宇宙(Cosmos)のコロモ事情
宇宙服と聞くと、何となく同じようなイメージを持ちませんか?
こんなほっこりしたニュースが最近流れていました。
要は、
高校生の授業で船内宇宙服をデザインし、その結果を実際のJAXA宇宙飛行士に報告した
という話です。
どうも3年生の課外授業で課したそうで、そういえば、宇宙を高校生から学ばせるニュースはほかにも流れてましたね。
それにしても、「着物」というのは斬新です。国際的な活動を担う宇宙飛行士内だけでは出てこない発想かもしれません。
もちろん高校生は直接ヒアリングもしたうえで設計しており、機能性(結構防臭は大事)も忘れていません。
あながち実現性がゼロではなく、むしろUniversalな場所だからこそ、着物含めた各国由来の衣装をまとうというのは面白いと思います。
さて、船内であればこういったファッション性は重要だと思う一方で、船外だとより機能性が求められます。
そして今人類最大の有人宇宙開発プロジェクト「アルテミス計画」で、それが遅延しており問題になりつつあります。
アルテミス計画については以前に触れたので割愛しますが、要は月を経ての火星到着を目指したNASA主導のビッグプロジェクトです。
上記内の最後に遅延問題について触れてますが、実は船外宇宙服についても同じ課題が生じています。
2019年発表当初は、この次世代スーツは期待されていました。結構画像を見るだけでもクールですね。
・・・が、時間とコストが超過しており、遂には2021年夏にイーロン・マスクが「なら、うちやるけど」とTwitterでつぶやくといったありさまです。
イーロン・マスクは時々とんでもない発言をすることでも知られてますが、この件については結構地に足の着いた提案です。
というのも、過去何度も彼のSpaceXはロケットだけでなく、宇宙服も提供しているのです。
これについては、2020年にSpaceXのロケットでISSに到着した野口宇宙飛行士が、丁寧に自身のYoutube公式チャンネルで解説してくれています。
※この回の次に、実際に着る模様も公開されています。
3Dプリンタでデザインされたワンピース型で、想像以上に軽装備で過ごしやすそうな印象です。
面白いことに、この宇宙服デザインは、「バットマン」「スパイダーマン」などハリウッド映画のヒーローコスチュームで有名なホセ・フェルナンデスさんが手がけています。
以下1つ目の記事から引用。当時2016年にはもうSpaceXは有名になってましたが、さすがにこちらも大物です^^
このように、宇宙服においても従来と異なる新しいファッションが起こりだしています。
ということで改めて、冒頭の記事にある「着物」はあながち空想ではないですね☺
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