新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
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「死にたい」「居なくなりたい」って思ったことはありませんか?

自殺防止サポーター 瑚心すくい

私は平成バブル崩壊から自殺者が増え、その要因となっているのが「うつ病」ということを知り、それ以来毎年統計を取って「うつ病」や「うつ症状」、またそれに自分自身が気づいていない方々の話を聞いているうちに
「自殺防止サポータ―研修」を受けることにしました。

研修は、すごく為になるもので、しかも内容が毎年違うので2年続けて受けさせてもらいました。私も参考書籍や記事などを見るようになって、自分が自殺未遂したことが切っ掛けだったと思います。

コロナ禍で増えた8月の自殺者

全国で8月に自殺した人は合わせて1849人で、去年の同じ時期より246人増えたことが分かりました。増加分246人のうち、186人(75.6%)は女性だそうです。女性は非正規が多いので突然解雇されるなどの実態があると思います。

また元々中年層以上に比較して若年層は自殺者は少ないのですが、実際10代から39歳までの死因の第一位がここ数年「自殺」という報告が続いています。

今回も10代と20代で増加率が大きく、10代は1.25倍、20代は1.19倍の増加になってしまいました。若年層の自殺者は少ないものの、前年同月と比較した増加率は高いのです。

市町村の差はあれど、行政の対応で失業者や自営業者を支援できていないことは最大の要因になっていると思います。どうか9月以降は行政の対応に加え、アフターコロナをウィズコロナにポジティブなメンタルを維持してほしいと思います。

「いのちの電話」

全国規模で自殺防止対策NPOはあるのですが、実際「いのちの電話」のスタッフが足りません。無償の上に夜中じゅう電話がかかってくるのでなかなかなり手がいません。

それと「とても重いメンタル」を抱えてしまうので、達成感などありません。すごくやるせない仕事です。

時々、思いの丈を話され自殺を思いとどまった方から感謝され、名前を聞かれても言えません。

「いのちの電話」の役割は自殺防止ではありますが、お話をひたすら聞いて(専門用語で傾聴っていいます)気持ちを和らげるのが大事だからです。依存関係になってしまうといけないからです。

でも、「死にたい」「うつ症状」がひどくなる前に、全国にある「いのちの電話」を調べて連絡してみてください。

なんせ次々と電話があるので、軽い症状と思われたら「後にしてください」と冷たく言われるケースもありますが、その位、急を要する方がいらっしゃることを覚えておいてください。

白浜町三段壁の「いのちの電話」

和歌山県白浜町に自殺の名所となってしまった海岸の絶壁「三段壁」があるのですが、そこには未だ「電話ボックス」が設置されているのです。

その中には電話をかけれる小銭と「重大な決断をするまえに一度是非ご相談ください。連絡をお待ちしています」との呼び掛けと「電話番号」を示した看板を設置し、24時間体制でこの電話に応答するのが白浜パブテスト基督教会の藤藪牧師の取り組みです。

ここで自殺を思いとどまった方々を保護し、教会の施設でメンタルが収まるまでひとまず預かります。

白浜町の取組み「自殺願望を抱えた方の社会復帰活動」

藤藪医師が先代の牧師である江見太郎牧師(故人)が1978年に設置しこの活動を始めたのですが、信徒だった藤藪牧師は26歳でこれを引き継ぎました。でも教会の資金だけでは支援の継続は困難でした。

それで2005年に「白浜レスキューネットワーク」というNPO法人を設立して寄付なども募って支援の安定化を図ったのです。

さて、いつまでも人を教会で預かるわけにはいかないので、まず生活支援(共同生活)の次は就労支援になります。白浜町で働けるところを探して自力で給料を蓄えることを支援します。これが約3か月です。

次は、一人住まいです。一人で生活できるだけの蓄えができたら、社会復帰に向けて準備しなければいけません。ですから一人で働きながら生活し孤独と闘いながら殆どの方が地元に戻るようです。

「うつ症状」、わかりますか?

仕事での「燃え尽き症候群(バーンアウト)」、これもうつ病につながります。多くは仕事での失敗や長時間労働による気力の消耗やハラスメントによる「気分の落ち込み」からうつ症状を発生し、それが続くとうつ病になってしまいます。

ですからうつ症状が出たらすぐ「心療内科・精神科」どちらでもいいです。大袈裟でなく早めに行ってください。まずは投薬(抗うつ剤)治療から初めてください。私も支援できる精神科医とつながっていて、急を要する相談を受けた時はお願いしています。

「うつ病」の科学的要因

うつ病は「心の病」と言われますが、実際は脳が正常に機能していないことに起因があります。脳内を正常に情報伝達する物質シナプスが正常に伝達してないのです。

そのためには人間の体内で生成されるセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン等がシナプスを元気にコントロールするエネルギーになるのです。

腸内で生成されるということは普段の食生活が実は大事だったりします。なので、メンタルが強い人は生活習慣が安定している人だったりするかもしれません。不摂生は引きこもりの原因になるのはうつ症状があるからともいえます。

学校へ行きたくなくなったら、まず行かなくてもいいので生活習慣を整えるようにしてみてください。それは非常に大事です。

ベッドにもぐったり、ゲームで気分を紛らわすのは「良い」とは言われません。かといって無理やり勉強に勤しんで疲れてもいけないので、程々に「心を穏やかに」一日を過ごしてください。

「子育てうつ」への対処

マタニティブルー、産後うつ、育児うつは、殆どがホルモンバランスの乱れによる影響が大きいため、母親は自分のうつを責める必要はありません。

まず子ども中心の生活に一変してしまうため、食事や睡眠が不規則で不足してしまう傾向にあります。ただ余りお勧めはできませんが、ちょっとした合間にとりやすいサプリメントを用意しておき、定期接種することをお勧めします。

トリプトファン(必須アミノ酸)という脳内ホルモン物質(セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン等)のもとになるものです。

トリプトファンが多く含まれている食材は主に、豆腐・納豆・味噌・しょうゆなどの大豆製品、チーズ・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、米などの穀類などです。

その他、ごま・ピーナッツ・卵・バナナにも含まれています。また、肉や魚にもトリプトファンが多く含まれます。睡眠不足や体内代謝に良い影響を及ぼします。

それとビタミンB6(鮭、さば、さんまなどの魚類、鶏胸肉やささみなどの脂身の少ない肉類、酒粕や抹茶、ごまなど)。

注意して頂きたいのは「持病」例えば、糖尿病や高脂血症、高血圧、肥満など、後腎臓や膵臓といった内蔵に適さない成分もありますので、栄養士に必ず相談してください。

そこで近年言われるイクメン父親の登場です。まず仕事に100%のエネルギーを注がないことですが、難しいとは思います。

しかし三世代家族が一緒に暮らすことが激減した今、父親の役割は大事なのです。別に仕事で手を抜け、と言っているわけではありません。

人としてワークライフバランスにこだわって欲しいのです。毎日、難しい表情して帰っていませんか?余力を残して帰宅し、母親個人の時間を作ったり、手伝ってあげたり、子どもの笑顔を見れば疲れも半減しますもんね。

「仕事うつ」への対処

バーンアウト(燃え尽き症候群)でもお話ししましたが、人間って仕事で活躍できる場ができるとつい張り切ってしまうもんですよね。仕方ないんですけど、厚生労働省からの「ストレスチェックテスト」ではまともにテストをしても全てを網羅することはできません。

例えば、仕事の満足感から飲み会でアルコールを飲みます。これ、体に悪いんですね。いいのはせいぜい寝る30分前の小コップ一杯のアルコール度の低いもの。これは世界的な学会で発表されているのですが、お酒とタバコは百害あって一利なし、です。

お酒もタバコも血流を悪くし、人間の判断力や自制心や耐久力を失わせてしまうのです。

「アルコール依存症」から自殺へ

話は変わりますが、自殺が年間で一番多い日は以前3万人を超える自殺者の時で3月31日、4月1日でした。平成バブルは責任感の強い人間を自殺に追いやっていたのです。

ところが東日本大震災が起きてから年間で自殺が多い日が5月6月にずれてしまいました。ここは分析できないところですが、震災から2か月たった位に「喪失感」が頂点に達したのではないかと推測しています。

震災では多くの喪失感を持った孤立者がでました。皆、行き場所を失い仮設住宅や自宅にこもるようになり、そのせいでアルコールで気を紛らわすことになってしまい依存症、そして「喪失感」「絶望感」が相まって自殺へと流れていったのです。それは今でも続いています。

ですから、アルコールは日を続けて飲むことはお勧めできません。タバコ(特にタバコは脳の力と体力を低下させます)は、何度もいいますが百害あって一利なしです。

「死にたい」「居なくなりたい」と思ったら?

文章では最小限のことしか言えませんが、死のうと思っている人間の極限は「脳がマヒ」している状態で何をするかわかりません。白浜町の藤藪牧師も「何度数人の男でがけから飛び降りそうな人間を力づくで止めたことか」と言っていました。女性でもとんでもないパワーが出るそうです。

まず身近な大切な人に「死にたい」って言ってください。いのちの電話の後でいいんです。それでも死にたくなっていたら一人にはならないでください。無論、子どもを巻き込んではいけません。

しかし「死にたい」と思ったら、「自分は馬鹿だ」と同時に思ってください。人を悲しみに巻き込むのは馬鹿です。しっかりしてください、とは言いません。

むしろだらしなくていいんです。最低と思っていいんです。命さえあれば、世の中で起きたことは世の中で必ず解決できます。

最後に

途中、傾聴の話が出ましたが、詳しくは別のテーマの時にお話しします。
障がい児をお持ちの親御さん、認知症の親や連れ添いと一緒に過ごしている方へ、学生さんだったら友達の相談に乗った時。

傾聴が役に立ちます。それではありがとうございました。

(瑚心すくい)

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瑚心すくい(トランスジェンダー・境界性パーソナリティー障害)

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スキ。ありがとうございます。
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社会執筆家・小説家・エッセイスト・音楽家、関西SDGsプラットフォーム会員。社会経済が抱えるサステナビリティな社会的課題に取組み、人権擁護・動物愛護・自然保護等多岐に渡る社会貢献ができる人材育成を、国連SDGs「持続可能な開発目標2030アジェンダ」と共に実現します。