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2024年12号【別館】

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んーん

今週の表紙:吉例押韻島花見祭のメインストリート。
ご覧のとおりの盛況ぶりである。

《徹底総括》#RAP140の光と影

#RAP140とは

SIXがSNSがもたらすポジティブな効果への期待をまだ捨てきれていなかった頃に立ち上げた企画である。Twitterの「1ツイートにつき141字までしか書き込めない」という制限を作詞上の縛りとして活かし、1ツイートに収まるよう、140字以内に抑えて書いたリリックを、そのリリックでラップした動画と共に投稿するというもの。
押韻島発信の数々の企画の中でも比較的縛りが緩やかであり、Twitterにアカウントを持っている者であれば誰でも参加できるという拡散性の高さと敷居の低さが魅力。一定のテーマやルールをもってSNS等に短い音源を投稿するムーブメントとしてはWHITE JAMの8小節ゲーム、コロナ禍において流行した#ワンバースチャレンジなどが知られるところだろうが、発表に使うフィールドそのものの仕様に挑むという点で#RAP140というか、企画者の特異な癖(へき)が伺える。
詳細はSIX本人が#RAP140の実演を踏まえて投稿しているので参考されたい。

SIXはまた、リリックを140字以内に抑える工夫についても実例を示している。

SIX含む押韻島メンバーだけでなく押韻島と接触したことのないラッパーからの投稿も見られた。短時間なりに主張やライムが詰まった力作が出揃い、みんなで手軽にラップできる企画としては成功したと言って差し支えないだろう。 

参加者は一定数集ったものの、字数制限という縛りが緩かったのもあってか、縛りに対する工夫の面ではそこまで発展が見られず、韻踏める踏めないどうこうの空リプレスバみたいになってた。怖かった。

派生

影の部分を加味してか、作詞段階で縛りに対する工夫を促す向きがより強い#RAP14(リリックを14字以内に抑えてラップする企画)が発足した。

また、#RAP1400(あるいは#RAP14000)という実質フリーテーマの企画も存在するが、現時点では日の目を浴びていない。

総括

趣味か、人生賭けた仕事か、人生賭けた趣味かは人それぞれだが、ラップをしている方々にラップする機会を提供できたのは間違い無いので、総じてよかった。総括と題してみたものの、Twitterは一応現存しているため今後も新たな参加者によってまだ見ぬ#RAP140が投稿される可能性は否定できない。そこのあなたですよ。あなた。待ってます。

《連載》押韻島放送局(再)

押韻島のメンバーが不定期に推し曲やオススメのナンバーを紹介し合う交流企画「押韻島放送局」から比較的こういう場にポンと出せそうなものをピックアップしてお届け!
今回ご紹介するのはこちら!

ふざけさせたら当代随一のポップスター岡崎体育と東洋バンドシーンの奇跡MONKEY MAJIKのコラボが送る日本語×英語のダブルミーニング=異なる言語によるほぼ全踏みのほぼ同音ライムで構成された凄まじい一曲。これだけ手の込んだ仕掛けを凝らしつつこのキャッチーさ。二組の異能を存分に味わえる名曲だ。

次号予告

そう言うと思って、ホテル。とっといたで♪

ば、バーロー

…ば、バーロー……

編集後記

東京ダイナマイトの復活を祈ってます

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