方丈記

狭い場所が好き。

もっといえば、暗くて狭い場所が好き。

押し入れとか好物。

誰しも一度は憧れる、押し入れ部屋。

子供の頃、よく秘密基地にしたりして遊んだものだ。

大人になった今でも広い場所よりは、狭い空間が好きである。

シネコンより、ミニシアター。

大劇場より、小劇場。

帝国劇場よりも、下北沢駅前劇場。

もちろん、大劇場には大劇場の良さがあるが、

狭い小劇場の空間がたまらない。

今となっては舞台に立つより

客席で、照明のシュート(光合わせ)を観るのが好き。

もっといえば、調光室や、舞台袖が好き。

住みたいくらい。

自分のスペース、自分の空間があるのが好きなのかもしれない。

noteを始めたのも、自分の空間を確保できるからかも。

自分のだけの空間が欲しい。

だが、本当に一人では生きていけない。

舞台もnoteも一人ではできない。

スタッフ、演者、観客、読者がいての自分。

一人が好きだけど、一人じゃさみしい。

わがままなのかもしれない。