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夜明けの食卓


きらびやかな回路 敷設する真夜中過ぎ
2LDK 奥深く 冷たい重低音

書き表せない感情を言葉にする矛盾


月明かりを蹴散らすかのようにライトアップ
暗闇知らず 闇夜知らず

哲学とは何なのかから始まる自己実現


寝転がるホームレス 悪気はないのに隅へ隅へ
ありふれた朝が摩天楼に霞む


喰い散らかす残飯 
遅ればせながら収集車
あふれ始めるスクランブル

あの頃が今も続いていたなら 仮定は現実よりも鮮明


飛び出した黄色い太陽  広がる白いキャンバス
手馴れた手つきで揺らし とれかけのまぶた 精一杯くっつけて


傷つけてしまった面影 取り戻せはしないけれど
今朝も眠気覚ましで 小さくとも重い太陽をいただきます



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