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【先輩インタビューvol.1】オリンピックで世界を目指す、秋田の会社員。|「ヨコウン株式会社」インタビュー

こんにちは!「KocchAke!(こっちゃけ)」編集部です。

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秋田県内で活躍する「先輩」について第1回目をお届けします!

インタビューに伺ったのは、横手市に本社を構える総合物流サービス業の「ヨコウン株式会社」。明治14年(1881年)創業から現在に至るまで、時代のニーズを取り込み、運送業から物流業へ、そして総合物流サービス業へと業態を変化させてきました。

今回ご紹介する「先輩」は、ヨコウン株式会社の髙橋駿平さん。同社に勤務する傍ら、なんと、ライフル射撃選手という一面も..!“会社員”と“アスリート”の二刀流で活躍する髙橋さんにお話を伺ってきました!

〜インタビューに答えてくれた方〜
・髙橋駿平さん|経営企画部・主任(2019年入社) 



「入社の決め手は『地域貢献』」

髙橋駿平さん

──はじめに自己紹介と現在の仕事内容を教えてください。

ヨコウン株式会社の髙橋駿平と申します。秋田県秋田市で生まれ、関東圏の大学に進学しました。秋田県にUターン後はヨコウン株式会社に入社し、現在は経営企画部で主任を務めております。仕事内容は、会社全体の課題の洗い出しや解決策の立案、企画書の立案といった業務を主に行っているほか、採用活動、ブランディング活動の補佐役など、多岐に渡っております。


──“経営層の方針を実務に落とし込む”お仕事ですね!重要な役割です。
  そんなヨコウン株式会社に就職を決めた理由を教えてください。

私は元々、ライフル射撃競技のエアピストルという種目を、大学進学前までは県内で行っておりました。その際に指導していただいた恩師を始めとした、関係者への恩返しや地域への貢献をしたいと思い、秋田県内企業への就職を考えていた中、弊社の会社説明会で、地域貢献活動を積極的に行っていることを知り、また会社の雰囲気に魅了されたこともあって、入社を決めました。

ヨコウン株式会社(新社屋へ本社を移転)

「社員教育制度『YOKOUNアカデミー』」


──エアピストルが非常に興味深いですが、後ほど詳しくお聞きします!
  貴社は社員教育に力を注いでいると伺いました。具体的に教えてください。

社員と組織の能力向上の為に、「YOKOUNアカデミー」と称した研修を行っております。役職階層別教育がメインとなっており(一般職、主任職、係長職、課長職、部次長職と全ての階層に教育を用意)、持つべき能力スキルを明確化した上で研修を行っております。また、Eラーニング(インターネットを利用した学習)も導入しており、自分の時間を見つけて学習出来る形を取っております。

──社員教育制度が整っている企業は魅力的ですね!
  入社当時に比べて自身が成長したと思うエピソードはありますか?

入社当初は、自分の意見を発言するのが苦手でした。今では社内教育や現場での経験により様々な知識幅が増え、会議でも積極的に意見を発言していますし、自ら周囲とコミュニケーションをとる場面も多くなりました。中でも、インターネットから情報を収集して企画の立案をした際に、私自身の意見が会社全体に反映された経験は今でも強く印象に残っています。今後入社する後輩たちにも自分が成長したと思う経験を伝え、成功体験をどんどん増やすお手伝いが出来ればと思っております。

中心となって会議を行っている様子が見られました


「ライフル射撃競技の『サラブレッド』」


──次に「ライフル射撃競技(エアピストル種目)」について教えてください。

ライフル射撃のエアピストルという種目は、標的より十メートル離れた距離から、ピストル(空気を圧縮して鉛の弾を飛ばす)で射撃し高得点を狙う競技です。ライフル射撃と聞くと、クレー射撃(散弾銃を用いて、空中などを動くクレーと呼ばれる素焼きの皿を撃ち壊していく競技)を思い浮かべる方も多いと思いますが、それとは異なり、標的が止まっているものを射撃する「精密射撃」と言われるものになります。中心に当たるほど点数が高くなる競技で、精密性を競う種目です。

ライフル競技練習

── 一般的には耳馴染みのない競技かと思いますが、
  どのようなきっかけで始められたのですか?

私の父親が、海外の大会にも参加するライフル射撃選手でした。その父にライフル射撃の体験会に誘われたことが一番最初のきっかけです。その後のめり込み、中学三年時には国民体育大会(現・国民スポーツ大会)への出場権を最年少で獲得し、さらに準優勝という成績を残すことができました。

──日本トップレベルの実力ですね!
  その能力や経験を業務に活かせていると実感する部分はありますか?

競技を続けてきたことで培った精神面ですね。簡単に“諦めない心”や“集中力”は現在の業務にも活かせている実感があります。

──まさに“継続は力なり”を体現されています。

ライフル射撃競技を通して出会った方々はかけがえない存在であり、競技を続けてきたからこそできた人間関係は、これからも大切にしていきたいと思っております。

──会社員とアスリートの両輪で生活を送られていますが、
  会社の待遇及び、同僚の皆さんからはどういった反応がありますか?

基本的に業務は平日で、ライフル射撃競技は土日祝日の練習や大会参加となっています。大会に参加する際の休日については出勤扱いとなるほか、大会参加後は、同僚から感想を求められたり、社内報で全社に大会の様子が広報されるなど、会社全体でバックアップいただき感謝しております。

──入社を決めた理由に「会社の雰囲気に魅了された」とのお話しがありましたが
  まさにそれを実感する様子が伺えます。

──今後の「会社員としての目標」と「アスリートとしての目標」を教えてください。

はじめに「会社員としての目標」ですが、早い段階での昇進です。地域貢献ができるような企画の立案ができる人材になりたいと思っております。現在入社してから3年半で主任職に付き、過去最速での昇進が出来ました。今後も気を引き締めて、自身のスキルアップに尽力していきたいです。


オフィスでの仕事中

次に「アスリートとしての目標」ですが、オリンピックで金メダルを獲得することです。今現在、全国で8位圏内に表彰されており、決して無理な夢ではないと考えております。さらに、若手選手の育成にも取り組んでおり、育成した選手を海外遠征に出場させる、オリンピックに出場させることも私の目標の一つです。

大会参加中


「会社に属して『何を成し遂げたいのか』」


──就職活動中の学生に一言アドバイスをお願いします!

就職活動で私が意識した部分としては、より良い企業を模索する中で、自分が軸とするものをもつことです。私の場合は、「社会貢献活動」を一本の軸として持っておりました。会社に属して「何を成し遂げたいのか」という本質的なものをまずは自分で検討してみることが大事であると思います。また、面接では自分自身のありのままの姿をアピールすることで、入社後もより良い人間関係が築けるのではないかと思います。加えて、皆さんが最終的に入社を希望する企業が、ヨコウン株式会社であれば私も嬉しいです。ウェルカムな雰囲気でお待ちしております!


──休日もライフル射撃の練習に時間を注いでいるという髙橋さん。目標が明確だからこそ、そこに向かって己を磨き上げ、一歩一歩着実に近付いている様子が伺えました。近い将来、オリンピックでの活躍を目にする日が楽しみです。

◯取材・文/KocchAke!(こっちゃけ)」編集部
◯写真/ヨコウン株式会社様より一部提供


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