konitar

日本のブロックLaQで錯視のオブジェクトやランプシェードなど色々作ったりしています。 …

konitar

日本のブロックLaQで錯視のオブジェクトやランプシェードなど色々作ったりしています。 https://twitter.com/konitar

マガジン

最近の記事

猫のオブジェ(ブロックLaQでつくる)

LaQ(ラキュー)ブロックで猫のオブジェをシリーズでつくりました。 要素をかなり絞った線によりシルエット的に姿が浮かび上がる造形にしています。 LaQ(ラキュー)というブロックは平面でできたパーツをつないでいくものです。しなりやねじれも許容する柔軟性があり、他のブロックではあまり見ることができないしなやかな曲線・曲面も作ることができます(座る黒猫の背中のカーブや丸くなる黒猫の丸まった背は、しなりにより生まれています) そのため、しなやかな猫の姿を表現することができました。

    • エッシャー風トカゲのテセレーションをLaQブロックで作る

      エッシャーが描いた、有名なトカゲのテセレーションがあります。 LaQという平面をつなぐブロックを使ってそのトカゲをイメージしたテセレーションを作ってみました。 その① 小さな三角形を組み合わせてできる大きな六角形を基本の形とします。まずこの六角形は敷き詰められます。 そこから一部分を角を中心に回転させて移動してできる形も敷き詰められる形になっています。 このルールで形を変えていくことで、より複雑で敷き詰められる形ができます。 その② 一つ目は比較的整った、対称的

      • 猫のテセレーションのランプシェード

        猫の形をしたテセレーション(同じ形での敷き詰め)を使ったランプシェードです。LaQ(ラキュー)という平面を組み合わせるブロックで作っています。 LaQというブロックは平面をつなげていくもので、テセレーションを作るのには向いています。また、面をつなげていく仕組みなので、広い面を比較的丈夫に安定して軽く作れて、ランプシェードのようなものを作りやすくなっています。 猫のテセレーションの作り方についてはこちらに少し詳しく書いてます。 LaQで作ったランプシェードはこちらにも書い

        • LaQで作る簡単な猫のテセレーション

          6月17日はエッシャーの誕生日。エッシャーが探求していた同じ形で敷き詰めるテセレーション。それにちなんで6月17日は「世界テセレーションの日」だそう。 そこでLaQで猫のテセレーションを作りました。 LaQを並び替えればテセレーションを比較的簡単に作れます。今回その方法で猫のテセレーションができました。 基本的な形で敷き詰められている時、その一部を凹ませて、反対を同じだけ飛び出させる。そうするとバランスが取れて同じように敷き詰められます。 それを応用すると、少し複雑な形

        猫のオブジェ(ブロックLaQでつくる)

        マガジン

        • LaQ
          18本

        記事

          LaQによるテンセグリティ構造のオブジェ

          LaQというブロックで作ったテンセグリティ構造のオブジェです。 テンセグリティ構造とは張力が釣り合いバランスを取ることで構造として固定されるものです。その結果、空中に浮いているように見えるものを作ることができます。 LaQというのは平面をつないでいく一種のブロックです。ブロックなので「数を合わせて正確なサイズで作る」「挟み込んで糸を固定する」ということがしやすく、比較的簡単にテンセグリティ構造を作ることができます。 もともとは以下の作品から発想を得ました。今回ブロックで作

          LaQによるテンセグリティ構造のオブジェ

          ブロックでつくるランプシェード

          ブロックで色々なランプシェードを作ってみました。ブロックなら手軽にいろんな形を作って試すことができます。好きな造形のオブジェクトを部屋のインテリアにする・・・。3Dプリンターには遠く及びませんが、簡単なことならブロックでできます。試しては作り変えるということも遠慮なくできます。 使っているのはLEGO 系のものとはだいぶ違うLaQ(ラキュー)というブロックです。LaQは平面をパチンパチンとはめてつなげていく仕組みのブロックで、面や帯を作るのに適しています。上から吊るしても抜け

          ブロックでつくるランプシェード

          【作り方】鏡を使った錯視をブロックで作る(右を向きたがる矢印 LaQ版)

          鏡を使った錯視物体をこれまでいくつか作りました。おうち時間がまだまだ長くなりそうな中、楽しく過ごせるネタの一つになればと思い、その中でも作りやすくて特徴的な「右を向きたがる矢印 LaQ版」の作り方と仕組みの説明を公開します。 出来るもの使うパーツ 黒ばっかりで見にくいですが・・・。シンプルな材料です。黒のパーツがメインの矢印部分です。回転させる部分にタイヤパーツを使っています。グレーは台座の部分です。 組み立て 軸となる部分、矢印の矢になる部分、台座部分を組み立てます

          【作り方】鏡を使った錯視をブロックで作る(右を向きたがる矢印 LaQ版)

          Fear/恐れ と Hope/希望

          FEAR(恐れ)という文字。鏡を通してみるとHOPE(希望)に。 世界的に大変なこんな時、冷静に恐れつつ、その先の希望を見つめていたいと思うのです。 このオブジェクトはLaQというブロックでつくりました。LaQは平面を組み合わせることができます。視点によって違う形になるように組み立てることで鏡越しの別の文字に見えるようにできます。 物事は見方によって変わる。見方次第で恐れも希望も現れる、ともいえます。 どうか。希望を持って過ごしましょう。

          Fear/恐れ と Hope/希望

          HATEとLOVE

          HATEという文字。でも鏡を通してみるとLOVEに見える。 LaQというブロックで作りました。LaQは平面のブロックをつなげて物体を作ることができます。平面を簡単につなげていけるのは他のブロックにはなかなかない特徴です。以前まとめたものがこのページです。 つなげるためのパーツにはいくつか種類があります。180度(つまり普通につなぐ)、90度に加えて、120度の角度でつなぐものがあります。この120度というパーツがあることで、さらに複雑な面の形、曲面を作ることができるように

          HATEとLOVE

          「右を向きたがる矢印」をブロック(LaQ)で作る

          回転させても同じ方向を向く矢印をLaQというブロックでつくりました。 明治大学の杉原教授による「右を向きたがる矢印」に触発されて作った物です。 教授の作品は「人が立体の切り口を平面と認識しようとする」という高度な錯覚を利用したものですが、こちらはもっと単純で「シルエット的にそう見える」というものです。 さらに向こう側に鏡を置いて鏡越しに見ると反対に左を向きます。回転させても同じ向きです。 原理的にはとても単純です。平面を正面から見ると広く見える、横からみると狭く見える、

          「右を向きたがる矢印」をブロック(LaQ)で作る

          硬いブロックでやわらかな構造

          LaQという一種のブロックがあります。プラスチックでできていて、パチパチとめていく、基本的に硬いものです。しかし、平面を螺旋状につないで一種のバネと同じ構造にすることで、柔らかさを実現できます。 その構造を利用して、一見固そうなのに、ふにゃふにゃする顔を作ってみました。 見た目は直方体でありながら、手の上で揺らしてプルプルと動くくらい柔軟です。 同様の構造で作った「あ」と「ら」。 一文字といえば、なんとなくやっぱり「あ」。最初に習う文字でありながら、最も複雑なひらがな

          硬いブロックでやわらかな構造

          見る方向によって1から6までの数字に見える物体

          前から見ると「1」、横から見ると「2」に見えるような物をLaQでふと作り出してみた。2方向から別の形に見えるというのは簡単です。そこまでくると、もう一方向足して、上から見ると「3」に見えるようにするのも簡単。 続きもできないか?「2」と「5」は表裏の関係にあることはわかります。「1」と「4」については「1」の形を少し工夫すれば表裏で表せるというのにも気づけました。 そうするとあとは「3」の裏に「6」を実現できれば、1から6までが表せることになります。でも基本的に無理がある

          見る方向によって1から6までの数字に見える物体

          子供と見るMV②

          休みが続くと、子供とMVを見る機会が出てくる。 自分も子供も好きなものはなかなかない。備忘を兼ねて脈絡は特にないけど集めてみた。 (今回2回目。1回目: 子供と見るMV) Wintergatan - Marble Machine子供たちはこの手のものを「ピタゴラスイッチ」って一括りにしてるけど、沢山の玉が転がって仕掛けと連動して動く仕組みは「マーブルマシン」という。このMVはマーブルマシンの楽器で最高に素敵なもの。2000個の玉が演奏をになってる。手動の切り替えのガシャコン

          子供と見るMV②

          子供と見るMV

          自分が好きなMV(Music Video)を見てると子供が「つまんない・・・」ってなることが結構ある。子供は子供向けの曲が好きで。そんな中、僕が好きなものの中で子供も好きなものもあって。それだと一緒になってみれるから嬉しい。人によって違うだろうけど、我が家での最近子供と見るMVはこんな感じ。 X-Press2 "Witch Tai To"自分としてとても好きな曲とMV。音楽を手渡して繋がっていたあの頃を思い出す。子供達はカセットテープはよくわかってないけど、テープがしゃべる

          子供と見るMV

          LaQはLEGOに並ぶブロックかもしれない。

          LaQ(ラキュー)というブロックがあります。 知育ブロックなどのカテゴリに含まれることも多いようなのですが、そういうカテゴリの枠組みを超えて、とても素晴らしく、レゴに並ぶくらいみんなが遊ぶものになってもおかしくないブロックだと真剣に思います。 メビウスの輪ができるブロック こんな複雑な曲面でも基本の十数パーツで作ることができます。これは他のブロックではなかなかできない。 面をつなげていく仕組みLaQはパーツが面でできています。面と面をつなげていく。角度をついた接合

          LaQはLEGOに並ぶブロックかもしれない。