読みは「酒呑童子(しゅてんどうじ)」です。全力の特撮時代劇、面白い!
こんばんは。
今回はヴィジュアル推しの2作品を紹介します。
どちらもアマゾンプライムで観られます。
それではスタート!
「大江山酒呑童子」(1960)
※読みは「酒呑童子(しゅてんどうじ)」。
▪️配給:大映
▪️形式/時間:カラー/114分
▪️監督:田中徳三
▪️キャスト:長谷川一夫、市川雷蔵、勝新太郎
平安末期、源頼光(市川雷蔵)は妖怪に取り憑かれた渚の前(山本富士子)をもらいうける。頼光と部下たちは大江山の酒呑童子(長谷川一夫)の退治に乗り出す。
概要
オールスターキャスト×時代劇×特撮という、1960年当時の全力を感じる作品。
(左から源頼光=市川雷蔵、渚の前=山本富士子)
妖怪の酒呑童子が英雄として描かれているのもポイント。
(酒呑童子=長谷川一夫)
最後、もうひと盛り上がりあるかなと思いきや、静かに終わっていきます 笑。
まぁでも、華やか、豪華、演者たちの輝きが合わさって大満足です。
(中村玉緒の高い演技力も光ってました)
感想
序盤から特撮シーンがいくつかあって、しかも安っぽさはなく迫力があります。
妖怪と対峙するシーンは見応えがあって前半から期待が高まります。
そこから妖怪のボスである酒呑童子の住処に潜入するシーンにいくのですが、酒呑童子が出てきたとき、また盛り上がります。
で、頼光&部下VS酒呑童子一派の全面対決になり、盛り上がりが最高潮に。
盛り上がりどころが要所要所にあって飽きさせないです。
あと、こういうベタなバトルものは面白い!それを豪華キャストと当時の特撮技術を駆使して描くわけだから、まさに娯楽大作の名にふさわしい仕上がりです。
おまけの一作:「エロ将軍と二十一人の愛妾」(1972)
▪️配給:東映
▪️形式/時間:カラー/95分
▪️監督:鈴木則文
▪️キャスト:林真一郎、池玲子、杉本美樹
※読みは「愛妾(あいしょう)」。お気に入りの妾(めかけ)という意味。
70年代によく見られるエロ時代劇。
農家の角助はひょんなことから、徳川11代将軍の身代わりとなって政治をすることに。根っからの女好きの角助は大奥の美女たちに毎晩物色していく。
清の使節団の小人症の男たち、女中らに尻を突き出させてなぶるゲーム、クライマックスの圧巻の狂乱ぶりなど視覚のインパクトが強い、強すぎる作品でイチオシです。
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