春雨こんぶ

1991年生まれ|好きなものと嫌いなものがたくさんあります ⏩X (旧ついったー) : kombu_harusame

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マガジン

  • 病まない転職活動 まとめ 【メンヘラが転職活動を始めるコツ】

    自分が書きとめている転職活動の中で得た知見やコツをまとめます。 ●転職期間2023.3~2023.6(約3ヶ月) ●退職決めてから転職活動を開始したパターン

  • メンヘラ卒業のコツ まとめ

    20~29歳まで。10年かけて自分がメンヘラを卒業した方法、コツ、心がけをまとめていきます。

最近の記事

  • 固定された記事

とても大事な友達の結婚を祝える自信が無かった。

とても心の距離の近い大事な友人が結婚した。 10年以上の付き合いの中で、彼女と私はお互いの恋愛経歴のほぼすべてを把握している。 今日友人の旦那として紹介されていた彼との出逢いの瞬間も、初めてのけんかも、結婚するまでの信頼関係を築くきっかけとなった時間も、知っている。 旦那くんは年下で、 私の友人を「世界一可愛い。世界一美人」と褒め、いつものろけを聞かせてくれるとてもいいやつだ。 今日もウェディングフォトを着た彼女の写真を何枚も見せながら、「似合うでしょう。可愛いでしょう」と

    • 私は「さくらももこ」でほっこりできない

      私の母は、さくらももこさんのファンだった。母の実家に行けばさくらももこさんの作品が本棚に並んでいて、ある程度の年齢になると母は私に彼女の著作をいくつか勧めてくれた。もちろん、兄弟そろって日曜日は「ちびまる子ちゃん」を見た。 ただ、ある時から私はちびまる子ちゃんを見れなくなった。 まる子ちゃんのクラスに、「前田さん」という女の子がいる。えらが張ったホームベース型の顔をしていて、鼻の主張が強く、いつも怒っていて眉毛がきゅっと上がっている。怒りんぼうで口うるさく、クラスメイトが

      • 大人になってサボるのがうまくなった

        会社を休んだ。特に体調も悪くなかったし、寝不足というほど寝不足でもなかったのだけど、どうしても会社に行く気持ちになれず、一度起きて猫に餌をあげてすぐ、ベッドに戻ってしまった。同居人は「いいんじゃない?」と笑いながら、寒空の下、出社していった。その背中を見ながら(えらいなあ)と他人事のように思いながら、まだ2人分の体温が残るベッドに戻ると、あたたかくて心地良い重力が身体を包んだ。「あぁ、私って私に愛されてる。私、私を大事にしてる」心と体がほぐれて、すぐに眠りに落ちた。 別に悲

        • 感情のコントロールなんて、するもんじゃない

          メンタルぐずぐずで自分を変えたくてもがき苦しんでいた頃は、私自身「自分の感情をコントロールしたい」と考えていた。でも今、そこそこ前向きで楽観的なメンヘラとして社会に適合しつつ生きている私は思う。 感情のコントロールなんて、するもんじゃない と。 今、自分のメンタルに悩み不安で頑張ってもがいている人がいるなら、大声で「感情のコントロールなんて、するもんじゃないぞ」と伝えたい。 アンガーマネジメント、とか、自分の機嫌は自分でとる、とか。最近はそういう「まともな大人ってのは

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        • 病まない転職活動 まとめ 【メンヘラが転職活動を始めるコツ】
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        • メンヘラ卒業のコツ まとめ
          3本

        記事

          人が死ぬということ

          久々に葬式に行った。 存在すら知らなかった親せきの家族葬だ。両親が行けなくなったために兄弟を連れて行くという、我が家らしく、私の父らしい依頼に応えた形だった。 最初は、家父長制度ゴリゴリの我が家の見栄で参加人数を増やしてしまうことに遠慮があったし、ほんの数人で良い、という家族の意向に背いているのではないかと心配になった。 それに、葬式特有の居心地の悪さや、気遣いの辛さや、立ち込める乾いた悲しみに耐えるのも気が向かなかった。 ただ、今は、行って良かったと思えている。 亡

          人が死ぬということ

          いまさらNontitleを一気見している休日…夢物語すぎる転職副業系広告に物申す元ブラック企業社員

          Nontitleとは、Youtuberのヒカルと朝倉未来がプロデュースする「起業リアリティーショー」。ショーの出演者たちは、オーディション+αで選出された「起業したい」若者たち10人弱。2~3チームに分かれ、実際に事業を起こし、運営するまでを追う番組だ。 メンバーは起業までにいくつかのMissionを通じ、事業の運営に必要な能力を身につけていく。Missionにはチーム毎の勝敗がつけられており、強制メンバー交代制度「クビルール」が適用されたり、事業費用がマイナスされたりする

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          音信不通の友人を探しています

          高校時代の友人を探している。 仮に「R」と呼ぼう。 Rを含めて仲の良かったグループの誰も、Rの行方を知らない。 みんな口をそろえて、 「いや、あんたが知らないなら誰も知らないんじゃない…?」 と私に言う。 もう親をあたるしかなくなり、今Rママの知り合いを探っている。 Rは高校時代から自由奔放、を越えて傍若無人。 洋服が好きだった。 何百年続く呉服屋の娘として生まれ、お金に苦労したことはなく、地元では有名なほど裕福な家の子だった。その傍若無人っぷりを愛する、これまた奔放で

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          ブラック企業戦士の宿命を背負った女

          私は、ブラック企業戦士の宿命を背負って生まれてきたのかもしれない。 とんでもねえブラック企業に8年勤め、ホワイトな香りがただよう大企業の門戸を叩き、幸い入社を許されて1年とちょっと。 大好きな先輩から「それって10年スパンの組織大改革プロジェクトじゃないですか?」という仕事に誘われた。 人事採用事務営業経理管理関係すべてひっくるめてやるレベルのやつ。 私のコミュ力と底抜けの明るさでおじさん上司たちの嫌味を吹っ飛ばす姿を見ていて、ぜひチームに入ってほしいということらしい。

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          32歳中途入社と23歳新卒が、本気で会社の愚痴を言いあった

          「もうしんどい、辞めたい、逃げたい」 一度飲み会で一緒になった新卒の子が、社食で泣いていた。 大学を卒業し、希望を持って入社し、半年そこそこ。結果なんてまだまだ出せない。でも焦る。周りは少しずつ成長している。自分だけが成長していない気がする。辛くなる時期だ。 一方の私といえば、30代で人生初の転職をして一年。 この会社のやり方がなんとなくわかってきて、環境にも慣れてきて、楽しくなってきたとともに、変えないといけない部分に気付き始めている時期。 社食のランチで涙を流してい

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          映画撮ります④撮影終了

          真夏の炎天下。 3時間程度の睡眠で3日間臨み続けた撮影期間が終了しました。 撮影中は後悔や怒りや不安や自信を失うような出来事ばかりが頭にこびりついて、大好きだったはずのチームメイトと何度もぶつかりながら、いろんなところに体をぶつけながら過ごして(もう二度とやらない)と何度も何度も心の中でつぶやいたはずなのに。 今思い返してみると、早くまた会いたくて、楽しかった思い出ばかりが心を埋め尽くしています。 自分に足りないもの。チームに足りないもの。 数え切れないほどの課題点が浮

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          映画撮ります③ 蝉と大型車と自治体

          映画撮影の準備が着々と進み、noteを書く余裕をなくしてました。 1回目のロケハンを終えて、ふう、と息をついている夜の備忘録です。 自主制作にしろプロ制作にしろ、ロケハンが撮影の一歩目。 私たちの場合はまだシナリオが確定していないので、ロケハンでありシナハンみたいな段階でもあります。炎天下(気温35℃)の中10~17時まで都内近郊を動き回って汗だく。 ロケハンを行う際。映像として残したいシーン、特徴的なシーンをつくれそうな場所を見るのは当然のこと。 ほかにも気にしなき

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          辞める覚悟

          ブラック企業で働いた8年は、決して無駄じゃなかった。 転職し、無職で楽しく暮らす友人とカラオケで00年代アニメソングメドレーを大声で歌う最高に無駄な時間を持てる今も、あの8年は決して無駄じゃなかったと、声を大にして言える。 一生一緒にいよう、支えよう、と思いながら大好きな彼と過ごした4年半も、決して無駄じゃなかった。 別れを決断し、どうしようもなく難しい恋愛に手を出して頭を抱えながら恋人(仮)に翻弄される今も、あの4年半が愛おしい。 でも、何よりも私を成長させたのは、その

          33歳無職の知人は、毎日楽しそうに生きている

          私には「33歳無職の知人」がいる。友達ではない。 ちなみに、彼は男で、33歳で、恋人はおらず、というか、人生で恋人がいたことがなく、なんなら恋愛もあんまりしたことがなく、33年間で働いた期間は2年(不動産屋)。彼は、毎日、超楽しそうに生きている。彼が将来を憂いたり、不安に感じているのを聞いたことは、まだ無い。 主に経済的な面で、なぜ彼が普通に生活できているのか疑問に思っているけれど、その理由はいまだにわからない。彼曰く「なんか大丈夫」らしい。なんで?ギャンブルも危ない仕事

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          安らかに眠れ、私の恋よ

          彼女の匂いがかすかに残るベッドで14時間寝た。世の中は大変陽気な連休の空気の中にあって、私の失恋なんて一切関係のない美しい営みで溢れている。その美しい営みの中に、彼女と、彼女と一緒に住む彼女の生活も存在していると思うと、ほんのり心が軋むけど、まあ、世界は相変わらず美しいなと、そう思うには十分。 たくさん泣いた。 私にはパートナーがいない。パートナーが待つ家に帰りたくないと言う彼女を家に招き、幸せな時間を過ごした私にはパートナーがいない。私がパートナーになってほしい、と恋した

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          無力な大人たちが不幸だった私にかけた言葉は、魔法になった

          「君は必ず幸せになれるよ」 この言葉は、大人たちが私にかけてくれた不思議な魔法だった。 保育園の園長先生。弟の葬式でお経をあげてくれたお坊さん。小学校の先生。高校の担任。大学のゼミの教授。上司。大好きなおばあちゃん。 当時は(何を根拠に言ってるんだろう)と不思議だったけど、今ならわかる。 ただ、そう言うしかなかった。親に暴力をふるわれ、心の歪んだ大人に育とうとしながら懸命に生きる私に、救いの手は差し伸べられない。けれど、だから、せめて、幸せになってほしい、と。 無力

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          別れた彼とのペアリングを失くした。もうすぐ、彼の誕生日だ。

          4年半付き合い別れた、大好きだった彼とのペアリングを失くした。 あのペアリングを買ったのは、私たちが別れる2か月前。すでに、ケンカが増えていた時期だ。会う度にお互いの機嫌を気にしていた。分かりやすい、別れの前兆。 「じゃあ、指輪を買おう」 大きなケンカをして、2週間ほど音信不通。そのあと、どうにかこうにか仲直りした記念にと、私がねだったものだった。 初めてのお揃い。 私にとっては、人生で初めてのお揃い。 私の指輪には3桁の数字を刻印した。  その数字の意味を知ってい

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