報告したい。

がんばれ玉ねぎ。がんばれ自分。
本日も拙いnoteにおつきあいいただきありがとうございました。


番外編・もっと元気になりたい方が聴くポジティブソング‐DAVID FOSTER   I Will Be There With You-

JALは大嫌いだけどこの曲はめちゃくちゃ好き。やっぱり飛行機からの景色は最高だ。


緊急編・政治家をギャフンと言わせる目覚めのソング‐小谷美紗子 見せかけ社会 ‐

デビュー当時に衝撃を受けた小谷美紗子さん。昨今の体たらくな日本、そして日本の政治家に喝を入れているような目覚めの魂に刺さる名曲だと思う。今聞くともっと心に響くのは政治がデビュー当時よりも腐敗しているから。
判断は読者に一任。それでは(やっぱり歌はいいにゃ)。


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