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【作り方】鏡を使った錯視をブロックで作る(右を向きたがる矢印 LaQ版)

鏡を使った錯視物体をこれまでいくつか作りました。おうち時間がまだまだ長くなりそうな中、楽しく過ごせるネタの一つになればと思い、その中でも作りやすくて特徴的な「右を向きたがる矢印 LaQ版」の作り方と仕組みの説明を公開します。

出来るもの

使うパーツ

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黒ばっかりで見にくいですが・・・。シンプルな材料です。黒のパーツがメインの矢印部分です。回転させる部分にタイヤパーツを使っています。グレーは台座の部分です。

組み立て

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軸となる部分、矢印の矢になる部分、台座部分を組み立てます。矢印の矢の部分についているNo.5 の向き(裏表)が左右で逆になっています。

次に片方の矢の部分(右側)を軸部分に付けます。

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矢印の見た目になります。

No.5 で繋ぐことで、軸部分に対して矢の部分の角度がついていることがポイントです。

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矢の先端方向から見てこの様になっています。

矢印の反対側(左側)も付けます。

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角度のつき方が右と左で反対(互い違い)になっています。

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互い違いになった矢印部分を残りのパーツで繋ぎます。

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台座は少し無理やりですが、基本的なボックスに一枚追加で詰め込んで、タイヤをグッと押し込みます。少し不安定ですがコンパクトにするためにこの方法にしています。

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出来上がり

矢印部分が入れ違いに斜めになっていることで、斜めから見ると矢印になります。回しても同じ方向を向いている様に見えます。

仕組み

右を向きたがる矢印 構造2

斜めから見下ろす角度に対してせまく見える形は、水平に回転させると広く見える向きになります。互い違いに組み合わせることで矢印の広く見えた部分は回転させるとせまく見える向きになり、せまかった部分は回転後広く見える向きに変わります。

鏡に写すと、反対の方向から見ることになるのでせまい部分と広い部分が反転して見えることになります。コツとして鏡を少し傾けるといいです(見下ろす角度を揃えるため) 図では非常に近くからみていますが、実際にはもっと遠い距離から見ることになります。その場合、鏡の傾きはもっと小さくても問題ありません(極端に言えば傾けなくても概ね大丈夫でしょう)

おわりに

単純な構造なので応用はしやすいです。LaQがあれば気軽に試行錯誤して再現できます。色々試してみて面白いものができたらぜひ教えてください。

関連

右を向きたがる矢印 LaQ版について

同じ構造を応用したもの。


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