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遠い出来事となった出張を考える ~なぜSNSにアップしたくなるのか~

最近すっかり無くなったことの一つに出張があります。そして私、けっこう出張が好きだったりします。

ちなみにSNSでは「空港なう」とだけアップする「出張おじさん」が疎まれ気味とのこと。皆さんの会社でも「最近出張が多くて大変でさ~」という人、少しドヤ顔じゃないですか? 

今日は私の出張に対する思いを綴っていきます。出張おじさんの気持ちが、少しは解明されるかも??

出張に憧れていた

新卒から10年ほど勤めた会社では現場やカスタマーサービスに従事し、ほとんど出張がありませんでした。数年前に転職してすぐ海外出張することになり、気付きました。「俺、海外出張するよ!」と言いたい。「空港なう」と投稿したい自分が出張に憧れていたことに気付きました。

出張に必要な費用、時間を会社が認めてくれている。時にはそれらを使ってでも「行ってこい」と言われる。出張には自己顕示欲を満たしてくれる要素が多いのです。

(話が逸れますが、前職在職中唯一の海外出張がミャンマーで、しかも空港でアウンサン・スーチーさんに遭遇するというミラクルがありました)。

異文化体験が好き

学生の頃から旅が好きでした。知らない場所や風景、食など人々の生活を自分の目で見る、体感するのって、新たな発見があって楽しい。出張はこれらの要素をたくさん含んでいます。

むしろ旅行と比べて現地の文化に触れられない分、出張中は街の広告やコンビニの商品の並びなどから少しでも雰囲気を感じ取ろうとキョロキョロしっぱなしです。

例えば以前中国へ出張した際は、街の至る所にある政府系広告、プロパガンダに文化の違いをひしひしと感じました。

旅行カバンが好き

カバン全体が好きで、スーツケースや大きめのブリーフケースなどの旅行カバンも漏れなく好きです。出張には私にとって「好きだけど普段は使えないモノたちを使える」喜びがあるのです。

カバンは使う度に傷が増えていきますが、それもアジの一つとして楽しんでいます。

ちなみに、かなり丈夫なバリスティックナイロンのブリーフケースにある唯一の傷は、さきほど述べたミャンマー出張で負ったものです。エキサイティングミャンマー。

本が好き

公共交通機関での移動が多く、本を読む時間がたっぷり確保できます。出張前は気になる本を数冊確保しておき、その時の気分に合わせて読み進めます。

後になってその本を読み返すと、出張の思い出も同時に蘇るので楽しみが増えるのです。

Kindleを使うようになって持ち運びはラクになりましたが、本を選ぶ時のワクワク感はちょっと減ったような。便利さとワクワクを両立させる方法を模索中です。

お役立ち情報 その① 着圧ウェアで体の負担軽減

ここからは、出張お役立ち情報をお届けします。

移動日、同じ姿勢を長時間続けることは想像以上に体に負担が大きいのです。特に肩と腰がキツイ。。そこでスポーツメーカーが販売している着圧ウェア(リカバリーウェアとも呼ばれる)を着るようにしています。

ある着圧ウェアについて「創業者が飛行機での移動を快適にするために開発した」という経緯を思い出して着るようにしたら、疲れの量が明らかに減って驚きました(個人の感想です)。また寝る前にストレッチをして体をほぐしておくのも効果的です。

お役立ち情報 その② 旅行用シェーバー、下手するとスマホくらいの大きさ

髭剃りは毎日使うので、荷造りでは最後に入れます。しかし意外と場所を取る。。入らないじゃないか!! ということが何度かありました。ある日、コンビニでスマホくらいの大きさの髭剃りを発見。こんな便利なものがあったのか! と早速アマゾンで購入(2,000円くらいだったかな)。

機能は普段使っているものと比べて落ちますが、コツを掴めば苦になりません。何より場所を取らない、軽い、事前に荷造り可能、と非常に満足しています。

お役立ち情報 その③ ワイシャツのシワ問題には100均グッズで

一泊二日の出張であれば大きめのブリーフケースで行くこともあります。ただスーツケースと違って洋服専用スペースが無いため、ワイシャツがしわくちゃになってしまいます。そこで100均で売っている、四角いプラスチックの書類ケースを使います。これにノーアイロンでOKなシャツを入れれば、ぐちゃぐちゃになることはありません。

宿でシャワーの後に浴室に吊るしておけば、翌日は何事も無かったかのようなピンとしたシャツを着ることができます。

お役立ち情報 その他


・携帯触る頻度が増えるし何があるか分からないのでモバイルバッテリーチャージャーは必須。
・出張中は撮りすぎってくらい写真を撮っておくべし。帰国してから同僚と現地事情を共有しやすくなる。
・靴は革靴でもゴム底のものが負担が少なくて良い。スーツケースに足が当たったりして傷付きやすいので「エース革靴」は避けた方が無難。

出張のデメリット 家族は大事だよ

ここまで何だか楽しげに書いてきましたが、出張のデメリットといえばやはり家事、育児の負担が奥様に集中してしまうこと。我が家には小さい子どもが二人いるのですが、出張中に突然病気やケガなどのトラブルがあった場合、対応は全て奥様にお願いするしかありません(いつもすみません)。

せめてもの償いに、と都度お土産を持って帰るのですが、いつしか子どもの中では「出張 = お土産」となり、出張中の電話でも、帰宅時の第一声も「父ちゃん、お土産なに~~??」。「寂しかった」とか「会えてうれしい」とかは皆無です、はい。

私自身は、きっとしばらく出張の機会はありません。いつになったら出張できるかなあ と考えていたらnoteに書きたくなってしまい、書いたらさらに行きたくなりましたが、何より安全第一、大人しくしています。

状況が落ち着いて皆さんの出張が発生した時、この記事が少しでも役に立てれば嬉しいです!

※トップ画像はみんなのフォトギャラリーよりわたなべさんの作品です。ありがとうございました!

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