ファンビジネスには限界があるんじゃないかという話
近ごろあらゆる業界で「これからの時代はコアなファンを作り、唯一無二の存在にならないと生き残れない」と言われるようになってきました。
新規を追い求めるより既存のお客さまを優先しよう、ひとりのお客さまが生涯にわたって使ってくれる金額(=LTV)の総額を上げようといった話をあちらこちらで目にします。
人口は減少し、そのうえ消費者は大して物を買わなくなりました。外食をする人も昔と比べるとずいぶん減っています。こんな時代には、熱狂的なファンを作って囲い、がちっと固めてしまうのが得策なのでしょう。
私もファンビジネスに関しては過去になんどか記事を書いてきました。
ただ一方で、ファンを囲って固めるビジネスには長い目で見ると限界もあるような気がしているのですよね。とくに個人商売では。
ファンは減るもの。新しく作り続けるしかない
ファンビジネスって、なんだか最近出てきた新しいやり方みたいに語られています。でも実は、個人飲食店なんて昔からファンを作ってなんぼの商売でした。
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