地球の生命は何種類誕生したのか?
今のところ知的生命が存在するのは地球だけです。
地球が誕生(約46億年前)して大体8億年後に原始生命が誕生したと考えられています。
そこからの生命の旅について言及している記事を紹介します。
ようは、
地球が誕生して10の40乗個の生物(大半が単細胞型)が存在していたと推定できる、
という話です。
ちょっとでかすぎてピンと来ないですね。
上記にもふれてるとおり、大半が単細胞生物です。
その歴史の中でも、バクテリアの貢献が大きいようです。
まずは、エネルギーの元となる炭素の生産・吸収を1つの参考値にしています。
なかなか数十億年前からなので推測が難しそうなイメージですが、古代の堆積岩にのこされた同位体(同じ元素でも違う質量を持つタイプ)の割合から割り出したそうです。
炭素も重要ですが、生命史の中で大きな転換期は、「酸素」の大量発生です。
それまでの生物(嫌気性生物と呼ばれます。大体細菌が占めます)にとっては酸素はむしろ毒にあたり、酸素をエネルギーとして活用できる生物種が優勢を占めることになります。
そんな中で立役者をあげると「シアノバクテリア」という生物です。これが歴史上初めて酸素を放出する光合成をおこなったと考えられています。
過去にもいくつかふれたので、1つだけ過去投稿を載せておきます。
この記事でも書いているとおり、皮肉にもこのシアノバクテリアが二酸化炭素を吸収したので温暖化が抑制され全休凍結をもたらしたのでは?という説もあります。
が、その後の復活で一気に生物がたくましくなった(因果関係は不明ですが何がしかの進化圧がかかったように見えます)ので、プラスマイナスでみればプラスなのかもしれません。
現代でもシアノバクテリアによる光合成が地球の維持に寄与しています。しかも、いまはバイオテクノロジーが進み、この生物自体をエネルギーに転化する研究も進められています。
ちなみに、冒頭の記事では、今後の未来予測まで言及しています。
約20億年後には、現在の居住可能性を維持するための生物のエコシステム維持が難しい、と予測しています。
そのころには陸上の植物が枯れ、海が沸騰し、地球誕生直後の生物がいない岩石の惑星に戻る、という衝撃的な表現があります。(記事だけでは裏付けはできませんでしたが)
地球がどうなるかも重要ですが、今進めている太陽系の外にある(地球のような)惑星での生命調査にも今回の研究は貢献できます。
今後も生命史の研究は続いていくようですので、これからの地球生命の未来についてたまには思いを巡らしてみたいと思います。