週刊公民館

アンダーグラウンドからの産地直送便

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最近の記事

2024年28号

《特集》メイキング・オブ・「公民館の怪人」概要 「公民館の怪人」の作詞工程まとめ。 本稿はScrapbox上でライブライティング(“三題噺231202”)として公開された内容を再編集したものです。 お題 1 アーチボルド・キャンベル アンチ王道を極める マッチポンプのキャンペーン 橋本半兵衛 まじほんと誰?? 主力艦 無力化 プログラム クロックダウン あすを読む アース・フォール asshole 2 * アーガイル侯爵 あらゆる講釈

    • 2024年27号

      《特集》最古の同音ライム4連打(SIX編)第1作 ざっと調べた限り、SIXが踏んだ最も古い同音ライム4連打はこちらです。 「賭した」「見落とした」「産み落とした」の拙い感じがかわいいですね。 第2作 その次は、上記例の直後に出た以下の4連打と思われます。 作品名にめっちゃ「~」入れがち……。 余談 なお、3連打だと2004年に以下の作例があります。 同音ライムではないが、補助的な韻の「相手」もアクセントになっている。 備考 途中、データ消失や記憶喪失が

      • 2024年26号

        《特集》「Re:証人喚問」許容度アンケート概要 ゴオウイン「Re:証人喚問」における同音連打ライムを研究する企画。 本アンケートでは、それぞれの韻がどの程度評価できるかを、読者の主観で回答してもらう。 集計結果は、韻の評価基準を考えるための統計情報として活用する。 対象作品 ゴオウイン「Re:証人喚問」(2021年12月) 許容度アンケート 以下のURLからご回答ください。 https://forms.gle/R3HzcjLzEXLuCRq99 ある程度集まっ

        • 2024年25号

          《討論》同音ライム4連打の発掘について質問 「カルシウム」で4連打を探しているがうまく出せない 「分かるし」「光るし」みたいな「~るし」しか出なかった 素材探しから数をたくさん出して運任せなのか、それとも何かコツがあるなら知りたい 回数をこなせば自然に感覚で分かるもの? 区切りの操作 まずは区切り位置を意識的に変えて探すことが有効と思われる 「か/るし/うむ」「かる/し/うむ」とかに分割すると新たに拾えるのでは それを「カルシウム」でやって出せない場合は素材

          2024年24号

          《特集》「証人喚問」許容度アンケート結果(3)概要 先日実施した“「証人喚問」許容度アンケート”に多くのご回答をいただき、ありがとうございます。 ここでは、皆様にいただいたコメントから一部をご紹介します。 過去に掲載した“「証人喚問」許容度アンケート結果(1)(2)”のつづきとなります。 また、アンケートに未回答の方は、こちらのURLよりぜひご回答ください。 https://forms.gle/ma98Epb9HFwrTihXA 採点対象 World Techn

          2024年23号

          《特集》SYNCOPEACH「同音通」を語る概要 今回は、同音ライム界の記念碑的作品“SYNCOPEACH「同音通」”について、押韻島公民館の面々に語ってもらった。 「同音通」については、2024年22号の特集記事“「証人喚問」許容度アンケート結果(2)”に紹介文があるので以下に再掲する。 特集内でも指摘されている通り、後年の「証人喚問」(同音ライム4連打)、「四面楚歌」(準同音フルライム)に大きな影響を与えた。 したがって同音ライムをたしなむ者にとっては避けて通れぬ

          2024年22号

          《特集》絵文字のみで語る「emojirap」概要 2018年4月、無明蕎麦とSIXによって公開された「emojirap」。 emojirapシリーズ第1作であるこの作品は、“悪夢の始まり”“emojirapビギニング”とも呼ばれ、今なおファンから愛されています。 そんな「emojirap」ですが、歌詞が絵文字のみで構成されており、日本語訳が記載されていないため、解読が困難であり、初心者にとってはハードルの高い作品――との声もしばしば聞かれました。 そこで、作品世界をよ

          2024年21号

          今週の名言 《特集》2023年に踏んでよかったもの概要 2023年に自分が踏んだ韻を一つ挙げる寄せ書き企画。 2023年に踏んでよかったもの(SIX) この手の鋳型ライムには懐疑的なところもあるが、たまにはいいかと採用した。 フックを差別化するためにスポットで使うのはありだな。 鋳型ライムへの苦手意識を払拭できたかも、という意味で踏んでみてよかった韻。 ただし内容は脚色されておりアンプなど触っていません。 2023年に踏んでよかったもの(M.C.Z) 未公開とい

          2024年20号

          今週の名言 《特集》「証人喚問」許容度アンケート結果(1)概要 先日実施した“「証人喚問」許容度アンケート”に多くのご回答をいただき、ありがとうございます。 ここでは、皆様にいただいたコメントから一部をご紹介します。 未回答の方は、こちらのURLよりぜひご回答ください。 https://forms.gle/ma98Epb9HFwrTihXA 採点対象 World Technique「証人喚問 feat.M.C.Z, ぺーた, SIX」 (今回は、パート1「痛むヒッ

          2024年19号

          《特集》同音ライム4連打マイクリレー2024の概要概要 同音ライム4連打マイクリレー2024とは、共作企画である。 2024年2月、押韻島公民館においてSIXが発案した。 その名称からおおむね想像は付くと思うが、以下に企画ルールを記載する。 企画ルール マイクリレーとして複数人で行う 各参加者は、同音ライム4連打を取り入れた作詞を行う 年内に“2024年バージョン”として完成させ、2025年以降も年1回開催予定 進捗状況 当初、押韻島公民館の面々に参加依頼が

          2024年17・18合併号

          《特集》「証人喚問」許容度アンケート概要 「証人喚問」における同音連打ライムには内容破綻が目立つものもあり、読者によっては低評価に繋がるとされる。 本アンケートでは、それぞれの韻がどの程度評価できるかを、読者の主観で回答してもらう。 集計結果は、韻の評価基準を考えるための統計情報として活用する。 採点対象 World Technique「証人喚問 feat.M.C.Z, ぺーた, SIX」から抽出。 ただし、2音以下の短い韻については除外した。 また「深層心理 より

          2024年17・18合併号

          2024年16号

          《特集》証人喚問シリーズ一致音数ランキング概要 いわゆる同音ライム4連打で知られる証人喚問シリーズの作品群において、過去に踏まれた韻の一致音数を調査した。 注意事項1 同シリーズは非常に多くの派生作品があることで知られるが、今回は以下3作に絞って調査を行った。(調べるのが途中で面倒くさくなったため) World Technique「証人喚問 feat.M.C.Z, ぺーた, SIX」 ゴオウイン「Re:証人喚問」 すぎ花粉「Re:Re:証人喚問[下書きに保存]」

          2024年15号

          《特集》女医が教える本当に気持ちのいい同音ライムお詫び 今週号で掲載を予定していた“女医が教える本当に気持ちのいい同音ライム”は、島内医療機関に女医が存在しないため休載いたします。 また、調査の結果、押韻島には医師が一名も存在しないと分かりました。 報告によると、島内には医療機関自体なく、そもそも押韻島という島の存在を示すデータは、何一つなかったということです。 詳細については、分かり次第あらためてご案内いたします。 (文/週刊公民館編集部) 《コラム》同音ライ

          2024年12号【別館】

          ※※※ んーん 《徹底総括》#RAP140の光と影#RAP140とは SIXがSNSがもたらすポジティブな効果への期待をまだ捨てきれていなかった頃に立ち上げた企画である。Twitterの「1ツイートにつき141字までしか書き込めない」という制限を作詞上の縛りとして活かし、1ツイートに収まるよう、140字以内に抑えて書いたリリックを、そのリリックでラップした動画と共に投稿するというもの。 押韻島発信の数々の企画の中でも比較的縛りが緩やかであり、Twitterにアカウントを

          2024年12号【別館】

          2024年11号【別館】

          ※※※ わーお 《マニア痙攣》SIXの魅せフロー3撰(後編)先週号に引き続き、押韻島の主祭神SIXがそのフローによってリスナーを魅せた名場面を振り返る。 ③内緒噺〜SIX's delivery〜 栄えある3撰の殿を飾る曲はこちら。 押韻島メンバーであるSIXとmic checkerz(M.C.Z)による共作。日刊SIXに収録されている。 タイトルのとおり内緒で制作され、内緒で公開(内緒で公開?)されたものだが なにせ日刊SIXに収録されているということで普通に本人

          2024年11号【別館】

          2024年10号【別館】

          ※※※ モリモリマッスル 《マニア絶頂》SIXの魅せフロー3撰(中編)先週号に引き続き、押韻島の主祭神SIXがそのフローによってリスナーを魅せた名場面を振り返る。 ②八マイルは遠すぎる〜サンプリングで活きるフロー〜 “録音嫌い”と並ぶSIXのよく知られたギミックに“エミネムへのライバル意識”がある。 HIPHOPミュージックの分野において驚くべき実績と知名度を誇り、そのスキルを誰もが認めるリビングレジェンドにして史上最も売れたラッパーどころかアーティストランキングに名

          2024年10号【別館】