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ブルーオーシャンとブリューパブ【2020年1月17日】

1月短いです。なんもせんうちに終わっていく恐ろしさ。
長かった冬が早く明けてほしい気持ち。
弊社も法人化して丸2年が経ちました。
暇な時期は暇な時期なりにインプットアウトプットを。


日経BP総研2030展望 ビジネスを変える 100のブルーオーシャン - 日経BP総研


ブルーオーシャンって、いい響き。だけどそんな簡単に見つかるもんじゃない。
100のブルーオーシャンの可能性から気になったのを抜粋。

№4 昼のスリープマネジメント
昼寝市場。短時間の仮眠で業務効率アップする。職場に昼寝スペースを設けるためのデバイス市場。
頭脳労働者向けな風だが、飲食も普通にあり。みんな休憩仮眠はするけど、それを効果的にするには?

№5 フードテック
まぁキーワードとして。フード&テクノロジー。代替肉とか、ロボ化自動化とか、植物工場とか、ウーバーイーツなんかもその一つ。

№13 フードツーリズム
日本におけるフードツーリズムは鮮魚で訪日観光客を集めることらしい。水揚げされる漁港の近くで消費する。
TAGBOATTAISHOはどうなるかな?ちょと違うか。

№16 CBD カンナビジオール
大麻の茎や種に含まれる成分。違法のTHCとは別物。これはまぁちょっと話題になってるけど。
医療的有効性、リラックスや睡眠に効果。海外ではCBD入りビールはある。国内ではまだないはず?https://medleaf.jp/cbd-alcohol/

№18 ライブエンターテイメント
コト消費。ブリューパブもいわばライブエンターテイメントの一つ。カジノとの関連。これも訪日観光客へのアプローチ

№20 ギア沼
いわゆるキャンプ沼とかそういうの。自転車、釣り、アウトドアなどなど。クラフトビールからのホームブリューも沼化しやすい。
コスパよりも価値観が重視されるので消費が上がる。

№22 アグリツーリズム
グリーンツーリズムなど、こちらは農業へのツーリズム。ホップツーリズムも関連。
インバウンド向けもあるが、教育との関連もあり。ITを使って、現地に行かなくても田舎で農業体験ができるなど。気が向けば行く程度でも可。
でも、意外と伸び代は低く見られてる。5年間で1.5倍の市場になる。

№26 DtoC ダイレクト・トゥ・コンシューマ
自社での企画製造直販。顧客と直接つながり、長期的な関係が築けるかが重要。フィードバックを受けられる。サブスクリプション化。
ブリューパブもいわばDtoCビジネス。しかしそれ自体がブルーオーシャンか?と疑問

№42 働き手、働く場、働き方の改革
施策のない働き方改革に辟易する。ITの活用しかない。時短ではなく、価値・生産性の向上。モノではなく、人への投資。
そんなこたわかってるという声も聞こえてきそう。飲食もそういう時代。思い切った施策が必要と感じてる。

№43 情報コンシェルジュ
これも働き方改革に内包される市場。情報収集自体を外注する。単純なIT化だと、「速く、もれなく」収集されて多すぎる。ここに人が介在する意味があって「正しく、手短に」要約された情報が得られる。
でも、これ外注化したら、経営って判断するだけでいいのかな??

№47 パラレルキャリア支援エージェント
パラキャリは確かに注目。飲食店の、ダブルワークとはちょっと意味合いが違う。が、雇用の多様化は飲食にも製造業にもある。雇用が複雑化してくると、キャリアプラン自体をマネジメントするサービスが生まれると。

№48 フリーランスサポート
上記に続き。マッチング、プラットフォーム化。ファントムブルワーも今後もっと多様化?

№49 LGBT採用支援
ジェンダーレスが進むにつれ。Allyを増やす。LGBTではないが、LGBTに理解支援する存在。飲食店の雇用機会アップ。

№53 フレキシブル・ワークプレイス
場所に縛られない働き方。飲食店では難しいか?自社で店舗は構えるが、バックオフィスはコワーキングスペースでもいい。

№55 周年事業コンシェルジュ
こんなんあるんや的な。日本は寿命の長い企業が多いので事業の周年イベント自体に需要があると。周年イベントでビールのOEMを受けることは多い。

№57 Services on Maas
自動運転技術が移動時間の使い方を変える。移動しながらビール飲める。

№64 スキルショップ as service
スキルのある個人に外注するのでなく、組織に依頼する。ブルワリー経営をブルワー個人に任せるのではなく、会社でコンサルティングや技術提供、アドバイザリをするイメージ

№73 まちたたみコンサルティング
これけっこう意外な視点やった。過疎化するなら盛り上げるためにコンサルティングする、っていうのが普通の考え方やけど、過疎に合わせて街をコンパクトに変えていく。インフラの維持が自治体の負担になっているという視点。

№74 スモールコンセッション
人口20万人未満の自治体が手掛ける小規模コンセッション事業。官民連携。上記と合わせて、自治体と連携したブルワリー。

№80 カーボンリサイクル
排出される二酸化炭素を資源化する技術。例えばメタンができる。 ビール醸造の過程で、発酵時に二酸化炭素が発生する。

№81 食品ロス削減
SDGsでも明記。マーケティングのあり方も変わる。AIによる予測精度。廃棄間近のもののシェアリングサービス。また、廃棄になるものはバイオガス発電のエネルギーに。などなど。ビール製造の廃棄で出る、麦芽のカス。これの有効活用は?

№92 テクノロジー拡散
ローカル化。他国で成功したビジネスを日本で展開してもうまくいかなくなる。人間がどこでもできることをやってはいけない。
むしろ、ローカル特有の問題解決をするほうがいい。
もしくは、まだ人間がいない市場、海中・宇宙・空中。宇宙ブルワリーはもうあるから、、、海中ブルワリーか、、、、

№98 IT/OT人材育成
バーチャルのIT(インフォメーションテクノロジー)とリアル現場のOT(オペレーショナルテクノロジー)の両方に精通、内包して最適化できる人材が必要になってくる。働き方改革なんてのをやっていくためには、IT、IoT、AIの活用は不可欠になるが、OTがないと成果につながらない。
うちのビール醸造も、OTはローテク基本だが、要所要所で合理化するためにITも活用する。そういうの日本は遅れてる。


抜粋けっこう多かった、、、
共通して言えるのは、技術の進化が前提。
とはいえ、どれもこれも、想像できないような突飛もない話でもない。
目の前にある、もしくは少し視点を変えれば見える課題にブルーオーシャンが広がってるんじゃないかという救い。
人間がどうにか楽しく健全に長生きするためには、多くの人がそれぞれのブルーオーシャンを見つめて価値を高めていくしかない。
小さいけどブルーオーシャンがいっぱいある。そんな風になる気がする。

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