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北朝鮮・南浦が外貨不足で大ピンチ 直接誘致を始めるも(2)

自力更生で外貨を稼ぐことを求められる地方都市

台風8号の直撃を受けた平壌の外港「南浦」が外貨が稼げなくてピンチに陥っている。

現在、北朝鮮の各地方都市は自立更生の精神で自分たちで外貨を稼ぐことを求められている。

北朝鮮は観光なりで訪れる外国人たちが落とす外貨が貴重な収入となっている。

しかし、旅行会社を通して外貨を獲得できる都市は原則的に入国した都市となる。

つまり、平壌から入国扱いとなれば、平壌がほぼすべての旅行費用=外貨を獲得することになる。

平壌の旅行会社の案内で南浦や開城、元山を訪れても各ローカル旅行会社は外貨が獲得できないという仕組みだからだ。

第2の鴻祥集団で制裁を恐れる中国企業

そこで、外貨不足に悩む南浦は中国の船舶会社へ働きかけて、かつて貨物航路があった大連や天津からの旅客船誘致をしている。

船舶会社から旅客船を借り受けて天津から旅客船を南浦へ入れて観光、滞在すれば外貨は平壌へ持っていかれることなく南浦の旅行会社=南浦が外貨を獲得することができるからだ。

しかし、中国企業の反応は渋い。

中国企業は第2の鴻祥集団になることを恐れているからだ。

鴻祥集団の代表だった馬暁紅は拘束から4年経った現在も釈放されたという報道がない。

加えて、馬暁紅がアメリカの独自制裁を受けた4年前よりもアメリカの対中姿勢は強硬化しているならなおさらだろう。

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https://www.koreaworldtimes.com/topics/news/7764/

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