見出し画像

【読書メモ】本「13歳からのアート思考」を読んで。「自分だけの答え」って大事だよね。私のメガネは、なごや色。


この本を手にとったきっかけ

この本も、「神さまたちの遊ぶ庭」に続いて、
1月に親族での集まりがあった時に偶然教えてもらった本です。
さぁ、読んでみます。
何やらタイトルからちょっと惹かれる感じ。
この作者の方、(株)ポケモンの小杉要さんの奥さんらしいです。
(どーでもいい情報)

本の流れにそって所感を述べてみた

カエルをさがせ

13歳からのアート思考 p3

有名ですね。モネの睡蓮の絵。
上記の絵の中にカエルを見つけたという4歳の男の子。
よ~く見ると、あなたにも見えてくるかもしれません。
(ダメです。
この本を読んだことがある人はネタバレをしないでください。)
というか、この意味がわかった人はもう読まなくても大丈夫でしょう。

アートを植物に例えると

13歳からのアート思考 p31

ふむふむ。アート思考は、
・興味のタネ(♡とか!とか?とかで心のアンテナにひっかかること)
・探求の根(思わず、深堀していきたくなること)
・表現の花(最も目立つが、あくまで一部)
の3つがあるということのようです。
ここは、後でテストにでる非常に重要な箇所です。
さぁ、みんな。あの絵を頭に焼き付けて!

アート思考の定義は、
自分の内側にある興味をもとに
自分のものの見方で世界をとらえ、
自分なりの探求をし続けること
。だそうです。

すばらしい作品

数学的にすばらしいは、正解であること。
アート的にすばらしいは、正解がないこと。

数学的にすばらしいを例えるなら、「太陽」をみつけること。
アート的すばらしいを例えるなら、「雲」をつかもうとすること。
しかし、雲はつかみどころなく、つねに形を変え続けます。

リアルっぽい基準

みなさんは、遠近法って習った事ありますか?
ほら、サイコロをうまく描ける感じのあの角度ですよ。
あれって、過去の画家たちが工夫して見つけた再現性のある描き方です。
よりリアルに見せる描き方です。
ところが、これを覆したのがかの有名なピカソさん!

リアルに伝えるのと、わかりやすく伝えるのって難しいです。
文章でも同じことかもしれません。

アートの見方

アート作品の見方は2種類あります。
①背景とのやりとり
②作品とのやりとり

①の背景とは、作者の考え・作者の人生・歴史的背景・評論家による分析・美術史における意義などのことです。
それを知った上で作品を見る方法があります。
②は、作品を見た時に作者の意図なんかは無視で受けとるという見方です。
自分はこの作品をみてどう思ったんだろう?って自分に問う感じ。

この辺りは、皆さん自然にやっているような気がします。

アートの常識

この章は、衝撃的でした。
まさかトイレを美術館に飾ろうとした人がいたなんて!?というお話です。
美しさの定義を根本的に覆した人がいたよって教えてくれました。
(詳細は、本編をご覧ください。写真もついております。)

常識って本当に何でしょうね?暗黙のルール的な。
これは、最近いろいろな所で思います。

窓をみて

あなたは、今室内でこれを読んでいますか?
それとも外でスマホの画面からでしょうか?
もし、室内でしたら、一度窓を見に行ってみてください。
どんなものが見えましたか?

そうです。そこには……ですよね!?
私もそう思っていますよ。
窓掃除の専門家としては、そこは見落とせないですよね!
という盲点のお話です。(そうじゃない)

人間は、見たいモノしか見えていない。
それを教えてくれた画家がいます。

そもそもアートとは

昔々、画家たちは王族貴族たちの雇われの身でした。
あの時代、カメラはないので威厳を示すために
王様自身の肖像画をよりリアルに描く必要がありました。
画家たちは、必死で遠近法を編み出しました。

時がたち、市民にも芸術が身近なものになってきました。
ところが、美術館はまだまだ市民には敷居が高いものだったのです。
それを身近にしたのが、かの有名なブリロ・ボックスだそうで。
(知らんがな、ごめんなさい。MoMAもよくわかりません。)

チャイムがなったので、休憩時間です。
少しカンニングします。

(あぁ、なるほど。名古屋のラーメン屋「スガキヤ」のラーメンフォークが一躍世界進出して、話題になっていたのを思い出しました。あそこが、MoMA ニューヨーク近代美術館)

だいぶ親近感が増してきました。
芸術は思ったよりも身近な所に転がっていそうです。
というか、こうやって発信している私ももはやアーティストでは!?
(かんちがいしすぎているので、気をつけよう)

※本編には、スガキヤの話は一切でてきておりません。
関係者の皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。

チャイムがなったので、授業を再開します。

いろいろな人がいるけど、アーティストは

「アーティスト」としばしば混同されるのは「花職人」と呼ばれる人たちでした。「花職人」は、「興味のタネ」から「探求の根」を伸ばす過程をないがしろにして、「タネ」や「根」のない「花」だけを作る人です。

13歳のアート思考 p229

おぉっと、造花づくりの達人の話か。
いや、折り紙の本を見ながら花を作る子どもたちのことかもしれません。
もうすぐバレンタインだから花型のチョコレートを作っている人のこと?
レシピ通り作っていくのも楽しいけどね。

他方、「真のアーティスト」とは「自分の好奇心」や「内発的な関心」からスタートして価値創出をしている人です。

13歳のアート思考 p300

あれ?これやっぱり今の私のことじゃ……(かんちがい)

自分の「根」を伸ばす意味でのアーティストとして生きるか、それとも、他人の「花」をつくり続ける花職人として生きるのか――それを決めるのは、「才能」でも「仕事」でも「環境」でもなく、あなた自身なのです。

13歳のアート思考 p302

大切なのは、「自分だけの答え」を見つけること。

おわりに

最近、私は名古屋市美術館にガウディの展示を見に行ってきました。
だから、アートを身近に感じています。でも、ほとんど知識がありません。

今は美術館にはいませんが、目の前を見るとスマホがあります。
観察中。
ふむ。
これもアートといえばアートです。

改めて見つめてみると、すごい技術の結晶です。
人類の叡智がきっとここに詰まっている……ような気がする。

ホーム画面に戻って、アプリが並ぶ様子をじっと見ていたら
この四角いアイコンですら、アートじゃない?って思えてきました。

本「13歳のアート思考」を読んでから
私の見方が変わりました。

今の私の「興味のタネ」は、noteを楽しく書くことにあります。
それを示しているかのように、スマホの真ん中のアイコンには

note

noteさんが陣取っています。
この右上にバッチがついたら、誰かがいいねをしてくれた証拠。
これがあるから、1カ月毎日続けられました。
いいねを押してくれた皆様、ありがとうございます。

こうやって1冊の本から
新しい見方という素敵なメガネをもらえると
世の中が面白く見えてきます。

だから、読書はやめられません。
私のメガネコレクションを増やして、
今日はどんなメガネをかけて自分を表現しようかなと
わくわくしながら日々を過ごしていきたいと思います。

この記事にお付き合いくださりありがとうございました。
(あ、モネの絵にカエルなんていませんよ~)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?