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ユーキャンの流行語大賞は信用できない?私が思う2023年の流行語とは、そして流行語大賞のあり方

私は、耳が聞こえない人のみが通う筑波技術大学の元学生で、現在は放送大学の耳が聞こえない近藤  史一です。 今回は、ユーキャンの流行語大賞について、私の見解を述べたいと思います。

結論


結論から言えば、ユーキャンの流行語大賞は、アンケートではなく一部の人たちが密室で決めているだけのものだから信憑性がないし信用しない方が良いと私は思っています。きちんとアンケートを取って尚且つそれを統計学的に処理されたものしか信用できないと私は考えます。2023/11/02に発表された今年の流行語大賞に「ひき肉です」がノミネートされたことだけはすごく賞賛します。個人的には、2023年の流行語はTikTokやYouTubeで爆発的に流行った「ひき肉です」はもちろん「なぁぜなぁぜ」「チュニドラ」「令和の米騒動」だと思っています。

では、詳しく見ていきましょう。

ユーキャンの流行語大賞とは


まず、ユーキャンの流行語大賞とは何かというと、「現代用語の基礎知識」という辞書を出版している自由国民社という会社が主催しているものです。毎年、その年に話題になった新語や流行語を選考委員会が選んで、トップ10と年間大賞を発表しています。

ユーキャンの流行語大賞に対する疑問点


しかし、この選考委員会というのが問題なのです。この委員会は、自由国民社が独自に選んだ文化人やジャーナリストなど約10人で構成されており、一般人の意見やデータは一切反映されていません。つまり、この流行語大賞は、あくまで選考委員会の主観や好みによって決められているものなのです。

これでは、本当にその年に流行した言葉や社会現象を反映していると言えるでしょうか?私は言えないと思います。実際に、過去には「トリプルスリー」「タコさんウインナー」「おハーブですわ」など、本当に流行っていると言えるのかという言葉が選ばれていることもありました。

ユーキャンの流行語大賞のあるべき姿


私は、流行語大賞というものは、その年に多くの人が使ったり感じたりした言葉や現象を客観的に評価するものであるべきだと思います。そのためには、ネット流行語大賞のようにアンケートやSNSなどで広く一般人の声を集めて、それを統計学的に分析してランキング化する必要があります。そうすれば、より正確で公平な流行語大賞が作れると私は信じています。

ユーキャンの流行語大賞を見て嬉しかったこと


さて、ここからは私個人の意見ですが、2023年の流行語大賞に「ひき肉です」がノミネートされたことは素直に嬉しいです。「ひき肉です」という言葉は、6人組中学生YouTuber「ちょんまげ小僧」のメンバー「ひき肉」さんが自己紹介で言ったフレーズです。このフレーズは、独特なイントネーションと動作が相まって、TikTokやYouTubeで大流行しました。私もよくひき肉ですのポーズとかするし、何度も見て笑いましたし、周りの人も真似していました。みた瞬間に、これは今年の流行語にノミネートされるだろうという自信がありました。

この「ひき肉です」は、まさに2023年を代表する言葉だと思います。なぜなら、この言葉は、SNSや動画サイトという新しいメディアを通じて、若者を中心に広まったからです。2023年は、新型コロナウイルスの影響で外出や交流が制限されたのが本格的に解除された年でしたが、夏休みの記念に、作った動画が大バズりして動画の面白さや中学生らしい純真さから150万人を超える異例のチャンネルとなりました。この登録者数は、並のユーチューバーよりも登録者数が多いことです。そこで生まれた「ひき肉です」は、その年の空気感やムードを表していると私は感じます。高齢化社会と言われていますが、未来ある子供たちから勇気と希望を与えてくれました。

自分が考える今年の流行語とは?


もちろん、「ひき肉です」だけではありません。私は、「なぁぜなぁぜ」「チュニドラ」「令和の米騒動」という言葉も2023年の流行語だと思っています。「なぁぜなぁぜ」という言葉は、YouTuber「桃園ありさ」さんがTikTokで投稿した動画で使ったフレーズです。このフレーズは、「なぁになぁに」というアイドルグループ「FRUITS ZIPPER」の楽曲「ハピチョコ」から引用したもので、日常の疑問や不満をウザ可愛く表現するものです。このフレーズもSNSで大流行しましたし、私も友人や家族にこの言葉をよく使います。聴覚障害を持つ難聴うさぎさんも色々な動画でなぁぜなぁぜを使っています。

「チュニドラ」という言葉は、プロ野球チーム「中日ドラゴンズ」の蔑称です。この言葉は、2023年7月に野球実況スレッドのタイトルを暗号化するために使われたものが始まりで、「中日」を「チュニジア」に置き換えたものが変化したものです。この言葉は、中日ドラゴンズの低迷や不祥事を揶揄する意味合いで使われることが多く、野球ファンの間で広く知られるようになりました。

「令和の米騒動」という言葉は、同じく中日ドラゴンズの立浪和義監督が選手食堂で白米の提供を禁止した事件を指す言葉です。この事件は、選手のコンディション管理や成績向上を狙ったものだったとされますが、一部選手やファンから不満や批判が出るなど物議を醸しました。

以上のように、「ひき肉です」「なぁぜなぁぜ」「チュニドラ」「令和の米騒動」という言葉は、それぞれ2023年に話題になった言葉や現象を表しています。私はこれらの言葉が流行語大賞に選ばれることを期待していますし、それが選ばれなかったと思います。なぜなら、これらの言葉は、一般人の声やデータに基づいて選ばれたものではなく、選考委員会の独断と偏見によって選ばれたものだからです。

私は、ユーキャンの流行語大賞を見るときは、あくまで参考程度にすることをお勧めします。本当に流行した言葉や現象を知りたいなら、自分で色々な企業が行った流行語の調査結果を調べてみることが大切だと思います。インターネットやSNSなどで、その年にどんな言葉や現象が話題になったかを検索してみると、意外な発見があるかもしれません。

以上、2023年の流行語について私の見解を述べました。皆さんはどう思いますか?コメントや感想をお待ちしています。ありがとうございました。

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