見出し画像

CESがついに空・宇宙へと飛躍

昨日、CES2024で話題を呼んだ遺伝子技術による観葉植物を紹介しました。

CESと聞くと、古くから知っている方は、生活家電や電子機器の見本市だと思います。
特に、1995年(Windows95ですね)から、当時MicrosoftCEOビルゲイツによる基調講演がはじまって今のラスベガス開催方式に落ち着きました。

ただ、展示する内容は数年前からモビリティ系、特にEVが注目を集めています。

そして2024年では、冒頭の新しい生物と技術の融合とちょっぴり近い、飛行するモビリティが話題を呼びました。

みつばちの形状を模倣した「空飛ぶクルマ」です。

まず、「空飛ぶクルマ」と子供っぽく表現したかもしれませんが、これは今のところ正しい呼称です。過去にこの定義含めて市場の盛り上がりについて書いた記事を載せておきます。興味ある方はそちらから。

2024年度最新でまとまっているのはこちら。

まぁ、超ざっくりいうと「人が乗れるドローン」だとおもってください。

ドローンは規制緩和が進み、許可を受ければ人の居住地域の上でも飛ばすことはできます。ただ、初めてドローンを間近にした人が驚くのは、その音量の大きさです。私も初めはびっくりしました。。。

これは空飛ぶクルマでも同じです。垂直に離発着できるため都市部でも物理的には確保できますが、騒音は1つの課題です。

そして今回、ミツバチを模倣して作られた空飛ぶクルマ、Supernal社の「S-A2」の売りは、その「静かさ」です。

一番うるさい離発着時でも、65デシベルという驚異の静かさ!

とデシベルでいってもピンとこないと思います。下記に代表的なデシベルと生活空間の対応が載ったサイトを置いておきます。

上記に従うと、大体1m離れて掃除機や洗濯機の音を聞く騒音です。実用性としてはもう十分実用的と言えます。

他にも幾社かがCESで空飛ぶクルマを展示していましたが、個人的にもう1つ気になったのがXPENG AEROHT社です。

これは静止画でなく動画をみてもらいたいです。

つまり、地上と空中走行でモードを切り替えられる空陸両用カーです。

「Land Aircraft Carrier」と呼ばれるこの機は、コンセプトだけではなく(近年CESの発表はより具体的な製品発表が増えた印象)、2024年度Q4に予約注文を受け付け、2025年度に納品可能とのことです。
もうすでに相当な問い合わせが入っているのでは?と想像します。各国の航空規制も考慮する必要があるので、当面は日本では見れないかもしれません。

最後にもう少し高度の高い話を。

以前に、日本がSLIMで月面着陸をした話をしました。

上記は達成直後の記事で、太陽光パネルが機能していないのでは?というトラブルが報告されていました。

結論は単に太陽の真逆を向いた姿勢の問題で、問題なく作動しています。月は+-300度近くの寒暖差があるため、性能としては素晴らしいです。

この話題となった太陽光パネルも実はCESでSHARPが展示していました。

上記SharpのBlogより

ということで、今のCESは家電見本市ではなく、最新の技術総合ショーケースになっています。

次回は現地で体験してみたいと思う今日この頃でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?