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APS教育の理念と方法

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#経営

どうして志高いビジネスパーソンほど、怪しい扇動者になびいてしまうのか

どうして志高いビジネスパーソンほど、怪しい扇動者になびいてしまうのか

「怪しい扇動者が跋扈する中で、アカデミアの知の領域を広げることがAPSの使命」という内容に対して、真摯なご質問をいただきました。プライベートなことも含むので詳細は控えますが、以下が概略です。

「私の知り合いの、とても志高く事業に取り組まれていた人も、変な扇動者にはまって、人生の最後がとても悲しい形になった。どうして人は怪しい扇動者にはまってしまうのか」。

こちら、とても重大な問題だと思いました

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APSは既存の大学を補完し、アカデミアの領域を拡充するためのものです。

APSは既存の大学を補完し、アカデミアの領域を拡充するためのものです。

APSの活動が誤解をもって広がっている可能性があることが分かりました。

【中川は、既存の大学の仕組みやアカデミアの仕組みに否定的であり、それを破壊するためにAPSを始めた。】というもの。

この点について、講師の先生や受講生の皆さまが気持ちよく参画いただけますよう、以下のことを明確にしておきたく存じます。

●APSは大学の代替ではなく、大学の補完を目指すものです。
アカデミアの知をリスペクトし

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科目学習を補う「ゼミ形式」は、社会人の学びにこそ必要だ。

科目学習を補う「ゼミ形式」は、社会人の学びにこそ必要だ。

APS開学にあたって、私のところに非常によく寄せられるご要望が以下です。

「超一流の大学の先生もありがたいけど、中川先生の講義を受けたいんです。」

はい、本当にもう、有難いとしか言いようがありません。まことに光栄です。私からもこの場を借りてお返事させてください。

「私だって皆さんといっしょに話がしたい!色んなことを考えたい!
ぜひ一緒にやりましょう!!」

かくなるわけで、APSでは、中川に

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OSを更新「し続ける」ことの大切さ

OSを更新「し続ける」ことの大切さ

前回は、あるべきビジネス教育のかたちとは、自己のOSの更新に寄与するものだという話をしました。↓↓
https://note.com/koichinakagawa/n/n2613e717d4e4

私はこのOSの更新というものは、1回きり行えばよいわけではなく、常に更新し続けることが大切になると考えています。

社会は発展し続け、ビジネスのあるべき形も変わり続け、あなた自身の立ち位置もどんどんと変

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人間の「OSの更新」を果たすための「しっかり学ぶ」とは何か

あるべきビジネス教育のかたちは、OSの更新である―。

これを実現するにあたっては、私はある意味では大学のこれまでの学修スタイル「1科目をじっくり学ぶ」が有効であろうと思っています。ただし、大学の中だけでそれを行うのではなく、実践の場に身を置きながら、一つ一つの科目を吟味しながら学んでいくという、実践と学術の両方に深く身を置くことが大切だと思います。

カジュアルなビジネス学習ツールは「短時間でパ

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あるべき教育のかたちは「OSの更新」である。

私が考える、ビジネス教育のあるべき形とは、その人の基礎となる思考力、行動力、あるいは物事に取り組む心持ちを整えるという、基盤となる思考と精神「OS:Operating System」を、日々アップデートしていくというものです。

対比される考え方は、OSの上で動く「アプリ」―戦略、組織、マーケティング、財務といった固有技能を身につけることです。多くのビジネス教育、特にカジュアルになればなるほど、そ

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全ての人に開かれた、オンライン経営スクール「APS」設立の思い

全ての人に開かれた、オンライン経営スクール「APS」設立の思い

長年の夢だったんです。
教育機関を作りたいな、と、ずっと思っていました。

私は、中川功一と申します。イノベーション経営の研究で博士号を取得し、その後、駒澤大学、大阪大学と教鞭を執ってきました。

そして、十数年。教師をやってきて気がついた、大きな課題があります。
それは、経営教育は本当にごく少数の人だけに閉ざされている、ということです。

私は学問の力を信じています。
善く生きるために、人類は何

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