見出し画像

ボイトレ 丹田 とは

 皆さんは歌を歌う際、「 丹田 」というものを意識したことがあるでしょうか。

丹田を使えるか、使いこなせるかで歌声はガラッと変わります。

今回の記事では この丹田の使い方、トレーニング方法等を
書いていこうと思います。


 こんにちは、ボイストレーナー昆寛隆   です。
冒頭で書いた通り、今回は「丹田編」です。

まず、この記事は読みながら実践していくWebレッスンとして読み進めて頂けると効果を実感しやすいかと思われます。
ご自身のスマホ等で 一度好きな歌を歌って録音しておいて下さい。(1フレーズでも可)
そして ここから先を読んで実行しながら 同じ曲を歌って録音してみて下さい。
歌声に違いが出ます。

では、レッスンスタートです!

1. 「丹田」ってなに??


  丹田とは、簡単に言うとおヘソの下らへんにある筋肉のことです。
ただ腹筋と違い、インナーマッスルと呼ばれる 体の内側にある筋肉なので なかなか最初は実感しづらかったりします。


画像1


2. 丹田の使い方


 では丹田を実感する所から始めていきましょう。


ボイトレを受けた事のある方は、
「体の前で風船を膨らませるようなイメージで」等の言葉で説明を受ける事が多いかと思います。

今回はイメージでは無く、強制的に丹田が実感できる姿勢を作っていきます。

では、
①両足を揃えて姿勢良く立って下さい。
②片足を膝がおヘソの前にくる程度に上げます。
③少し上半身を後ろへ倒します。
④目を閉じます。

どうでしょう。その姿勢でいる時、もしくはバランスを崩しかけて持ち直そうとした時、
お腹の内側が キュッと締まったのが実感出来たかと思います。

そこが 「丹田」です。

丹田は 人がバランスを取ろうとした時に
勝手に使われます。
なぜならインナーマッスルを使って 体幹を安定させないと倒れたりして怪我をする恐れがあるからです。
つまり、人の体は 丹田を使わなければ倒れてしまう事は知っているので 
それを利用して丹田を実感できるようにした。
というのが今のカラクリです。

腹筋との違いも実感してみましょう。

①足を肩幅に開く
②思い切り腹筋に力を入れる

どうでしょう。
先程実感した丹田とは違ったはずです。

更に腹筋に力を入れた時は 首まわりや
肩まわりが力んだはずです。

つまり丹田と腹筋の違いを分からないまま、

お腹から声を出す!! と認識してしまっていると

力んで喉をしめて声を出してしまう歌い方に
なってしまうという事です。

肩まわりや首まわりが力む、
つまり 僧帽筋 が力むと


僧帽筋は喉と繋がっているため、
喉に負担をかけて歌うことになってしまいます。


3. 丹田で声が変わるのを実感


では、先程の片足を上げて上半身を後ろへ少し倒した状態で歌ってみましょう!
(録音するのを忘れないように)

注意点

●地面についてる方の足は膝を曲げない。

●首(頭)が前に出ないように、上半身の
   延長線上になるように。

●肩や首は力まないこと。


歌い終わったでしょうか?
歌い終えたら、この記事レッスンを読む前に録音したご自身の歌と比べてみましょう!

声に厚みが出て、安定性が増し、声量も勝手に上がっていませんか??

この 厚み こそが
「カラオケが上手い人」

「歌が上手い人」

を分けるポイントでもあります。

声の厚みは説得力になり、普段の話し声にも
丹田を使えれば 通る声が使えるので
プレゼンのシーンや、お店で接客等
様々なシーンで活躍する技となります。


4. 実はコレも丹田を使う為のポーズ!

  皆さんは応援団の方を見た事あるでしょうか。
知ってはいるかと思います。

「フレー!フレー! 〜団!」みたいな。

あの応援団の応援する時の姿勢、実は
ただのポーズでは無いんです!

ここまで このwebレッスンを受けてきた貴方なら実感できます!
やってみましょう。

応援団の姿勢、
①後ろで手を組んで
②フレーと言いながら上半身を後ろへ倒す

いかがでしょう。
体を後ろに倒していきながら声を出した時、
先程と同じように通る声、厚みある声が
出ませんでしたか??

そうです、上半身を後ろに倒した時に
もうお気づきかもしれませんが、
この姿勢、丹田を使えるようになっています!

応援団の方は通る声で、喉を潰さず、遠くまで
声を響かせなければなりません。

そのため この、ボイトレを受けた事のない方でも
丹田を使って声を出せる姿勢を取っています。


5.レッスンまとめ

①丹田とはおヘソ下の内側にある、
   インナーマッスル。

②丹田を使う事でプロのように厚みのある声、
    通る声を手に入れられる。

③「お腹から声を出す」
                 ↓
     「丹田を使って声を出す」



いかがだったでしょうか。
丹田編、
全くの初耳だった方・丹田は聞いたことあったという方・知っていたよ という方

様々いらっしゃると思いますが、少しでもこの記事で理解が深まったり、歌声の変わるキッカケを掴んで頂けたり していたら嬉しいです(^^)

twitterではこういったボイトレ情報や、
歌に関する情報を発信しています。

プライベートレッスンの御質問・御予約等も
twitterのダイレクトメッセージ(DM)にて
承っておりますので
良ければ 見て頂けたらと思います(^ ^)

https://mobile.twitter.com/Kon___chan

最後に、拙い文章で読みにくい部分も多々あったかと思われますが
このwebレッスン記事に 
ここまでお付き合い頂きありがとうございました!(^^)











少しでも 僕の記事で、【歌の楽しさ】や【声が変わる喜び】、その他色々な幸せを感じて頂けていれば 凄く嬉しいです(^^) この記事を読んで下さり ありがとうございました(^ ^)