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夏に食べたい! 【冷麺】 は韓国でしか食べられない味!!

海外旅行もいよいよ大々的に解禁&再開ムードとなってまいりました!

私もなんだかんだ言いながら、4月のソウル行きを皮切りに「海外旅行リハビリ期間」に入り、その後あっという間にリハビリが終わりまして笑 5月、6月と連続してソウルに行っております。

このソウルという地は、ワタシが医師になりたてのころから、隙を見つけて年に2~3回、週末弾丸旅行に行っていた場所。いわば「旅するフリーランス女医」の原点ともいえる場所で、今までの渡韓回数は30回近くになります。
医師でソウルに30回近く、ともなると、まだまだ貴重がってもらえるのではないか、ということで、ソウルリピーターだからこそ書ける内容を、どんどん出してまいります。

必見! 他では読めない旅ブロガー女医の「ソウル焼肉事情」では、3年半ぶりに訪れても変わることがなかったと感じた、ソウルの食事情、中でも「焼肉」に関して、お届けいたしました。今回はこの暑い季節に食べたくなる「冷麺」についてお届けいたします。


日本ではまず食べられない!! 韓国の「透明スープ」のこの味…! 

日頃から、「本当においしい韓国料理は韓国でしか味わえない。韓国料理は現地でしか食べない」と豪語し、日本では全く韓国料理を食べない私・えりおですが、
中でも冷麺は韓国料理の中でも日本では再現できていない料理の一つだと思います。

京都の出汁と一緒の感じですね。
透明なスープの味って、その地でしか出せないのですよ。この冷麺がその代表格です。

ちなみに、このスタイル、正確には「물냉면」​​(ムルレンミョン・水冷麺)と言い、北朝鮮の平壌発祥のもので「平壌冷麺」とも呼ばれます。

冷麺にはもう一つ、コチュジャン・酢・ごま油・砂糖などを合わせた辛いヤンニョムで麺を和えた「汁なし坦々麺」的な!? 食べる際によくかき混ぜるタイプの「비빔냉면」(ビビンネンミョン)というスタイルもございます。

あと、釜山独自の「밀면(ミルミョン)」なんてのもあります。

盛岡冷麺と別府冷麺は、日本で独自に派生したご当地メニューとなります。

こちらでは水冷麺をメインにお話ししますね。(単に私がそっちの方が好みだから、とも言う笑)


「水冷麺」の食べ方

コシの強い麺が使われている水冷麺、一本一本がかなり長めに作られており、食べる前にハサミで切って食べやすい長さにします。(韓国料理、ハサミ登場率高めです笑)

お店の方が切ってくれることもありますが、ハサミがテーブルにセットされており、自分で切らなければならないお店もあります。

「麺のコシを楽しみたい」「ハサミで切るのは縁起がよくない」ということからそのまま食べる方もいます。


冷麺屋さんでは、冷麺をオーダーすると酢やカラシ・キムチが一緒に提供されるのが一般的で、薬味で自分好みに味付けをする、というのも特徴の一つです。

後にご紹介します、韓国一の冷麺の名店といわれる「乙密台(ウルミルデ)」で出される冷麺トッピング一式がこちらです。辛め仕様の白菜キムチと酸っぱい大根キムチ、両方それぞれ大事です。


私はまず、何も入れずに味わい、徐々に「味変」していく派です。

名店の冷麺スープって、無駄に味が濃くない。

薄味すぎて、って文句言う人がいるけど、それ、日ごろ辛い火鍋を食べすぎて、日本の出汁の繊細な味がわからない、って言っているどこぞの国の人と同じ発想じゃないかと。
薄いながらも、そのお店の味がしっかり、繊細に出ているのが、名店の冷麺。そのまま味わうもよし。そこに薬味で「自分好みの味」にしていくのも良し、なのです。


ソウルの名店2選

을밀대 乙密台(ウルミルデ)

韓国一美味しいといわれる冷麺の有名店です。ここまでにご紹介したお写真(釜山のミルミョン以外)は、すべてこのお店のものでした。


代表的なメニューが、
물냉면 水冷麺(ムルネンミョン) 15000ウォン
녹두전 緑豆チヂミ(ヌドゥジョン) 12000ウォン

なので、これは、ペアでのオーダー、必須ですね。ラーメンと餃子みたいな感じ!? どちらも、欠かせません。オーダーするいなや、早速トッピングが運ばれてきて、緑豆チヂミ→水冷麺の順に運ばれてきます。早いです!

スープに氷がパラパラ入っているのがたまらないです。朝鮮戦争の時、南側に渡った先代が、平壌(ピョンヤン)の味を忠実に再現したものなんだそうです!​​
冷麺って、手間ひまかけていかに透明スープに味のエッセンスを凝縮させるか、がポイントなわけですが、ここのスープは一口飲めば相当こだわって作りこんでるのがわかります。

 
ちなみに、チヂミっていうのは和製韓国語の極みのようなので、韓国ではまず聞きません。전=ジョン、しかも日本の「オ」の発音じゃなくて、韓国特有の、「ア」の口をして言う「オ」です。


우래옥 又来屋(ウレオク)

プルコギと平壌冷麺の老舗中の老舗なのですが、学生の時か、研修医の時以来!?の再訪問をこの6月に果たしました。
平日でも地元の方&観光客ともに訪れ、大行列ができるお店となっており​​ます。

整理券を出して(機械は日本語対応あります)、近くでぶらぶらしてから戻ってきます。韓国の携帯&カカオトークに通知、とあるのですが、(韓国はLINEよりカカオトークが主流)、カカオトークなしでも整理番号はもらえます。が、整理券が出ないので、番号をメモるか覚えて行かないとダメなやつです。

代表的なメニューが、
プルコギ150g 37000ウォン
カルビ180g 53000ウォン
平壌冷麺 16000ウォン
(全て1人前あたり)

夏でしたからね! 冷麺だけ、食べている方もいらっしゃいました。

味変しながら楽しみました!

どうでもいい話ですが、2021年に大ヒットした韓国ドラマ『ヴィンチェンツォ』の聖地!?でもある「クムガプラザ」、このお店からすぐ近くなので、ドラマファンの方は待ち時間に行かれてみてはいかがでしょうか。



知らぬと大損!? 韓国食事情

いかがでしたでしょうか。

焼肉のみならず、冷麺も、日本で食べられるじゃん、ってスルーしてしまったり、食べ方を知らぬと「なんか味が薄かった」という感想だけで終わってしまったりすることのないよう、ここで情報を得ておいてください。

今年あと3~4回くらい韓国(ソウル・釜山)に行くことになりそうですので、その際は順次、この場でアップデートしてまいります。
今後の記事をぜひお楽しみに!


<関連サイト>

必見! 他では読めない旅ブロガー女医の「ソウル焼肉事情」


<参考サイト>

【韓国】ソウルや釜山でグルメするなら知っておきたい!ワンポイント豆知識

【ソウル】《乙密台 ウルミルデ 本店》韓国一の冷麺と緑豆チヂミが絶品!
【ソウル】《又来屋 ウレオク》プルコギと平壌冷麺の老舗中の老舗へ20年ぶり!?の訪問



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