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子育てと仕事の両立について思うこと

 最初に言っておくと、私は保育士だった。早番遅番という時差勤務のある仕事。その上で、私は子育てと仕事のバランスを何とかとりながら、充実した日々を送ってきた。ちなみに、夫は製造業で自宅から1時間半ぐらいかかる職場に通っている正社員のため、日常の子育てに関してはあまり関与できない。(あ、でも10年前に職場で初めての育休を取ってくれた優しい人)
 じゃあ、私が仕事を続けるために誰を頼るのか?
私の実家は遠いため頼れないが、お姑さんが近くに住んでいたので全面的にここに頼ることができたのが、子育てと仕事のバランスをとれた理由。

 ということは結局、私1人じゃバランスなんてとれたもんじゃない! そうなんだ、子育てはどうしたってマンパワーがいる。そこが足りないからみんな辛い思いをしてるんだよね。助けてって。
 これはね、自分で助けてって言うしかないんだって私はわかった。
保育士だから、子育てなんて楽でしょ?って言われるけど、仕事を続けるためにはどうしても休めない日だってある。子どもが熱を出しても職場で運動会が開催されてたら行かなきゃいけないし、クラス懇談会で担任が欠席はあり得ない。だから、我が子を犠牲にしてもなんとか乗り越えないと行けなかった。まぁ、こんな真面目な保育士さんが多いから私は無理って辞めていく人も多い。やっぱり我が子が一番って。


保育士という立場から、沢山の親子を見てきた。
保育士という立場から、辞めていく同僚を見てきた。
保育士という立場から、子育てをしながらも続けている先輩を見てきた。
保育士という立場から、一旦やめてパートとして戻ってきた人を見てきた。 保育士という立場から、園長になって頑張っている先輩たちを見てきた。
保育士という立場から、名古屋市の保育園民営化の歴史を見てきた。
保育士という立場から、国の方針が変わるのを見てきた。


 
 それでも、私は保育という仕事が好きだった。だから、考えた。
どうしたら私が一番納得のいく形で保育という仕事と、我が家の幸せと、お金の安心を得られるのかを。  
 そのために、保育園を取り巻く環境を冷静に観察して、私はどういう保育をやりたいのかを考えた。私の中には「楽しくなければ保育じゃない!」っていう言葉があったから、それを形にするにはどうしたらいいのか?保育本だけじゃなくて、ビジネス書で時間の効率化が書いてある本を読んで、保育に活かすことにした。  
 自分が納得いくする人生を送るために、ライフプランシートを書いて、お金の計算と子どもの年を客観的に見て、ここまで住宅ローンを返しておけば、あとは夫が仕事を続ければ何とかなると計算した。 夫婦で話し合う。
 私の子どもたちはいつか自立をする。その前に遊びに行きたい。後悔しないように。だったら、その時の私の居場所は保育園じゃない。じゃあ、いつまで保育現場にいればいいのか?そのリミットまでにすべてのクラスの担任は経験してみたい!あなたは園長になれるって言われても…それは私の望む役割じゃない!

 こういったすべての願いを叶えられる方法を、考えて実行してやりきった。そして今、専業主婦としてこれを書いている。めっちゃ幸せだ。
 住宅ローンがなくなっても、まだ2000万と言われる老後資金は足りない。
それだって、私にある才能を使えばいくらでも価値を生み出せるって言うのがわかったから、不安じゃない。これから家庭菜園を学んでもいいし、メルカリをたくさん極めてもいいし、ChatGPTで占いをしたっていい。何でもできる。すごい時代だ。日常にチャンスが転がってる。
 もし、第2次世界大戦後のようにお札の意味が壊れたとしたらまた新しい価値を生み出していけばいい。大丈夫。日本にいたらできる。みんなが賢くなれば。知らないとダメだ。大学も行く必要あるのかな?一緒に考えていきたい。それを我が子とともに。

 仕事と子育ての両立は私の場合、こうだった。
子育てと仕事の両立ってね、結局その人その人によって状況が違うから、自分にとっての最高のバランスをまずイメージする。あとは、それを夢中でやっていくだけ。もちろん、その過程ではいろいろな大変な事も起こるよ。
 ムキー!!ってなることもある。でも、それすらも今思えば大事な学び。
自分が嫌いな人ほど、沢山の学びを与えてくれるから。私にない見方をもってるから。その人と一緒にいなくてもいいけど、そういう考え方もこの世にあるんだなって知って、自分は違うなって納得すればいい。下手にケンカなんかしたらめんどくさいから、学ぶだけ。次にこんなことがあったら失敗しないぞって。
 女性が忙しくなりすぎるとね、いろいろダメになるから、女性に余裕を持たせてあげるのが一番大事。女性はできる人が多いから、頑張りすぎちゃうんだよ。女の職場特有の雰囲気には、ちょっとした和みも必要(笑)

 子育てと仕事の両立はみんな悩む。
だって、正解が1つじゃないから。あくまでこの話は私の場合の参考例であって、今これを読んでくれたあなたの正解ではないから。
 でも、あなたの納得いく形はあると思うから、そのヒントに少しでも役に立てたらいいなって思って書いた。私もこの決断をするのに、沢山の女性の生き方の記事を読んだので。みなさんに幸あれ!




 


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