時間帯やイベントによってメニュー価格を変えるとどうなるか〜ダイナミックプライシングの参考として〜
1 ROOM COFFEEのオーナー内山さんが、ダイナミックプライシングを導入されたそうです。
ダイナミックプライシングとは、土日は高く、平日は安く、といったように需要に応じて価格を変更し、混雑を緩和させて利益の最大化を目指すシステムです。
ホテルや飛行機のチケットではお馴染みですが、飲食店で実践している店舗はまだかなり稀。飲食店にダイナミックプライシングを導入するシステムといえば株式会社トレタがいち早く提供しているものの、まだまだ取り入れている店舗の数は少ないです。
個人飲食店が導入するともなれば、かなり先進的な取り組みだと言えるでしょう。
しかも、内山さんが別の記事で公開している、ここ数ヶ月間の結果を拝見したところ、混雑の緩和具合も売り上げの推移も、今のところ成功と言っていいんじゃないか?という状況です。
実はうちの店も、時間帯やイベント時(といっても年に1回ですが)によってメニュー価格を変える、というシステムをかれこれもう15年以上前から導入しています。
といってもうちのコレ、混雑を緩和して利益の最大化を目指すというダイナミックプライシングの定義にはいまいち当てはまらないんです。広義では売上のためですが、後述するように、うちの店の個人的な事情によるるところが大きいのです。
ただ事情はどうあれ、お客さまから見れば時と場合によって価格が違う店であることには変わりないわけです。
ということで今日は、一体この価格変動システムにどんな効果があるのか、またなぜこのようなシステムを導入しているのかについて詳しくお話ししてみたいと思います。ひとつの参考にしていただければ幸いです。
①昼は安く、夜は高い
ここから先は
¥ 300
頂いたサポートでほかの方の記事を購入したいと思っています。知見を広め、より良い記事作りを目指します!