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増税や仕入れ価格が上がるたびに値上げをすると、どうなるか

原材料の高騰などによって、いよいよ値上げを検討している飲食店経営者さんも多いと思います。

うちも店を再開するときには価格をいくらか引き上げる予定です。

使用している食材は国産のものが多いのですが、やはり全く影響を受けないというわけにもいかないみたいなので。

ちなみにうちの店は、増税や仕入れ高の高騰など、何かあればすぐにメニュー価格を値上げするんですよね。

最初は大丈夫?!って思いましたが、夫が躊躇なく行動に移すので私も慣れました。

キャッシュレス決済の手数料もメニュー価格に含めています。なのでお客さまには、こちらに気を使わずどんどん使ってくださいと伝えているのです。


なぜこんなにも罪悪感なく値上げができるのかというと、メリットがそれなりにあるからです。

もちろん値上げによるお客さまの反応に不安がないと言えば嘘になりますが、これまで何度も値上げをしてきて「やっぱり良かった」と感じています。

そこで今日は、増税や材料高騰のたびに値上げをすると、売り上げはどうなったか、またお客さまの反応や店の雰囲気にどんな変化があったかなどについてお話ししたいと思います。



値上げ後の売り上げはどう変化したか

まずここ10年ほどの値上げ遍歴です。

メニューを刷り直すほどの “一斉値上げ” をしたのは2回。

一回目は2014年に消費税が5%→8%になったとき。

2回目は2019年に消費税が8%→10%になったときです。このときはキャッシュレス決済の手数料分も価格に転嫁し、大幅に値上げしました。

その他、一品料理の価格はジワジワと価格を上げてきました。

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