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夏目漱石論2.0

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夏目漱石の『こころ』をどう読むか⑧ BL論は馬鹿丸出し

夏目漱石の『こころ』をどう読むか⑧ BL論は馬鹿丸出し

BL論
 今回もどうしても厳しい内容になってしまっています。何と言いますか、マイナンバーは11桁だとツイッターで宣言する人がいます。これは事実ではないでしょう。そういう場合、私は違いますよと言います。マイナンバーは12桁です。それは明確な違いですよね。その程度のことを指摘されて誹謗中傷されたと騒がれても困ります。事実なんですから。

 事実を認めることのできない気の弱い人は読まないでください。『こ

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夏目漱石の『こころ』をどう読むか⑦ 何故雑司が谷霊園なのか

夏目漱石の『こころ』をどう読むか⑦ 何故雑司が谷霊園なのか

何故雑司が谷霊園なのか
 今回も厳しい書き方をします。曖昧にしたくないので、追い詰めます。気の弱い方は読まないでください。今迄いい加減な事を書き散らしていた人はくさくさして死にたくなると思います。

 本来小説など好きに読めばいいのです。作品を読んでどんな感想を持つのも自由です。しかし自分の読解力不足から『行人』や『こころ』を駄作だ、失敗作だと「批評・批判」している人がいて、その人がプロを自称して

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夏目漱石の『こころ』をどう読むか⑥ 書いてあることを読む

夏目漱石の『こころ』をどう読むか⑥ 書いてあることを読む

書いてあることを読む 間違った解釈、感想文、批評はその殆どが「書いてあることを読まないで、書いていないことを勝手に付け足す」というスタイルをとります。明治の精神を「明治十年代が持っていた多様な可能性の事だ」と柄谷行人が書く時、「その時私は明治の精神が天皇に始まって天皇に終ったような気がしました。」という個所は読まれていなかったことになります。読まないで書いています。しかしこんな出鱈目なミスがありま

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夏目漱石の『こころ』をどう読むか⑤ 冒頭をどう読むか

夏目漱石の『こころ』をどう読むか⑤ 冒頭をどう読むか

冒頭をどう読むか 感想文を書く人には是非作品を二回読んで貰いたいと思います。夏目漱石の『こころ』は多分一度読んだだけでは解らない話です。漱石がそういう書き方をしているのです。『行人』もそうですが、やはり一度読んだだけでは解りません。読み返してみて、ああ、なるほど、となります。

 この冒頭には色々と仕掛けがあります。しかし読み直しをしないと仕掛けが見えません。

 再読すればこの「よそよそしい頭文

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夏目漱石の『こころ』をどう読むか④ 『こころ』の結末

夏目漱石の『こころ』をどう読むか④ 『こころ』の結末

『こころ』の結末

 今回も少し厳しいことを書きますので、気の弱い人は読まないでください。しかし『こころ』について感想文を書いた人は読んでください。noteの参加者はみな「何かを伝えたい」という立ち位置にあると思います。言論の自由というものがありますので、誰が何を書いてもいい訳です。誹謗中傷はいけませんが、面白おかしいことは好きに書けばいい訳です。しかし実際には「迷惑」な場合もあります。古いことを

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夏目漱石の『こころ』をどう読むか③ 「真砂町事件」と「蒟蒻閻魔」

夏目漱石の『こころ』をどう読むか③ 「真砂町事件」と「蒟蒻閻魔」

「真砂町事件」と「蒟蒻閻魔」 真砂町事件と蒟蒻閻魔について理解できている人も見当たりません。全部調べるという訳にはいきませんが、調べた範囲では見つかりません。解説しますと威張っている人も気が付いていません。先生は死ぬまでこの恨みを消せないので、ここは把握していないと駄目なのです。これも「現代文B」の範囲外だからかもしれません。しかし『こころ』という作品を読んで感想文を書くのに、この辺りが理解できて

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夏目漱石の『こころ』をどう読むか② 「静」と「乃木大将」

夏目漱石の『こころ』をどう読むか② 「静」と「乃木大将」

「静」と「乃木大将」 中学生なら仕方がないとは思いますが高校生の高学年、ましてや大学生ともなれば「静」と「乃木大将」が何なのか解らないで感想文を書いていてはダメでしょう。書いてもいいのですが遠慮がちに、しぶしぶ、恥ずかしそうに書かねばなりません。物凄く威張って堂々と発表して、恥をかかなくてもいいでしょう。受験科目に日本史があれば現代人でも乃木大将は知っていて当然です。それに今は右クリックで何でも検

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