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英語やめました

日本って、島国なので、
外国にコンプレックスみたいな、変なアコガレみたいなのありますよね。

海外旅行したい人、海外に住みたい願望な人もやたらいるし。

中にも英語や英会話に対するそれは特に顕著。

そんな中、
私、もうだいぶ前に

英語、やめました

小学生の時アメリカに住む機会があったり、
学生時代いろいろやってみて、
ありがたくもTOEIC850点相当の英語力もついたわけなのですが、

別に外国人と心を割って話せるレベルでもないし、
ましてや、ビジネスなぞ、到底できるレベルにございません。

が、

それ以上突き詰めるのは、もういいや、ってなりました。

何故か?

これ以上英語を磨かなくても旅行先で全く困らないので。

もはや英語は旅先で困らない程度にできればいいや、と割り切っており、それ以上突き詰めておりません。

何年、何十年外国に住もうが、
外国において日本人なんてのはいつまでたっても外国人であり、マイノリティでしかない

日本で、日本人の顔して、日本語で会話ができる、
これホントに幸せなことなのです。

これは毎回、旅行から帰って実感する幸福感の一つ。

そんな英語より、今は、第3外国語に相当する韓国語学習の方がモチベーションが高いかもww
最もこちらも、今の英語の実力と均衡してきたら、それ以上の学びはやめるかも、しれません。


もう一つ、

世界の共通語は「英語」であるという考えは英語圏の奢りでしかないんじゃないかと思うので

英語圏以外に旅するようになって、これを実感するようになりました。

韓国、台湾、ロシア、フランス、そして日本もでしょ、

英語なんて、ホテルのフロントで、最低限のやり取りだけ。
街中で英語、普通に通じませんよww

欧米でも英語で話しかけると困った顔する人、いますからww

ロシアなんて、キリル文字読めないと、もう終了です。

よく考えたら当たり前の話です。
旅先とはいえ、現地の方は現地の言葉で、現地の習慣で平穏に暮らしているんですよ。得体の知れない人間はこちらの方。
挨拶くらい、現地の言葉でするべきでしょう。


そこで私も考えを変えました。


この日本で、日本語で会話をできるありがたみを見直すことにしよう、と。

日本での診療においても、外国人の受診、増えておりますが、

日本語を話せない方、日本語の通訳の同伴がない方の診療は原則お断りさせていただいています

細かいニュアンスは、やはり英語だと難しい、という表向きの理由と、

ほんとの理由は、

外国で「日本語」は使ってもらえない、ならば何故日本で外国語を使用する必要があるの?

と思うからです。

逆の立場になってみてください。外国で、日本語で細やかな診察してくれます?

アジア圏ならまだしも、英米圏なんて皆無じゃないですか?

だったら何故、私が日本で、日本の医師免許で、日本の医療保険制度をベースに診察をするのに、外国語を使わなければならないんですか?


そもそも日本語がちゃんと使える人間というのがどのくらいいるもんだか

言語というのはあくまで「手段」ですから、
それをどう操るかが重要なわけですが、
日本の中だけでもあれだけ「コミュニケーションスキル」話題になりますよね。「コミュ障」なんて言葉もあります。

「伝え方が9割」

日々実感しています。

母国語の日本語すら、適切に操れる人間は決して多いとは言えないわけですよ。

なので私は
日本語でのコミュニケーション
日本語の文章
これをとことん突き詰めると決めたのです。

まずは日本語の、細かいニュアンスをうまく操りながら、患者さんとコミュニケーションをする。

私はこれだけでもうすでに「お腹いっぱい」です。

患者さんと、だけでなく、看護師さん、医療事務さん、
たくさんの方々のお力で医療というのは回っております。

日本語で、彼らときちんとコミュニケーションをとる、そこをきちんとできる医師がどれほどいるもんだか。

日本語をきちんと操ることに終始するだけで、私はじゅうぶん

そう決めましたので、
外国語を極めるのは、やめました。
旅に困らない程度でじゅうぶん。

英語にしろ韓国語にしろ、やたら一つの言語を突き詰めるより、
旅先の言語での「こんにちは」「どうもありがとう」、各国のこれだけでも覚える方がよほど大事だと考えるに至りました。


特に「海外に移住したい」願望もナシ

フリーランスになって、旅する女医をはじめて、
コロナが出てくるまで、
海外旅行の機会は圧倒的に増えてました。

ブログを始めて、ワーホリ、結婚などを機に海外に出る方との交流も増えてきてます。

なのですが、私は小学生の時ではあったものの、もうすでにアメリカに1年住んだ経験があるので、
旅や、海外住みの経験を聞けば聞くほど、海外に住みたいという気持ちが減り、
むしろ逆に日本の、東京の、良さやありがたさを実感する機会は爆増するのです。

今のところ1年以上海外に住みたいという欲は全く起きてきません。

他を知ってこそ、自分の持っているものの良さがわかってくるばかりでございます。

医者をやめてコラムニストとして、ノマドワークのみで食べていけるようになれば、
日本の自宅はそのままにして、
飛鳥IIの世界一周や、ハワイ、クアラルンプールの高級レジデンスに3ヶ月くらい滞在する

というのはやってみてたいかな、とは思っていますけどね。

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