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ブリューパブ読書録

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ブリューパブ起業を目指して読みまくった本の数々
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#読書

フードテック革命的ブリューパブの未来【2020年9月25日】

やっとコロナが落ち着いて?きたかな?どうかな?
少しずつですが皆さんガマンの限界に近づいてきているようで、
嬉しいやら大丈夫なのか、やら色々です。
急に涼しくなって、普通に風邪ひく人が社内で続出しそうだなぁ。

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義 - 田中宏隆, 岡田亜希子, 瀬川明秀, 外村 仁

たぶん今年読んだ本で一番考えさせられることになるだろうなと。

最近よ

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PUBLICHACKとコロナとクラフトビール【2020年3月24日】

PUBLICHACKとコロナとクラフトビール【2020年3月24日】

例に漏れず新型コロナウィルスに多大な影響を受ける。
単に疫病という現象を超えて社会の在り方を変えてくるこの事象に対してどーすんべと思う日々です。

PUBLIC HACK: 私的に自由にまちを使う - 笹尾 和宏

著者の笹尾さんとハグする機会がありました。笑
公共空間をもっと自由に使う。
きっとこのコロナ禍がなければ、へぇーの感想で終わってしまったかもしれん。

この騒動を受けて今一番思うのは、

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ブルーオーシャンとブリューパブ【2020年1月17日】

ブルーオーシャンとブリューパブ【2020年1月17日】

1月短いです。なんもせんうちに終わっていく恐ろしさ。
長かった冬が早く明けてほしい気持ち。
弊社も法人化して丸2年が経ちました。
暇な時期は暇な時期なりにインプットアウトプットを。

日経BP総研2030展望 ビジネスを変える 100のブルーオーシャン - 日経BP総研

ブルーオーシャンって、いい響き。だけどそんな簡単に見つかるもんじゃない。
100のブルーオーシャンの可能性から気になったのを抜

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ポストキャピタリズムのビール【2019年9月5日】

ポストキャピタリズムのビール【2019年9月5日】

前回ポストに引き続き。

ポストキャピタリズムの世界でのビールとは

限界費用ゼロに近づいていく
ブルワリー設備自体の建設、設置が、機械化によって安くなる。
AIやオートメーションによる農業の発展で、
麦芽やホップの栽培も簡単に安くできるようになって原料コストが下がっていく。
仕込作業や発酵管理も、プログラム化、オートメーション、IoTによってオートメーションされて人の手がいらなくなる。
(これは

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未来への大分岐に資本主義はどうなるのか というか自分はどうするのか?【2019年9月4日】

未来への大分岐に資本主義はどうなるのか というか自分はどうするのか?【2019年9月4日】

気付けば9月になって、誕生日も過ぎ去りました。
今回はリーディング。

資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐 (集英社新書)

いやーぶっちゃげ良かった。色々自分的にツボの多い内容でした。
このブログで今まで取り上げてきた本のジャンルをご存じでしたらわかってもらえるかと思いますが。

なんか気になったところ引用しまくってたらネタバレみたいになってしまったので、
細かい内容は追記部分に

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雑記 レッドレイク? ブリューパブ≠ブルワリー+ビアパブ【2019年5月31日】

雑記 レッドレイク? ブリューパブ≠ブルワリー+ビアパブ【2019年5月31日】

令和なって秒で過ぎ去る1ヶ月。
GWからの月末が早すぎでもう終わり?感がすごいです。
2月のポストから結構空きましたが今年はこっからちょいちょい頻度上げていこうと思います。

5月は例年大阪でビールイベントがあるわけですが、
2度めの参戦。
盛り上がってんなー。10年目。密度が上がって熱量ありました。
まぁ予想通りといえばその通りなんですが、レッドオーシャン。
オーシャンてほど大きくないのでレイク

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利己的な遺伝子がビールを欲してる【2019年2月7日】

利己的な遺伝子がビールを欲してる【2019年2月7日】

昨年末までに読了しようと思ってたのに1ヶ月も延長して、

しかも補足の解説はまだ読めてない。

利己的な遺伝子 40周年記念版

この手の本は好き。

科学というよりは哲学書。

内容の多くは数学的な部分が多いけど、

結局我々は遺伝子の乗り物でしかなく、それ以上でも以下でもないと。

遺伝子は複製を残すためだけに乗り物に作用する。

その作用の結果が、生き残るか淘汰されるか。

徹底的に利己的な

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クラフトビールはアートなのか?起業家はアーティストなのか?【2018年11月23日】

クラフトビールはアートなのか?起業家はアーティストなのか?【2018年11月23日】

最近あんまり本も読めてないし、ブログも書けてないです。

気付けばもう今年も師走を残すのみ。

今年もバタバターとしてるうちに終わって行くわけですが、

法人になってそろそろ一年。

やっぱ個人事業とは色々ちゃうなーと。世の中の社長さんたちリスペクト。

勤労感謝の日やし。

あんまり本も読めてないけど、書店にいってジャケ買いする本が割りとおもしろい。

世界のビジネスリーダーがいまアートから学ん

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生きている会社の生産性【2018年6月12日】

生きている会社の生産性【2018年6月12日】

例によって例のごとく、半年に一度の更新

年明け恒例の所信表明で、二号店出店のお知らせしましたが、無事にオープンもでき、酒造免許もすんなり取得できました。

お陰様で二号店でも今ではビールとなった発泡酒の製造ができております。

感謝。

大阪も日本中で興った小規模メーカー乱立ブームがやってきて、市内にもブリューパブが増加中。もちろんうちもソレの一つではありますが。

色々なスタイル、戦略でそれぞ

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クラフトビール革命【2015年12月29日】

クラフトビール革命【2015年12月29日】

久々です。
タイトルの通りの本を読みました。

クラフトビール革命 地域を変えたアメリカの小さな地ビール起業 -

この本、クラフトビールでの起業を目指す私にとって、

ワクワク 8割

尻込み 2割

という感想。

アメリカのクラフトビールの発展の顛末(といってもまだまだ発展中の)を当事者が書くという点で、

日本のこれからのクラフトビールシーンを想像することができる良書。

ビールの小規模メ

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メイカーズ的ジャパンクラフトビール【2015年6月8日】

メイカーズ的ジャパンクラフトビール【2015年6月8日】

4月5月の怒涛のイベントラッシュが終わり気づけば6月。

梅雨模様です。

とりあえず2ヶ月間のビールイベントラッシュが終了し、遅めの五月病を患っています。

メイカーズ読みました。製造業を学んだので。

シェア、アンフェアトレードと読んでからのこの本っていうのがすごく面白かった。

21世紀のアメリカの製造業の新しいビジネスモデルについて。

オープンソースがより早くより安くより高品質なプロダク

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チョコレートの真実【2012年12月12日】

チョコレートの真実 キャロル・オフ著 北村陽子訳

久々に読み応えのある本でした。

私たちにとって身近なお菓子であるチョコレート。

それの原料となるカカオの生産に関わるダークサイドのお話。

●カバー折り返し部分 「私の国には学校へ向かいながらチョコレートをかじる子供がいて、ここには学校にも行けず、生きるために働かなければならない子供がいる。少年たちの瞳に映る問いは、両者の間の果てしない溝を浮

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Unfair Trade【2015年4月2日】

Unfair Trade【2015年4月2日】

気づけば4月です。

3月は瞬く間に過ぎ去りました。

日本酒の製造もやっと終盤の終盤。火入れが済めばやっと緊張感から解かれます。

さてビールだビールだ。1ヶ月後にはイベントラッシュが待っている。

良書を読んだのでメモ。

フェアトレードのおかしな真実――僕は本当に良いビジネスを探す旅に出た -

貧困問題の書籍もここ数年よく読んでいるので、

こういう認証ビジネスの裏側を題材にした本に書かれ

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統計学が最強の学問である【2015年1月21日】

統計学が最強の学問である【2015年1月21日】

1月も下旬になり大吟醸造りが佳境を迎えつつあります。

春が待ち遠しい。

冬ごもりしながら春からの作戦を考え中。

事業計画を作ってるつもりがいつの間にかクラフトビール市場環境の分析と考察に陥ってしまワナです。

最近のクラフトメーカーにアンケートした統計では、

1社あたりの平均売上が年商8700万円にまでなって前年比14%増と二桁成長を続けてるというニュース。

リッター1,000円で単純計

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