高い!と言われないために必要なのは、価値を上げることではなく、伝えること
思い切って高めの値段設定にしてはいるものの、お客さまから高い高いとクレームをつけられて心を痛めている人がいます。
高いのにはそれなりに理由があるのに、お客さまは何もわかってない!と憤慨する人もいます。辛いですよね…。
でももしかしたらそれって、お客さまがわかっていないというよりも、お店側が商品やサービスの価値を十分に伝えられていないからなのかもしれません。だからお客さまは価格に納得できなくて、高い高いと言っているのかも。
中古のボールペンを1万円で買わないかと言われたら誰だって拒否します。でも仮にそれが、大谷翔平が学生時代に毎日使っていたものだと聞かされたら、まぁ買うかどうかは別かもしれませんが価格に納得はしますよね。むしろ安いぐらいです。
同じようにお店の商品だって、価値が伝わっていなければ高いと感じるし、伝わっていれば妥当だと感じるのは当然です。
理解してくれないお客さまに憤慨する気持ちもわかりますが、伝えられていない責任もあると思うのです。
かくいう私も、値上げについてはどうしたら納得してもらえるのだろうかもずいぶん悩んできました。それが最近読んだ書籍からちょっとした学びがあったので、今日はそちらをシェアしたいと思います。
値上げのために付加価値を高める必要は、ない
最近読んだ本というのは、「絶対儲かる『値上げ』のしくみ、教えます」です。
著者で経営コンサルタントの石原氏は、自身の過去の実績についてこう語っています。
よく、値上げするなら付加価値を高めよう!などと言われますが、石原氏はそんな必要はないと言っています。
日本の企業の製品やサービスは世界でも有数の素晴らしいものばかり。だから特別なにかを変えなくても、説明の仕方ひとつでお客さまが納得できるような値上げをすることは可能だと言っているんですよね。
当たり前すぎて見えなくなっている「価値」
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