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【株式会社メモリアルむらもと】プロフェッショナルに感動を提供する

はじめに

皆さんこんにちは!knowthプロジェクトリーダーのさよこです。

今回は、葬祭業界の老舗「株式会社メモリアルむらもと」に取材に行ってきました。
 
同社は家族葬を主な事業内容としていて、人生の最期を共にするという他にはない仕事をされています。
企業理念である「感動を創造する」
この理念に繋がる会社の全貌を見ることができました。
 
是非最後まで読んで、皆さんにもその理由を感じていただけると嬉しいです。
 
取材場所である恵庭の大きな斎場「香華殿」は、入った瞬間まるでホテルのような空間でした。
綺麗に清掃された明るい館内、涼しく快適で過ごしやすい広々とした空間。
正直言うと、葬儀というモノクロで「陰」なイメージがあった私には真逆の空間でした。
 
館内を歩いているとまるでホテルマンになったような気持ちで思わず姿勢が伸びました。

■シャンデリアが映える館内がホテルのようです。


事業内容

まずは株式会社メモリアルむらもとの基本情報から見てみましょう。
主に家族葬を扱っている葬儀会社で、資本金は1300万円、本社は恵庭です。
今回取材させていただいた場所は、恵庭にある斎場「香華殿」。
恵庭に住んでいる人なら誰もが知っている大きな斎場の一つです。
同社での仕事には、大きく以下三つの内容があり、基本的に葬儀に関わる全ての仕事を扱います。
 
1.搬送部・・・ご遺体を搬送する
2.葬祭プランナー・・・葬儀プランのご相談や提案
3.葬祭ディレクター・・・ご遺族との打ち合わせの下、葬儀の演出考案や運営に関わる

今回取材をした「葬祭ディレクター」担当者の具体的な一日のスケジュールは以下のようです。

■ディレクターの一日のスケジュール

お通夜と葬儀で2日間をかけて、ご遺族様と故人様と過ごすという流れになっています。
お客様からの依頼があってから仕事が始まるため、勤務時間は柔軟に決まることが多いようです。


■会場設営の様子(23年入社 蟹谷さん)

分業制でやるべき仕事に集中し、プロとして働く

■「やるべきことに集中する」社内意識
「清掃はプロの方にお願いしています。弊社では、(自分が)“やるべきことに集中” を大事にしているんです」
と広報課の大美浪さんが教えてくださいました。
これは社内で共通認識となっているそうです。
 
自分の専門外のお仕事もやらなければいけない場面ってよくありますよね。
先ほど紹介した搬送部・プランナー・ディレクターの分業もこの社内意識に繋がりますが、メモリアルむらもとでは、「自分のやるべき仕事に専念し、プロとしてお客様に100%のサービスをご提供できる」のです。

一つの仕事を極めることで、その仕事について詳しくなれるし、必然的に仕事の質も上がり、仕事に対するモチベーションや仕事のパフォーマンス向上へと繋がっていきます。
無駄のない分業制がこの会社の魅力の一つです。

■館内が美しい秘密
斎場には、ご遺族が宿泊する宿泊室があります。
この宿泊室やお葬式を行う際の控室、そして廊下等、どこを見ても美しく清掃されています。
これは、清掃も清掃のプロが行っている証拠での現れです。
“やるべき仕事に集中できる”空間が整っていることがここからも伺えました。

■まるでホテルのような宿泊室(和室、シャワー室も全て完備!)

魅力分析

分業制で働くことで、その道のプロになれる。
ここまで、仕事自体の魅力について見てきました。
ここからは、メモリアルむらもとでの具体的な働き方、その魅力についてご紹介します。

Ⅰ.直接的なコミュニケーションで感じられる仕事のやりがい

「他のどんな仕事よりも圧倒的にやりがいを感じられる仕事だと思います。」
2023年に入社したばかりの蟹谷さんは、日々仕事のやりがいを感じていると言います。
 
そんなやりがいを感じた瞬間を伺うと、こんなエピソードを教えてくださいました。
 
故人が家庭菜園が好きだったという話を聞き、故人が育てていた花を自宅まで伺って撮影したそうです。
お式当日にサプライズ撮った写真を用意したところ、遺族のみなさんは涙を流して喜んでくれたといいます。
 
ただ与えられた仕事をこなすだけではない、お客様ファーストなサプライズ心が印象的でした。
 
「我々のような若者が高齢者の方に感謝される唯一のお仕事」
と吉井さん(チーフ)がおっしゃっていたように、
接客やサプライズという形でお客様と関わり、その場でお客様の反応が見れたり、感謝の言葉を直接聞ける。
そんなお客様とのダイレクトなコミュニケーションがこの仕事のやりがいであり、これが仕事のモチベーションに繋がっていることが分かりました。
 
また、個人的には、年齢が若い社員さんが多いことが印象的でした。
若い人たちが日々仕事にやりがいを感じながら働いている、活気ある職場の雰囲気という印象を受けました。

■仕事では取材中とは打って変わって真剣なまなざしが伺えました

Ⅱ.丁寧に向き合うプロフェッショナルな仕事意識

■プロ意識を持った働き方
蟹谷さん「仕事中は、正しい姿勢を意識している」
 
お客様から見れば社員は「葬儀のプロ」な訳ですから、姿勢まで意識して働いているようです。
そんな細かい所まで気を遣うプロ意識に私は感動しました。
 
また、ご遺族が困っている様子があればすぐに声をかけ、意識的にコミュニケーションを取るようにしているみたいです。
お葬式というセンシティブな環境でお客様の気持ちに寄り添い、心地よく過ごすための接客はまるでテーマパークのキャストのようなプロ意識だなと感じました。
 
前述した通り、分業制で一つの仕事のプロになれるという話もそうですが、仕事意識もプロとして働いていることが分かります。

■グループ会社からも見えるお客様を気遣う心
グループ会社である株式会社めもるホールディングスでは、空き家に着目した不動産会社の展開や葬儀関係の広告代理事業など人生の最期に関わる「ライフエンディング企業」として事業を展開・拡大しています。
葬儀だけでなく、人生の最期に関わる全てに寄り添った事業展開が読み取れます。
お客様の人生に“寄り添う“心が今回ご紹介した仕事への意識にも表れている気がしました。

最後に

今回、メモリアルむらもとさんに取材に行った際、インタビュイー(インタビューに応じてくださった)の方々同士のやりとりがとても印象的でした。
まるで大学の先輩後輩のような関係性に見えて、仕事仲間としての距離の近さを感じました。
 
株式会社メモリアルむらもとの企業理念は「感動を創造する」。
この企業理念が、今回ご紹介したお客様への接客の仕方、仕事へのプロ意識、働き方に表れているように感じました。
 
最後まで読んでくださってありがとうございます!
ぜひ次回の記事も楽しみにしてください。

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