見出し画像

片頭痛?緊張型頭痛? 寒気や息苦しさもある頭痛なら、自律神経を整えよう

私は長年、たびたび起こる頭痛に悩んできました。

過去に書いた記事はコチラです↓

緊張型頭痛という言葉が世に知られるようになってから、それだ、と思って過ごしてきました。

しかし、温めてもストレッチやマッサージをしても良くならない。というより悪化しているのかも??と疑い始めてから、また新たな仮説を立てることができました。


私の頭痛パターン1

・頭が重い、だんだん頭痛に変化する
・首や肩が凝る

→この場合は、ストレッチやマッサージでだいぶ軽減できます。いわゆるこれが緊張型頭痛だと思っています。
ストレッチは首や肩だけではありません。
凝ってガチガチになった首をバキバキと無理やり動かす方は多いですが、そうなってからでは遅く、むしろ逆効果です。硬くなった筋肉を無理やり引きちぎるようなことが起きるので(イメージです)余計に痛くなることがあります。
頭から肩だけが滞った感覚しかなくても、どこかが滞れば全体の流れに影響が出ますので、デコルテ辺り(大胸筋)や、太ももの裏(ハムスト)や内腿のストレッチもとても大事です。できれば全身を軽く動かす…ラジオ体操などがおススメ。

私の場合
根詰めて本を読む、PC作業をする、文字を書く、などから起こる肩こり、それに伴う頭の重い感じや痛みは、筋肉をほぐせば軽減できます。

私の頭痛パターン2

【起こりやすい環境】
・蒸し暑さを感じた日
・冷たい風を不快に感じた日
・生理の前中後 など
つまり、デスクワークが原因とは限らない、それどころか可能性は低く、思い当たる原因がわからないことも多い。

【症状】
・後頭部、とくに頭と首の境目あたりを「力いっぱい押し込まれ続けている」ような、強めの鈍痛
・首から肩はパキパキに凝って痛い
・こめかみや耳の上あたりや目の奥も痛い
・頬骨の下あたりも痛いようなだるいような感覚

その他
・手が冷たくなる
・胸の真ん中がすーすーと冷える感覚
・息苦しく感じ、深呼吸を繰り返す
・肩甲骨の間あたり(背中)が冷える、ざわつく感覚
・固形物を飲み込みたくない気持ち悪さ
・腹に力が入らずふわふわした感覚
・目を開けているのもツラいし、頭を支えているのもつらい=つまり横になりたい
・においや光がイヤになる

これらの症状が弱くなったり強くなったりを繰り返します。
こうなってくると、頭痛はあくまでも症状のひとつ。

【横になる時】
・あとで喉が渇くので、枕元に飲み物を用意しておく
・寒気がしている時は、ホットパックなどで背中を温める、布団をしっかり掛ける
・アイスパックで頭を冷やす。良くはならないが、心地よさは感じられることが多い。決して治りはしない。
・肩凝り用の貼り薬や塗り薬を塗る。それで治るわけではないが、スースーすると気持ちがよいので、揉んだりストレッチはせずに消炎鎮痛剤に頼る。

【数時間後】
・身体が火照って暑くなる。
・水分補給は普段より多めにしたくなる。(それくらい喉が渇く)
・首や肩はバッキバキで動かすことも困難なくらいミシミシに凝る

【翌朝】
・頭痛はまだある
・喉が渇いている
・首と肩は重く張ったような痛みがある
→水分をよく摂り、軽く運動などをするとだんだんと痛みがなくなる。

これが、発症から寝込み、一晩明けるまでの一連の流れで、毎回ほぼ同じような状況になります。

自律神経のバグから起こる不調

鈍痛よりも鋭痛の方が痛そうなイメージがありますが、強めの鈍痛もつらいです。開いている目が自然と閉じる、というより目の奥が押されて瞼を絞られるような感覚です。

痛いだけ、ならまだよいのですが、その他の症状が強くなってくると
「一刻も早く寝たい」としか考えられなくなります。

頭痛よりもつらく不快な「その他の症状」が、いわゆる「自律神経系の症状」です。寒気がしたり、暑くなったり、喉が渇いたりというのが特徴的。

頭痛と自律神経系の症状の関係

・筋肉の凝り→自律神経の不調
背骨の近くを通る自律神経が、筋肉の凝りなどで影響を受け、不快な症状を引き起こす。

・自律神経の不調→筋肉の凝り・その他の不調
なんらかの外的要因、内的要因で自律神経のバランスが崩れ、その結果「頭痛」という症状が出ることもある。

私は肩や首の凝りから頭痛を自覚することが多いので、最初は前者だと思っていました。他の症状はそれに伴って発生したものだと思っていたからです。

頭痛がひどくて起き上がれず、他の症状も出てしまうことに悩んだ私は、もっと効く薬を求めてたくさん調べました。
そうしていくなかで、自分の頭痛タイプ、つまり原因がわからないと対処法にたどり着かないと気付きます。

自分の頭痛の原因を追究し、対処し、どれが効いてどれが効かない、など
「頭痛が起きてから対処法を考える」を長年繰り返してきました。

その結果が、自律神経の不調から起こる頭痛(片頭痛)でした。

頭痛の起きない身体に

頭が重い・痛いくらいなら、治ることがありますが、それ以外の症状が出てきてしまうと、薬も効かないし、おとなしく寝るしか方法がありません。

仕事中に酷くなると、帰宅までがツラすぎて…正直、他人に施術している場合ではありません。意識朦朧に近いこともありました。そんな状態で他人を元気にすることは不可能ですし、施術者として間違った対応だったと思っています。(が、私だけが帰る・休むわけにはいかなかったので…休めるなら休みたかった…)

女性は生理周期に伴う頭痛も起こり得ます。ホルモンの調整にも自律神経が関係しているので、やはり大元は自律神経の乱れによる諸症状ではないかと
自分の20年以上にわたる頭痛の経験、医療関係の勉強、東洋医学の考えなどから、そう思うようになりました。

画像2

西洋医学的対処
・痛みが起きてから対応する

東洋医学的対処
・頭痛が起きない身体に改善していく

薬が効かない以上、頭痛が起きてしまうと何もできない。
自分がつらいのはもちろんですが、仕事を休む等で他人にも迷惑がかかる。
ならば。

頭痛の起きない身体になりたい。

そう思って自己分析を重ね、体質改善を心がけ、いつの間にか改善されつつあります。歳を取ったせいかもしれません。それもわかりませんが、最近わりと健康です。

⋆ ✩ ⋆ ┄ ⋆ ✩ ⋆ ┄ ⋆ ✩ ⋆
あくまでも私が個人的に分析・対策・対応を重ねてたどり着いた結果です。頭痛に悩む患者さんも多く、自律神経が原因では?と思われる方へは施術や生活改善のアドバイス等をさせてもらい、改善された方もいます。

自分で全てどうにかするのは時間もかかるし難しいことですが、
正しい診断と自分に合った対応を見つけることができれば、
不調の回数を減らし、程度を軽くする近道になると思っています。

いつの間にか…不調を忘れて暮らせる日になっていますように。


自律神経が乱れやすい、と実感し
どうにかしたいと実践した経験談です。
自律神経の乱れで、発汗や体温調節の機能に異常が起こります。自律神経はあらゆる生体機能を司っていますので、正しく働くことが本当に大事。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?