此瀬 朔真
小説家・此瀬 朔真によるよしなしごと。創作とか日常とか、派手ではないけれど嘘もない、正直な話。流行に乗ることは必要ではなく、大事なのは誠実であること。週に一度更新予定。
とある小説家がイベントに向けて書いている日記。
思ったことを書き留めておく場所。
読んだ本の感想。感想を書く練習の場。
此瀬です。お世話になっております。 新刊ができました。 二〇二四年六月十六日、岩手へ参ります。 イベント詳細開催日時:2024 年 6 月 16 日(日)11:00〜16:00(最終入場15:55) 会場:岩手県産業会館(サンビル) 7F 大ホール アクセス:JR盛岡駅下車徒歩15〜20分 当日はブース【C-28】でお待ちしております。 詳細: 文学フリマ岩手9 – 2024/6/16(日) | 文学フリマ 出品物一覧(おしながき)※すべてお一人さま一冊のみ
六月五日 新刊が届いた。 段ボール箱にぴっちり入っていて取り出すのに苦労した。開封直後に傷をつけたらおしまいである。冊数を数えると少しおまけしてくれていた。ありがたく頂戴する。見本誌に回そうと思う。 今は段ボールに直接冊数を書き込んでいる。本を出し入れするたびに追記する方式だ。結局これが一番確実という結論に至った。あちこちにメモする癖があるため、何をどこに書いたか忘れて困るということを何度も繰り返してさすがに懲りた。多少雑でも絶対に散逸しない方法が一番だと思ってい
月浜定点観測所記録集代表の此瀬 朔真です。 『月浜定点観測所記録集』シリーズをはじめとした当サークルの作品につきまして、取り扱いのガイドラインを以下にまとめます。 二次創作・AI 学習への利用感想・購入報告・ファンアート ご感想、購入報告はご自由に投稿ください。 なお、作品の展開予想および一切のファンアートは ご遠慮ください。 匿名メッセージ マシュマロ 感想フォーム 以上です。よろしくお願いいたします。 月浜定点観測所 此瀬 朔真
六月一日と二日のことをまとめて。 六月一日 BGM 代わりにつけていたテレビで旧ソ連の国を巡るドキュメンタリーが放送され、つい見入ってしまう。 テーマがテーマだけに当然楽しい内容ではなかった。 ドキュメンタリーのあとには大河ドラマの再放送が流れ、続けてこちらも観る。 かけ離れた内容のふたつのテレビ番組を通して思ったのは、思惑や野望や欲望、すなわちひとつの理想を抱き、その実現のために行動するのはヒトという生き物の普遍の性質らしいということだ。 そしてもうひとつ、
イベント開催二週間前にして制作日記をつけることにした。 理由はない。やりたいからやろうと思っただけだ。それくらい私の人生は自由にできている。 本が届いた。 五年前に初めて書いた本だ。今見返すと色々と未熟なところがある。けれどもそれも含めて、大事な本には違いない。 これを三回刷って全部売るのが長年の夢だった。今年ついに叶えに行く。 今年の新刊も既に入稿している。再来週には届く予定だ。もうしばらく心配な日々が続く。 朝、雨が降っていたのでベランダに踏み台を出
ヘッダ画像: Fathromi Ramdlon @ Pixabay
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ヘッダ画像: Laura Lake @ Pixabay 前書き 以下の文章は、スマートフォンの音声入力機能を用いて作成した初稿に対し、それに最低限の修正を加えたものである。 いわば、人の思考がどれだけまっすぐではないかを実験した結果だ。 よって、文法や執筆上の各種ルールを平気で破っているし、そもそも決して読んでいて愉快な文章ではないと筆者自身が感じている。 しかし、一人の書き手としてこれをあえてインターネット上に(無料で)公開することに決めた。 書くことは
みんなのフォトギャラリーでもブロック・ミュート機能を実装してほしいです。 どうしても苦手な画風の絵を大量に投稿しているユーザさんがいるので、せめて目に入らないようにしたいです。
ヘッダ画像: by Pexels from Pixabay 私は書店が好きだ。図書館も好きだ。 なぜかというと、そこにはたくさん本があるからだ。 ぐるり見渡した景色のすべてに本がある。どこを見ても本がある。 たくさん本がある、それだけで私は嬉しくなる。 あまりに嬉しいものだから、自然と部屋も本だらけになる。 片付かない、読むのが追いつかない、困った困った、と口にするだけで、本当は嬉しくて仕方がない。私の部屋の本棚にも床にも机にも枕元にも本がある。それが嬉しく
ヘッダ写真: Pexels による Pixabay からの画像 【注意】 能登半島地震・東日本大震災に関する記述があります。 今年の元日に発生した災害に際して、SNS にデマが溢れた。 いわく、家が崩壊して圧し潰されて逃げられない。すさまじい津波が到達した。募金を集めているのでこのリンクにアクセスしてほしい。 彼らが何を求めて虚偽の投稿をしたか、実を言うと私はその点に関する興味をほとんど持っていない。 私が注目しているのは、デマを目にした一般の人々の反応だ。
思い出話。安全のため一部の内容を改変。 昔、とある作家集団の活動を追っていたことがある。 ただし彼らは、当初自分たちを「作家」と名乗ってはいなかった。
まえがき 書籍、とりわけ文庫本には大抵解説というテキストが本文のあとに収録されている。 解説は様々な人が書いている。大体は(あらゆるジャンルの)作家だけど、評論家だったり漫画家だったり音楽家だったりする。 最近読んだ本では、歌集の解説をある漫画家が書いていた。画風と同じ硬質で透明感のある文章で引き込まれたのを記憶している。 本題に戻る。 解説と言うからには、本文の内容に対する補足や説明、付記であるのが相場だと思うけれども、どうも内容は決まっているわけではないらし
コンタクトレンズを外してベッドに横たわり、部屋の灯りを落とす。 点けたままのテレビの光に手をかざす。手のシルエットがぼんやりと見える。
今回は思い出話。
普段こういう記事は書かないけれども、今月は内容の濃い日々を過ごしたので備忘録を残しておくことにする。 一月に起きた衝撃的な出来事たちを引きずりつつ、原稿を進めようとしていた矢先に体調を崩した。咳と発熱で結局一週間ほど寝込んだ。 だんだん動けるようになったところで、今度は精神が変調をきたした。実を言うとこの時期の記憶があまりない。Twitter(X)には頻繁に投稿していたようだけれど、書くことで多少なりとも安定を図ろうとしていたのだと思う。 ちなみにこの記事のヘッ