「プレイガール」(1969)のヴィジュアルチェック①
こんばんは。
今回は69年から放送されたあるドラマについて。
それではスタート!
(1969年に放送されたのは39話分でした。38話分と書いていたので訂正しました。ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。)
「プレイガール」(1969-1976)
東映チャンネルで放送中です(次回が48話)。
1969年から1976年まで7年!にわたって放送されたドラマ。
✔︎全287話
✔︎1話完結
✔︎ジャンルはお色気アクション
✔︎国際秘密保険調査員のプレイガールたちが保険金がらみの事件を解決していく
1969年4月スタートなので、69年に放送されたのは39話。
このnoteでは60年代について書いてるので39話までの内容に着目します。
ではヴィジュアル面を3つチェックしていきましょう。
**チェック①)ヒッピー風の衣装 **
69年という時代もあって、ヒッピー風のファッションが散見されます。
ヒッピーの説明とファッション
詳しいサイトもありますが、簡単な説明のサイトから引用しました。
本作ではヒッピーの思想的な部分ではなく、ファッションだけ取り入れています。
気になったのは緑魔子の八角形のメガネ。
この時代、変わったメガネをかけるヒッピーの若者が他の映画にも出てきて気になってます。
メガネで個性を出していたのでしょうね。
一般的には60年代は、メガネが今のようにファッションアイテムという認識は薄かったようです。
チェック②)国産デニム
ドラマにはデニムもよく出てきます。
確認したところ、同じブランドのデニムが何回か登場しています。
そのブランドとはCANTON(キャントン)です。
"C"が特徴的なので特定できました。
CANTONとは日本初の本格的な国産ジーンズブランドです。
2008年に新生CANTONがスタートし、今も続いています。
参考文献: https://www.margarethowell.jp/column_canton.html
チェック③)人物がプリントされたTシャツ
60年代はプリントTシャツが珍しいと以前書きましたが、15話にはプリントTシャツに星やチェーンのような飾りのついたデニムを着用しています。
プリントTシャツにデニムの合わせ自体、この時代珍しいですし、装飾付きのデニムも60年代の作品で初めて見ました。
プリントも文字ではなく人物のプリント(この時代の日本の作品で初めて見ました)。
プリントの人物は、当時の人気俳優スティーブ・マックイーンです。
余談ですが、スティーブ・マックイーンは服のサイズへのこだわりが強かった俳優で
「大脱走」(1963)ではインナーのスウェットを1枚で着る時とアウターの下に着るときでサイズを変えていたそう。
1枚で着るときはややゆったり。
インナーに着るときは小さめサイズ。
「プレイガール」を観ているとたくさんの発見があります。
ではまた次の更新で。