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「からだ・こころ・環境」の関係

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まんまる笑顔で健やかに過ごせますように。 健康に関する話、東洋医学の話を どこかで見たような話?でも、とにかくわかりやすくお伝えできればと思います。 あん摩マッサージ指圧師からあ…
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片頭痛?緊張型頭痛? 寒気や息苦しさもある頭痛なら、自律神経を整えよう

私は長年、たびたび起こる頭痛に悩んできました。 過去に書いた記事はコチラです↓ 緊張型頭痛という言葉が世に知られるようになってから、それだ、と思って過ごしてきました。 しかし、温めてもストレッチやマッサージをしても良くならない。というより悪化しているのかも??と疑い始めてから、また新たな仮説を立てることができました。 私の頭痛パターン1・頭が重い、だんだん頭痛に変化する ・首や肩が凝る →この場合は、ストレッチやマッサージでだいぶ軽減できます。いわゆるこれが緊張型頭

気象病について…不調への対処だけでなく、不調の起きにくい身体にしませんか

気象病という言葉を聞くようになって、まだそんなに経たないと思いますが、悩んでいる方はとても多いようです。 なんとなくは知っていましたが、患者さんに説明するにあたって、改めて調べました。 気象病とは 【天気の変化によって引き起こされる、身体や心の不調のこと】です。 症状パターン1関節痛や古傷の痛みなど、もともと持っていた持病が悪化して現れる症状で「天気痛」とも言います。 膝が痛いから雨が降るよ、とか 台風が近づいてくると腰が痛い、とか 手術のあとの傷がうずくんだよ、とか

環境は、心と身体を壊すこともあれば、治すこともある

私は誰かの身体や心を癒し、ツラいをラクにする仕事をしています。そんな私は「もちろん健康に気を遣っていて、毎日元気!」かというと、そうではありません。 中学生の頃からひどい肩凝りと、高校生頃からの頭痛。 生理痛で動けないこともよくありました。 それに比べたら、ここ数年は元気な日が増えました。 育ってきた環境私は、育ってきた家族や家庭の話をするのは避けてきました。聞かれると返答に困るので、そういうプライベートな話を、特に職場ではしたくないとバリアを張っていました。 「お母さ

身体の不調が心に影響を与える。ってどういうこと?

からだ(歪みや凝り)→こころの不調身体の歪みや凝りから血行不良が起きます。 必要なところに必要なものが行き渡らないので、正常に機能しなくなります。 それが脳=自律神経系とか…と考えるとこわいでしょ 滞るのは血だけでなく 東洋医学でいうと「気」や「水」も同じです。 すみやかに流れてなんぼ。のものたちが滞ると、淀んで腐って… 現代医学的にも 東洋医学的にも どこかで何かが滞ると あちこちに不調を引き起こし 毎日どこかが具合が悪くて 精神的に疲労が溜まります。 仕事も休みが

痛いところに手を当てる…てあてのチカラ

どこかが痛い時、そっと手を当てる。 そーっとなでたり ぐーっと押し込んだり その時のその症状に合わせて、自然と使い分けていませんか。 それがもし他人なら そーっとさすってほしいのにどんどん叩かれたり ぐーっと押し込んでほしいのに、さらさら撫でるだけだったり 自分の要望と違うことをされると イラっとしませんか。 考えてみると結構難しい、ですよね。 例えば、 神経痛には強めの圧をじーっくり与えるとか 症状に合わせた指圧方法などがあります。 教科書や学校で学んだこと

「自分のことは後回しなあなた」を放っておけない私

いつも自分のことを後回しにしてしまう、 せざるを得ないあなたに… 私だって休みたい!私だって遊びたい! 肩は凝るし腰も痛いし私だって疲れてる。 目覚ましかけずに眠りたい! 疲れたー 休みたいー と言っても仕方ない、と不満を溜め込んで その割には胃が痛くなるわけでもなく、体調崩すわけでもない。 がんばれちゃうからがんばっちゃう。 体調が悪くてもなんとか動けるからやってしまおう。とか 寝たら起きられなくなるからと無理をしたり、 家族がいれば家族が最優先。 今日は最低限

人と自然は深い仲

立春を過ぎたとは言え、まだまだ寒い日もある2月です。 今年は寒い冬になる、と長期予報で聞いてからも、11月12月は暖かく 本当に寒くなるのかしら、と皆で話していました。 12月から定期的に寒波が来て、最強寒波が来て 特に神経痛や関節痛がひどくなったと訴える方が多かったのです。 寒さに備えてお家の中は暖かく 外に出るときは厚着しているのに…と。 それでも寒さや冷えは感じます。 最近、植物と暮らしていて気付いたことがあります。 植物にとって、温度はとても大事。 季節もと

自分の足で歩けるってありがたいことなのです

目の前の当たり前に感謝する。と、キリがないことに気付きます。 朝、目を開けたら光を感じられて 起き上がって歩いて 好きなものを食べられる。 一人で仕事や買い物に出かけられる。 いつか、それができなくなるかもしれない。 「歩く」ってすごいこと。 一瞬片足に重心がかかる、それを支える力がないと歩けません。 「立つ」ってすごいこと。力が入らなくて、立てなくなるって想像したことありますか? そして、「座る」も筋力が必要。 筋力が弱ると、これらができなくなります。 マイナ

偏りをなくし、調和をとる。東洋医学の基本です。

東洋医学では 自然は大宇宙、人体は小宇宙とされ、自然の一部として考えられています。 日の出とともに起きて日の入りとともに寝る、とまではいかなくても 寒いときには温まり、暑いときには涼む。 自然や季節に合わせた暮らしが、現代では 丁寧な暮らし=贅沢 と言われるようになりました。 それだけ難しいことになった、ということでしょうか。 なんでも程よく 偏りなく 多ければ減らし 少なければ足す あつければ冷やし 冷えたらあたためる 縮こまっていたら伸ばす じーっとしていた

歳を重ねるごとに、やらなくてはならないことが増えてくる

何もしないのはもったいない という記事を書いたのですが 患者さんとお話していて気付いたことが2つ 1つめ 膝が痛む日が増えてきた、という方は マッサージをしたり 身体の使い方に気を付けながら過ごしていただくと しばらくは落ち着くとの事 しかし、家事や仕事を休むわけにはいかず、無理のない範囲でと思っていても、痛めたところや、痛めやすいところには負担がかかるもの。 お教えするストレッチなどもまじめにやってくださる方の場合 やはり、症状に応じてやることが増えてしまうわわけ

高齢者の痛みや痺れの慢性化 /早ければ早いほど治療の選択肢が増えます

症状の段階と、考えられる主な原因 筋力低下  ↓ 関節のすり減り 骨の変形  ↓ 痛み・痺れ 情報社会とは言え、世代によって得られる情報の質と量に大きな差があり、特にご高齢の方は、必要な情報と出会えていないことも多いと思います。 そのせいか、私が出会う方は ・骨が曲がってから ・関節がすり減ってから ・薬が効かない痛みや痺れに何年も悩まされてから になりがちです。 その状態になってからできることは少ないです。残念ながら。 筋力の低下による、関節への負担が増え 動きに

長い夏に気力も体力も奪われる

ようやくさわやかな風が吹くようになり、朝晩のひんやりした空気にほっとしています。 私が日々接する方は70代以上の方が多く 今年は本当に、暑さに疲れたとおっしゃいます。 体調を崩された方もいらっしゃるし 皆さん、あまり外に出られない生活をしているので、直接的な「暑さ」に疲れているというよりは 「一日中エアコンの中にいる」ということで体調を崩されているようです。 何が何でもエアコンは使わない、使ったとしても汗ばむくらいの設定温度にしている、というエアコン嫌いな方 熱中症が

元気のない 身近な人のためにできること

家族の誰かが 調子の悪い日が続いていると 何かしてあげられることはないかな と思いませんか? そんな時に、そっと・こそっと、してあげられること、あります。 ひとつめ自律神経系の不調や、悩みごとやツラいことがあって 元気がないねえ という時に、そっとサポートしてあげられるとしたら 優しく手当て ぎゅっとハグ  「気」の話をしますが  イメージとして聞いてください 調子の悪い人は 気の流れが滞っていたり 気が足りなかったり 気が余って煮えたぎって自分を攻撃している 

自律神経の不調かなー?と思ったら。病院に行ったほうがいい?

なるべく行きましょう。 なぜなら、本当に自律神経のせい?ということが知りたいのです。 何科に行けばいいの?病院に行きたい。行こう。でも何科? これが最初の問題ではないでしょうか つまり ・様々な自律神経症状が認められる ・検査で身体疾患が見つからない ・明らかな精神障害が認められない ことを検査すればいいので 例えば ・動悸がする ・胸が苦しい ・胸が痛い ・息苦しい →循環器内科 呼吸器内科 ・気持ちが悪い ・嘔吐 ・下痢 ・腹痛 ・胃もたれ →内科 消化器内科