『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』、クライマックスがヤバい理由とは
はい、どーも。りゅうパパです。
このブログは、子供が寝静まったあとにパパが本音を語るブログとなっております。
観てきました!先週の3月29日(金)から劇場公開が始まった、シリーズ最新作『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』を!
どんな映画?
皆さんご存じのゴーストバスターズなので、特に説明は不要かと思います。知りたい方は、公式WEBサイトとWikiをどうぞ。
簡単にご説明すると、幽霊退治をする3人組のSFコメディ映画です。1984年に第1作目が公開され、大ヒット。1989年にはパート2も公開されましたが、その後、間が空いて、32年後の2021年に正当な続編『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が公開され、こちらも大ヒット。(2016年には女性を主人公にしたリブート版もございます。)
今回は、そのアフターライフの続編になります。
前作アフターライフはレビュー評価も高く、僕も大好きな名作なので、今回のゴーストバスターズの最新作も観るしかない!と非常に楽しみにしておりました…
(※以下、ネタバレが含まれますので、ご注意ください。)
感想は?
感想を一言で表現しますと…
ガッカリです!
僕の本当に個人的な評価ですが、ここ数年に観た映画の中で、最下位と言っていいでしょう。ホント、基本的にはどんな作品でも、作品は作り上げた人たちの苦労の結晶なので、悪いように言いたくないですが…
ガッカリです!
観始めてから、ずっといつ面白くなるのかなーと思いつつ、あれ?もしかしてこのままクライマックスまで何も起きないのか?と途中から不安に思い。その予感が当たってしまい…
これ!令和時代の映画だよな!とツッコミたくなりました。
だって、今どきのハリウッドの大作映画は、2時間越えが当たり前で、アクションまたアクション、危機また危機と、こちらも胃もたれするほどの過剰なサービス満点映画ばかりなのに、今作は過去作のキャスト登場だけは無駄に豪華で、他は空っぽだったような印象ですから。
ずっと何かが起きそうで起きないのも、ホラー映画の前半の演出のようで、期待を煽るものかと思いきや、本当に終盤まで何も起きない。
でも、この映画、もっとヤバいのが、クライマックスなのです…
クライマックスがヤバすぎる理由!!!
映画のクライマックス。街全体を凍らすパワーを持つ最強のゴースト・ガラッカが蘇り、ゴーストバスターズの事務所に現れて対決します。
この事務所兼住まいの倉庫みたいな場所が、この映画の最終決戦の舞台です…
地味すぎるでしょ!
それも、ラスボスであるガラッカは、事務所の入口付近から、前にも後ろにも上下にもその場から動かず、ただただ氷での攻撃をするのみ。
「その場から動かないでくださいね」とスタッフからの指示を忠実に守り、舞台用語で言うところの、バミられているのかな、とさえ思いました。
わたくし、ジャッキー・チェン好きなので、少しアクション映画について語らせていただくと、ジャッキーは1982年の映画『ドラゴンロード/原題:龍少爺』から、蛇拳・酔拳・笑拳のような野っぱらでの闘いに、屋根から落ちたり、2階から落ちたり落としたり、縦の動きを取り入れ、新しいアクションを模索しているんです。
それは、のちの『プロジェクトA(1983年)』の時計台落下、『ポリスストーリー/香港国際警察(1985年)』のポール滑りという、映画史に残るアクション誕生にも繋がっています。
約40年前にすでにアクション映画は、横の動きに縦の動きを取り入れ、観客を飽きさせないように知恵を絞り工夫をしているのに、令和のこの時代に、こんな動きのない、退屈なクライマックスでの決戦を観るなんて…まさに悪夢なのではないでしょうか。
まとめ
主人公のフィービーのミスで、最強のゴースト・ガラッカが蘇り、死人が出ているのに、過保護にされるフィービーに違和感を受けたり、そもそも、オープニングの掴みのアクションシーンから、地味な印象で、嫌な予感がしていました。
それでも、良いところを挙げるとしたら…エンディングのゴーストバスターズのテーマ曲を劇場で聴けたことですかね…あの曲を聴くとテンションが上がります。(吹き替え版は、エンドロールに新しい日本のリーダーズのMVが流れ炎上しているようですが…)
そんなわけで、シリーズ最新作のこの『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』、個人的にはガッカリの1本でしたが、その真実は是非劇場でご確認ください。
それでは、また。