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『知性について』著:ショーペン・ハウエル

今月から哲学書を読むようにしています。

その中で、真理発見についての文章にとても共感したので報告します。

訳文は長いし難しいので、要約すると以下のようになります。

「先人から与えられた知識より、自分で発見した知識の方が優秀という知の性質がある」


~感想~

発見は、常に楽しいものであり、感動に近い感情を含む知の性質がある。

そのため、ある法則や出来事を発見した瞬間に、初めて能動的に心が動き出し、感動し、知識に楽しさという感情(価値)が含まれ始めるのではないか。

そして、その瞬間に知識が自分のものになる経験をするのではないかと思われる。

だからこそ、学生さんたちには勉強をノルマとして受動的に受け取ってほしくない。そうではなく、「また感動したい!」という期待を勉強に向けることができれば、勉強意欲を好奇心として受け取りやすくなるはずである。

って、私がもし先生だったら、生徒に伝えると思う。


特に、高校の現代文の授業では、小説や評論文を通して、発見と感動を含みやすい知の性質があるように予想できる。

だから、もし私が現代文の先生だったら、生徒の心に残る言葉や描写をたくさん伝えて、自分の中で何かを発見してほしいと思う。現代文が唯一それができると思う。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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