名曲「昴(SUBARU)」と宇宙開発の繋がり
先日、国民的歌手の谷村新司さんが亡くなりました。
数多くの名曲がありますが、その1つに1980年に発表された「昴(スバル)」があります。
いわずとしれた星座の名前で、もともとはプレアデス星団と名付けられています。それについてサイエンスの視点で触れた面白い記事があったので紹介します。
ようは、
スバルについての天文豆知識です。
個人的に興味深かったのは、曲「昴」内にある下記の歌詞に対する考察です。
「砕け散るさだめの星たちよ」
谷村氏は天文ファンでもあったらしく、実際の天文現象について言及しているのではないか?と想像したものです。
天文現象で肉眼でもわかるほど激しいものに「超新星爆発」があります。
日本だと、平安末期の藤原定家による「明月記」にある観測日記が有名です。
これは自身が重すぎたときにおこる自重崩壊現象です。
ただ、星団としての昴はそこまで重くない(太陽の数倍程度)ため、上記記事ではその説を否定しています。
その代わりに、超長期的に星団がバラバラになることを指しているのではないか?との説を支持しています。
太陽は生まれて50億年近くたちますが、元々はどこかの星団に所属していたようです。(恒星として)孤高の存在である太陽も、過去をたどると面白い人生を歩んでいるかもしれませんね。
と、このようになかなか味わい深そうな歌詞ですが、本人の過去インタビュ-では、このプレアデス星団との交信について触れています。
胡散臭いタイトルではありますが、一応本人インタビューなので、それなりに尊重しておきます。
厳密に上記記事では、谷村氏は歌詞をおしえてもらったわけではなく、単に交信した(むしろ歌詞を作ってくれた説は否定された)ようです。
ちなみに、谷村氏に限らず、プレアデス星団との交信、もっといえばプレアデス星人は昔からSFやトンデモ説でよく登場します。この星人名で検索するとわかります^^;
と、なかなか話題になりがちなプレアデスですが、元々はギリシア神話の登場人物です。
上記のWikiによれば、プレアデスは姉妹で大きく下記2つの説があります。
1.月の女神「アルテミス」の侍女説
2.アマゾン(これも元々はギリシア神話の女性部族)女王の姉妹説
相当こじつけですが、アポロ(これもギリシア神話)の後継プロジェクト「アルテミス計画」、そしてアマゾンの創業者ジェフ・ベゾスが立ち上げたブルーオリジンを連想しました。
補足すると、ブルーオリジンも「月の基地化」を長年目指していますし、アルテミスにも関与しています。
もっと言えば、宇宙船「オリオン」はスバルの近くに位置していたりもします。
スバルの歌詞では砕け散る宿命ですが、人類の宇宙進出はぜひ持続的に進んでほしいです。
改めて、谷村さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?