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制作日記その二

 六月一日と二日のことをまとめて。


六月一日

 BGM 代わりにつけていたテレビで旧ソ連の国を巡るドキュメンタリーが放送され、つい見入ってしまう。
 テーマがテーマだけに当然楽しい内容ではなかった。
 ドキュメンタリーのあとには大河ドラマの再放送が流れ、続けてこちらも観る。
 かけ離れた内容のふたつのテレビ番組を通して思ったのは、思惑や野望や欲望、すなわちひとつの理想を抱き、その実現のために行動するのはヒトという生き物の普遍の性質らしいということだ。
 そしてもうひとつ、歴史を勉強するのは大切だということ。
 なぜなら、ヒトの行動の結果何が起こったかは歴史が示しているからだ。

 私の理想は書きたいものを書き続けることだが、その実現のためには世界の動向や自身の感情を誤魔化さず見つめて記録する行為も必要だと思う。
 私は人や物事に対して冷たい評価を下しがちで、それすらも記録の対象となる。起こった事柄と、それに対する私の解釈や評価はどちらも記録として等価だ。そこに善悪や優劣を差し挟む余地はない。

 月浜定点観測所とはよく言ったものだ。私は私の理想のために邁進しようと思う。


六月二日

 低気圧に首根っこを掴まれ、ひたすら臥せっていた一日へのわずかな抵抗がこの文章だ。
 少しだけベランダに出て外を眺め、今後イベントに向けてやるべきことを整理し、気晴らしにマインクラフトを起動して灯台を建て、あとは眠っていた。今も軽い頭痛がしている。
 明日からはいよいよ忙しくなる。今は少し憂鬱だ。今夜眠って起きたら、気持ちが上向きになっていることを願う。


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 今月の十六日(日)に盛岡でイベントに出ます。
 詳細は以下の記事から。

 お会いしましょう。