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情報発信なくして信頼獲得なし

大手マンションメーカー広報15年、地方の小さなPR会社経営16年のPRプランナーが中小企業の広報PRに役立つ情報を発信しています。

■あなたの会社は「知られていない」「信用されていない」


「製品の品質には自信がある」「品ぞろえや価格は競合他社に負けない」と思う反面、「なかなかお客様が振り向いてくれない、なんでだろう」とお悩みの経営者の方も多いようです。

その答えは単純で「御社が知られていないし、信用されていない」から。

そんなことを言うと、多くの社長は「わが社は業界では知られている」「わが社の製品は品質も使い勝手も他社に負けていない」などと反論してきます。まあ、言いたいことはわかります。

でも、「知られていない」のはともかく、「お客様に信用されていない」のは「お客様が会社を疑っている」というわけではありません。会社が発信する情報が、お客様の心にまで「届いていない」あるいは「受け入れられていない」という意味です

■信用されるには情報発信が必須


たとえばあなたの会社がテレビ・新聞の広告やWebサイト、SNSで「わが社の製品はこんなに素晴らしい」と情報発信したとしても、肝心のお客様の心には響きません。なぜなら「わが社の製品はそこそこの品質でたいした特徴もありません」という会社は、ありえないからです。

会社が発信する手前みその情報だけを真に受けて信頼するお人好しなお客様はほとんどいません。

「なぜ、御社の情報はお客様に信用されないのですか?」と質問すると、
「それは、わが社は規模も小さいし、知名度がないからです」。
「では、知名度が高まるには何をすればよい思いますか?」と聞けば、
「テレビとか新聞のニュースで取り上げてもらえたらいいと思います」。
「では、御社はなぜ、メディアに取り上げられないのですか?」と尋ねると
「それは、わが社は規模も小さいし、知名度がないからです」。
こんな無限ループ的な問答になりそうです。

■とにかく、情報発信しよう!


規模の小ささも知名度の低さも、テレビや新聞取り上げられないことも、悩んでばかりいて解決する問題ではありません。

それらの原因はほとんど、発信する情報に信頼性がないか、よほど有益性に乏しいか、もしくは何も情報発信できていないかのいずれかなんです。

わが社の存在が世の中にどんな良い影響を与えるのか。わが社の商品・サービスが世の中の課題解決にどのように役立つのか。わが社のメンバーが地域の社会にどんな貢献ができるのか・・・。

そんな、有益な情報を自社のWEBサイトやSNSによって継続的に発信し続けていれば、口コミによってじわじわと良い評判が広がっていく。タダで気軽に発信できるツールはいくらでも揃っています。

■メディアに向けた情報発信「プレスリリース」を


そして、マスメディアに向けたニュース性の高いプレスリリースを発信し続けていれば、「これをニュース番組で紹介させてもらえないか」「取材記事で取り上げさせてもらえないか」と、メディア側からアプローチがあるはずです。

今は、どんな小さな会社でも、あるいは個人でも、社会に向けて広く情報発信する手段はいくらでもあります。いかに世の中に役に立つ情報を上手に発信しているかによって、お客様の信頼を獲得できるかどうかが決まってくるのです。

世の中に役立つ情報は、お客様を惹きつける情報でもあります。「○○社は情報発信がうまい」と言われる会社になりましょう。

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