メンヘラが転職活動を続けるためのコツ2 ~”良い”会社の見分け方~
転職活動を始めて2ヶ月が過ぎました。
予定では、もっと早く終わっているはずだったのにな、と思いつつ。
転職活動の平均期間は2ヶ月程度らしい…
あまり気にしないようにしましょう。
転職活動を始めて色々と調べると出てくる情報の多さに、
「転職する人、絶対こんなに前向きじゃない」
そう確信して私なりにメンヘラ(精神的にボロボロの状態)でも転職活動に臨むためのコツを書き留めるシリーズ、これで3つ目。
過去の2つもお暇な時にぜひ▼
私は、「病まずに転職活動を終える」ことを目標にしている。
けれど人生の中でも大事な決断。
思い悩むこと、考えること、迷うことは当然あるわけで、最終局面に近付けば近づくほど…
「本当にこの会社に入社してよいのだろうか」
「また同じこと(辞めて転職活動をする)にならないだろうか」
こんな不安に襲われる。
出来れば良い会社に勤めたい。
完璧な会社なんてないのはきっと誰もが分かっているけれど、前職で辛い経験をした人ほど迷うだろう。
SNSに蔓延する刺激的な言葉たちに惑わされる。
”ハズレの会社”“転職失敗した””ブラック企業の見極め方”
…実際に転職活動をして、自分なりに悩みながら、こんな言葉たちはやっぱり信用できないなと実感した。
でも「良い会社」に入りたい。
失敗したくない。
考え方を変えてみると、案外決断は楽になる。
①「良い会社」「悪い会社」
世間的にホワイト企業とかブラック企業とか、そういった言葉で多くの企業が評価される。
もちろん「悪い会社」はあるだろう。
「良い会社」もあるだろう。
ただ…大半の場合、それは社会的に見て良い、か悪い、かでしかない。
例えば、
A社は「業績好調・上場企業・社員2000人」。
B社は「業績は良くない・非上場・社員10名」。
比べればA社の方が良い会社と言われるのは当然のこと。
ただ…入社して実際に働く場合。
A社「社員2000人の中で目立つ成績を出すために多くの人が残業と休日出勤を繰り返しており、やりがいと上昇志向の若い人たちが頑張っているベンチャー社風を残した企業」。
B社「伝統を守るために職人たちが日々黙々と作業に没頭し、家族のように働いている」。
実際に働く従業員の目線から見て、どちらが良いか、それは人によって違う。
社会的に言われている「良い会社」「悪い会社」は、基本的には参考にならない。
②「合う会社」「合わない会社」
では、「良い会社」とは何か。
結局のところ、自分に「合う」か「合わない」か、である。
相性が全て。
そう言いきっても良い。
例えば、
「とにかく残業をたくさんしてでもいいから数年間大きく稼げる会社が良い!」と思うなら、いわゆるブラックと言われている会社でも良い。
「副業をゆっくりしながら、そこそこ稼げれば良い!」と思うなら、いっそフリーターという選択肢もある。
そんな風に自分に「合う会社」と「合わない会社」を見極めていくことが大事。
私は、
・残業は多少あっても良い
・将来的に稼げるビジョンがある(経験年数で年収が上がっていく職種)
・国際貢献事業に何らかの形で関われたら嬉しい
・年間休日は120日以上ほしい。ただし、休みはシフト制でも良い
・フルリモートは苦手
をなんとなくの条件として自分の中で持っていた。
例えば残業は多少あっても良い、だなんて普通は良い条件として出ないし、フルリモートを望む人が多いと思うけれど…私には合わないと思っていた。
逆に言うと、フルリモートを売りにしている競争率の高い企業は避けて自分の希望を重視して応募を繰り返していたので、
頭の中で迷うことはあまりなくて大事にしていくことが出来ていた。
③じゃあ、自分に「合う会社」とは?
転職活動において何よりも大事なのは自己分析である、とよく言われる。
それは間違いないだろう。
転職活動をしたいと思った本当の理由。
目指したい自分の姿。
達成したい目標。
自分の強み・弱み。
自己PR。
あらゆる自己分析の方法があり、ネットで調べるとありとあらゆる自己分析の方法・手段・コツが出てくる。
ただ…その多くが前向きなスキルアップや、収入アップのための自己分析となっているように書かれていて。
精神的に不安定になっている時に、それを考える心の体力はなかなか確保が難しい。
なので、考え方を変えながら自己分析をするのがお勧め。
方法としてはなんでも良くて、
ネットから適当に拾った自己分析シートや、無料の自己分析ツールを使うと良い。
が。
精神的に疲れている時は、どんな診断結果が来ても不安定な結果になりがちで、結果を受けて不安に感じることも少なくない。
(自信喪失したりすることもあるので敬遠したくなる気持ちも、とてもよくわかります)
ただ、自己分析をする時の考え方を変えて、やっておくと結果的に自分に「合う」会社が見つかりやすくなることも事実。
例えば…
自分の強み=やりやすい業種
自分の得意分野=ストレスを感じにくい業種
という物に繋がりやすい。
また、得意でない仕事・業種も分かるツールもある。
本当に業種は様々で、自分が苦手とする特性がどこに出るのかは事前に考えたからって分かるわけじゃない。
苦手、自分にとっての地雷ゾーンを避けるためにも一度やっておくと頭の整理に役立つ。
自己分析というより不得意な業種を知っておくことで、その後のストレス値を出来るだけ抑えた状態で一歩進める。
私も文章を書く仕事をしていたけれど、自己分析ツールを利用するとクリエイター職が得意、営業職などは苦手、と出てくる。
全て信用する必要はない。
ただ、出来るだけストレスが少ない仕事を選ぶ上で使える方法。
④「就職」だけで解決しようとしない
一般的な超ホワイト企業だとしても。
1日8時間、週5日働く会社を決めるのだから、人生そのものを左右されるような気持ちになり、迷ってしまうのは当然のこと。
だからこそ「良い会社」に勤めることが大事で、「良い会社」を見極めたいと思うのは当然。
でも、
・収入を得る
・やりたいことをやる
・安定した人間関係を築く
・人生のやりがいを感じる
この全てをたった一つの会社に勤めることで果たそうとすると…まず失敗する。
精神的に余裕がない。
大体の場合視野は狭くなってしまっていて、自分がつかめる選択肢は多くないと思ってしまうもの。
0か100かの思考になってしまって、良い会社に入らなきゃとプレッシャーを感じる気持ちも分かる。
でも、たった1つの方法で全てを解決できることはないし、そこまで自分にとって万能な会社はない。
どんなに(社会的に)「良い会社」だとしても、自分にとって完璧な会社を見つけることは出来ない。
(入社して自分にとって最高の労働環境にしていくことはできるとおもいます)
人は、短期的な目標は高く掲げ、
長期的な目標は低く掲げがちになるものだという言葉を最近知った。
2週間でマイナス8キロダイエットに挑戦して失敗し、
1年間でマイナス20キロダイエットは無理だと決めつけて挑戦しないような…
「1つの企業に就職すること」だけで目標の全てを達成するために完璧な会社を見つけようとすれば…
転職は失敗するだろう。
でも、自分が目標にするものを小分けに違う場所で1つずつ少しずつ達成していくことならできるはず。
・収入を得る
⇒就職する会社で達成する
・やりたいことをやる
⇒趣味で達成する
・安定した人間関係を築く
⇒社会人サークルなど友人関係で達成する
・人生のやりがいを感じる
⇒スポーツやボランティア活動を開始して達成する
こうして小分けに達成する方法もある。
年収を下げて、副業や単発バイトで少し稼ぐ方法だってある。
勇気が必要かもしれないけれど物価の安い・家賃の安い田舎に移住すれば時間を保ちながら生活できるかも。
そうして手に入れた生活は、きっと「成功」に「幸福」に感じられる。
◆まとめ◆
端的な言葉にまとめると。
・社会的に良い会社と悪い会社はあてにならない
・自分に「合う」会社を見つけよう
・「合う」会社を見つけるために自己分析をしよう
・就職だけで目標を達成しようとしない
それが大事。
良い会社に勤めたい。
良い会社に入りたい。
誰もがそう思うもの。
自分自身が望む未来に少しずつゆっくりでも良いから近付こうとすれば、その道は必ず自分が思っても見なかった素敵な世界に繋がるはず。
ただ…
自分のために、危ない近道ばかりを見つけようとしないこと。
進んできた大きな一本道がふさがれても、違う道を選べるように。
少しずつ、ちょっとずつたくさん。
自分が行くべき道を見つけてるイメージで。
あなたにとっての「良い会社」が見つかりますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?