2024年28号
《特集》メイキング・オブ・「公民館の怪人」
概要
「公民館の怪人」の作詞工程まとめ。
本稿はScrapbox上でライブライティング(“三題噺231202”)として公開された内容を再編集したものです。
お題
1
アーチボルド・キャンベル
アンチ王道を極める
マッチポンプのキャンペーン
橋本半兵衛
まじほんと誰??
主力艦
無力化
プログラム
クロックダウン
あすを読む
アース・フォール
asshole
2
*
アーガイル侯爵
あらゆる講釈
アーカイブ保管
国民盟約
co-creator
特に無いや
コミュニケーター
イングランド王
いくら同音
ユニークな同音
チャールズ1世
ジャンル自由に全部
めっちゃずるいぜ
王政復古
大勢ぶっこむ
処刑
処刑する
ショーケースルーム
議会派・王党派
機械やオートマティック
3
*
*
*
キャピタルシップ
甘美なる美酒
巡洋戦艦群
重要性勘繰る
イギリス海軍
じきに使える
等級分類
トーキョーグール
4
*
報道・ドキュメンタリー
ほとんど決めたり
共闘できない他人
解説番組
炭酸スパークリング
タイムリーなテーマ
誰もいなくても
ストレートトーク
多角的に論じる
5
1のアーチボルドのライムグループを配置し接続
主力艦はフレーズとして使いにくいため軽く触れる程度
この主張だと同音4連打入れないと不自然だな
6
ひとまず3テーマを少しずつ処理した
7
2と3のフレーズを結合して作詞
8
あとは特に何も考えず流れに任せて...
最高に参考にならない説明
9
ロングライムなど添えて締めくくり
これで程よい長さになったと思うので後は細部を整える
(文/SIX)
《連載》同音ライム・フラッシュバック(第18回)
概要
この連載では、過去に発表された作品から同音ライムをピックアップして紹介する。
特に、同音ライム黎明期のものを中心に取り上げる予定。
なお本連載における同音ライムは、リズム不一致の韻、すなわち母音子音ライムを含める。
第18回となる今回は、『古今集』から中納言行平の一首をセレクト。
百人一首にも採用された作品だが、詳細なリリース年は不明。(855年頃といわれる)
松/待つ
まつ
まつ
VCRパターン「まつ」、一致音数2音、リズム一致。
この「まつ」は「松/待つ」の掛詞である。
同音異義語でペアを作った後に片側だけ発音しており、韻構造としては、いわゆる“同音バトン”といえるだろう。(「お待たせLIFE」のverse3と同様)
前半では赴任先である因幡国(稲葉山)の情景を描写。
そこにある「松」に言及したところで、音響一致から「待つ」にスライドした。
後半では人々の待つ都への未練を歌っている。
「たち別れ~」から「~今帰り来む」へと、韻を介してダイナミックに時空を行き来する躍動感が印象的だ。
この歌には、もう一か所「いなば」(「因幡/往なば」)の掛詞があり、短い中に技巧が凝らされた一作となっている。
掛詞のような、ともすればベタな言葉遊びが一周回って風流と評価されたのであれば、現代における同音ライムの作品群もやがて、何周か回れば雅といわれ愛される時代が来るのだろう。
余談だが、この中納言行平が須磨に配流された際のエピソードが、謡曲「松風」の題材となったことで知られている。
また、その謡曲「松風」が、後に日刊SIX「松風」(ぺーた録音代行)の題材となったことは知られていない。
(文/SIX)
今週のフリーライムマーケット(抜粋)
ジッタリンジン/******(2024.7.6)
清教徒革命/********/********/*****(2024.7.7)
王道に異端/********/*******(2024.7.10)
編集後記
今週号の編集担当、SIXです。
好きなパスタはダイエットシーフードパスタです。
よろしくお願いします。
(文/SIX)
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次号予告
《特集》未定
《企画》未定
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編集 SIX
発行 押韻島公民館
2024.7.14
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