復職が迫るあなたへ、不安を軽減する三つの方法～うつ病脱出のヒント～

新年最初の記事ですが、いたってふつうに始めたいと思います。というのも、私が復職したのが1/15頃で、新年が不安で仕方なかったからです。

年始から復職する。年始からリハビリ勤務がはじまる。
いよいよ戻れると思うとよかったと思うけど、やっぱり不安だ。仕事に行けるか、仕事はきちんとこなせるか。上司は、同僚はどう思うだろうか。
そんな思いのつきないあなたへ。

年末に産業医や職場と面談し、年始から復職ないしリハビリ勤務という方も少なからずいらっしゃると思います。
会社はいつでもいいよといってくれていても、年内に復職の目処をつけておきたいとご自身が思い話を進めたという場合も少なくはないと思います。

復職が決まった瞬間は、「ああよかった」「これでようやく復職の目処があった」などと安心する方も多いと思いますが、時間がたつにつれて、「本当に大丈夫だろうか」と不安になるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

実際私は休職期限の問題で年始一週間経ったくらいでの復職となったのですが、年末年始は気が気ではありませんでした。
当時はリワークプログラムに通っていましたら、年末年始は当然プログラムはおやすみで、通っていた仲間にも、スタッフにも相談することができずに悶々と過ごしていました。

不安というものは、なぜか漠然としていて、それでいて考えれば考えるほど膨大なものになっていきがち。
なんとかして、それを小さいうちに、大きくなる前にとることが最善策ですが、それが結構難しい。

不安や焦りというのは、未来に対して起こります。
復職してもうまくいかなかったらどうしよう、元のような仕事ができなかったらどうしよう、上司はどういうか、同僚はどんな目でみてくるか、自分はどう振る舞ったらいいのか、などなど。

きょうは不安を軽減する三つの方法をお伝えします。ぜひ試してみて、少しでも年始をゆっくり過ごしてください。
①不安をとにかく書き出す（解決策があればあわせて書く）
②運動する
③瞑想する（マインドフルネス）

①不安をとにかく書き出す（解決策があればあわせて書く）
人は対処できないことに不安を抱きがち。こんなことが起きたらどうしたらいいのか？、もしこんなことが起こってしまったら取り返しがつかないかも、という具合に。だからこそ、何も起きていない今、書き出しましょう。
・復職してもうまくいかなかったらどうしよう
・元のような仕事ができなかったらどうしよう
・上司がどういうか気になる
・同僚はどんな目でみてくるか
そして対処があれば、冷静な今のうちに書いておきましょう。誰かに相談してももちろんOKです。
・元のような仕事ができなかったらどうしよう
→まずはできることだけやってみる、最初から大きな仕事は任せないと言われた
・上司はどういうか
→先に自分からあいさつしておく、復職前に面談してもらう、復職しても面談も定期的にお願いする
・同僚はどんな目でみてくるか
→いろんな人がいると思うのがいいかも。初日のあいさつで変わらず接してくださいと伝えておこう
といった具合に。

また、書いてみて「はっきりしないな」と思った不安には自分でつっこみを入れておきましょう。
・復職してもうまくいかなかったらどうしよう
→やってみないとわからない、今から悩むな自分
→自分はきちんと対策をたてたのだから、それをまず試してみよう
→まだ休職期間があるから最悪は休もう
→そもそもうまくいかないってなんだ？
といった具合にです。

②運動する
とりあえず身体を動かすというのはなかなかに有効です。
運動しながら悩む、というのはなかなか至難の業。一度やってみてください。プランクしながら復職で悩む、とか。
しっかりと身体を動かし、頭だけが疲れないようにして、しっかりと睡眠をとれるように身体をもっていくこともできます。
寒くなっているので、日光浴が難しくなりがちですが、午前の早い時間に日光をあびておくことは、セロトニンの生成に非常に重要です。難しいことは考えず、きもちよく太陽を浴びてみましょう。
天気が悪い日が続くときは、家のなかで、You Tubeでも見ながら運動しましょう。
ちなみに運動しながら不安を感じられるのであれば、それは運動が軽い証拠。ぜひ、ギリギリの厳しい運動を！

③瞑想する（マインドフルネス）
瞑想（マインドフルネス）は、「今ここ」の自分を意識すること。さっきもお伝えしたとおり、不安は未来に対して起こります。瞑想は「今」を意識する作業です。実は、今この一瞬に不安を感じることはできません。なんだかややこしい話ですが、不安は未来のことに対して起こります。今だけを意識する、ただ今の自分を意識する練習をしておけば、不安は軽減します。
単純にいえば、今、今、今・・・というように今だけ、目の前の今だけをこなしていけば、不安は軽減します。
ごはんを食べながら復職した未来を考えると不安になるけど、ごはんがおいしいなという今を感じれば、未来は考えられず不安は軽減するということです。

以上が不安を軽減する三つの方法でした。
ひとつの方法からでもいいですし、三つを組み合わせてもOKです。

これを読んでくださったみなさまが健やかな日々を過ごせますように。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
 
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