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人に話すと驚かれる、我が家のキッチン3つの「ない」

*本日は全文無料です。


飲食店を経営していることが関係しているのかいないのか、我が家のキッチンには、人に話すと驚かれる3つの「ない」が存在します。

それはズバリ、

・電子レンジを置かない
・冷凍庫をほぼ使わない
・料理に砂糖を使わない

です。

この話をするとたいていの人からは、

「えっ、それでどうやって生きてるの?!」

と言われます。

どうも何も、もうこの生活を続けておよそ10年です。家族の中で主にキッチンに立つのは私ですが、なんの不便も感じていません。

しかしこの話をするとどうにも人から関心を持たれることが多いので、今日は一体なぜこんな暮らしをしているのか、日常の作業(温めや保存等)はどう代替しているのかなどをお話してみたいと思います!



我が家が電子レンジを置かない理由

まず3つの中でも特に驚かれるのがレンジなし生活です。

今や電子レンジは一家に一台必ずあるものだという前提で話が進められることが多いです。

料理レシピを見ていても、「ラップをかけてレンジで30秒」なんていう記述がサラッと出てきます。店のお客さまから何かいただき物をしたときにも「軽くレンジで温めてから食べてね」なんて言われることは普通です。

電子レンジはもはや生活インフラの一部と言っても過言ではないのかもしれません。

ではなぜ我が家は電子レンジを置かないのか。

ひとつは、後述するように冷凍庫をほとんど使わないので解凍もする必要がないから

もうひとつは、電子レンジでは食べ物を「適温」で「均等」に温めることが難しいから。たぶんこれは私のレンジの使い方の問題です。雑なんです。

ラップにくるんだご飯、たいていは温めすぎてアッツアツになり、ひどい時はくるんでいたラップが縮んで変な匂いがしてきます。しかししっかり温めないとムラができます。

食材によってはカチカチ・パサパサになってしまったり、不意に破裂したりするのもなんか気に入りません。

もちろんこれらには対処法もあり、ネットを探すといくらでも出てはくることは知っているのです。

本気でレンジを使う気があるならこういうサイトで調べればいいのですが、それでもうちはレンジを導入する気はありません。

なぜなら、レンジがないだけでかなりの省スペースになることに気がついてしまったから。

すごくスッキリして、今は仏壇と小さな収納ボックスを置いてます。今からレンジを買うとなったらこれらはどこへ置けばいいのか。もう元の生活には戻れないです。

昔レンジを置いていた場所。もう元には戻れない。


温め直しはどうしてる?

おそらく一般家庭で電子レンジを使う用途としてもっとも多いのが、料理の温め直しかと思います。では電子レンジがない我が家ではどうしているのか。

一つは炊飯器の保温機能。時間はかかりますが、中までじっくり均等に適温になります。

平たいものなら魚焼きグリルで。ただしそのままだと焦げ目がついたりパサついたりするので、アルミホイルで覆ったりくるんだりして対処しています。

子どもに食べさせる用のつくねバーグ。アルミに包んで干物と一緒に温めるの図。


汁ものはホーロー容器に入れて保存
。食べるときは蓋を外してそのまま火にかければOKです。


いずれの方法も放り込むだけ、火にかけるだけ等で簡単なので、私のような大雑把な性格でも簡単に美味しく温め直しができてしまうのです。


冷凍庫をほぼ使わない理由は

前の項で、レンジを置かない理由に冷凍庫をほぼ使わないことを理由の一つに挙げました。ではそもそもなぜ冷凍庫を使わないのか。

これはひとことで言うと、凍らせた食材が美味しくなくなるからです。

どんなに工夫して冷凍&解凍しても、家庭用の冷凍庫では、凍らせたり解凍したりするときに食材の細胞が壊れてしまいます。そうすると、解凍したときに食材から水分が出たり、風味が変わったりして味の劣化が起きてしまうのです。

今は瞬間冷凍の技術が発達しているので、市販の冷凍食品は言われないと気が付かないほど美味しいです。が、我が家は時代と逆行して食事はどんなに簡単な料理でも基本的に手作りなので、こうした商品を買う機会がほとんどないんですよね。

ちなみに今うちの冷凍庫に入っているものは、

  • 海苔(乾燥を防ぐため)

  • パン粉

  • 朝ごはん用の干物(市販品)

  • 氷枕

  • 保冷剤

こんな感じ。あとたまにふるさと納税でもらったウナギやイクラが入ってたりします。写真のとおり、一年を通してガランとしているのが我が家の冷凍庫のスタンダードです。氷すら作っていません。



じゃあ保存はどうするの?

ここで浮かんでくる疑問は、

「じゃあ余った食材の保存ってどうしてるの?」

だと思います。

もちろんいくら料理が得意な夫婦でも、まさかまいにち買い物して毎日それらを使い切れるわけではありません。

そこで基本的には2つの方法を取っています。

ひとつはすぐに調理して作り置きにしてしまう

最近は暑いので買い物は4日に一回ぐらい。今日は作り置き料理を作る日!と決めてしまって、大量に食材を買ってきては5〜7品ぐらい一気に作ってしまいます。

日頃から一品につき3食分は作るのが日常です。肉じゃが3食分(6〜7人前)、鯵の南蛮漬け3食分、といったように。副菜なら1週間ぐらい作ってしまいます。なのでうちの冷蔵庫はタッパーだらけです。


もうひとつはなんでも漬けてしまう。

例えば味噌漬け。魚や肉を味噌漬けにすると、劣化するどころか味が染みてめちゃくちゃ美味しいです。食べるときは焼くだけなのも簡単でいい。

同じ要領で、醤油漬けや塩麹漬け、バーベキューソースや韓国風の辛いタレに漬けておくこともあります。

あるいはこういう↓食品用の脱水シートを使うと、自宅でも簡単に干さない干物が作れるのでおすすめです!


買ってきた食材はすぐに形を変えてしまう。そうすることで冷凍保存の作業は不要になり、さらにほとんど料理をしなくていい日が何日もできるので私にとってはかえって楽なんですよね。

そのうえ温め直しの失敗にストレスを感じることもありません。

これは私にとって、少しでも美味しいご飯を家庭でいただくための執念だといってもいいかもしれません。


現代人の糖分摂取量はすでに十分である

最後に、砂糖を使わない生活について少しお話ししたいと思います。

私が家庭料理に砂糖を使わなくなったのは、今の夫と暮らし始めて外食の回数が増えたことが主な要因です。

飲食店をやっているとよーくわかるのですが、外食先の料理って、たぶんお客さまが思っているよりかなり多くの砂糖が使われているんですよね

ただでさえ私たちは普段から、ご飯やパスタなどの炭水化物でしっかりと糖分を摂取しています。ドレッシングやケチャップなどにも糖分が含まれています。普通に生活をしているだけで、もう十分に体に必要な糖分を摂取できているのです。

それに30歳前後でとつぜんアレルギーが発症したことも、砂糖を使わない暮らしの後押しをしました。子どもの頃にかかっていたアトピーが、大人になって急に復活したのです。

かかりつけの漢方医に相談したところ、薬の処方とともに砂糖をなるべく摂取しないことを勧められました。そんなの関係ある?って思ったんですが、たしかに砂糖がたっぷり入った料理ーーすき焼きなどを食べると、症状がひどくなることに気がついたんですよね。

そういうこともあって、家庭での料理に砂糖そのものを使うことは一切やめてしまったのです。


砂糖の甘味は何で代用する?

ってことで、アレルギーの症状はほぼ治ったのですが、今でも砂糖はあえて料理で使わない生活を続けています。

では甘味をつけるのはどうするのか。

けっきょく糖分やん!って話なのですが、少量のハチミツと本みりんはときどき使っています。

あとは玉ねぎをよーく炒めて甘味を引き出したり、キノコをたっぷり使って旨味を強くしたりして、満足感を高める工夫をしています。

こうした生活も続けていれば慣れるもので、夫は最近ついにコーヒーをブラックに変えました。

完全に砂糖断ちせずとも、健康のために少しずつ甘さ控えめな食生活を目指してみるのもおすすめです♪

ここまで読んでいただきありがとうございました!



普段こちらのマガジンでは、飲食店経営にまつわる話、自営業の生き方・働き方に関する話をしています。初月無料ですので、ご興味のある方はぜひいちど読んでみられてください♪

それではまた次回☆


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