24. 第336回TOEIC公開テスト受検記(2023年10月29日午前)
今回もクリックいただきありがとうございました。
最近、英語検定受検記を立て続けに書いております。
なぜなら、受検の間隔があいてしまうと受検の感覚が失せてしまうからです。
それを恐れ、主に自分自身の備忘録として記載していました。
TOEICは受ける人数も多く、珍しい試験ではないので、敢えて記す必要もないかと思っていたのですが、念のため記しておこうと思います。
まず、今日の会場です。
自宅最寄りの大学でした。
近い、と思われるかもしれませんが、歩いて40分かかる距離です。
公共交通機関を用いたとしても、あまり変わらない時間です。
戦場、いや、試験会場は小さめの教室でした。
受検者は全員で30名もいないほどでしょうか。
その分、試験中の雑音が少ないと予想され、安心しました。
TOEICは、教室に入ると、まず最初に出席確認です。
まず、試験官に受験票と身分証明書を提示します。
試験官は、手元の名簿で受検者の氏名をチェックし、受験票の写真と台紙である受験票の間に蛍光ペンで線を引いて受付事務を終えます。
座席は受験番号で指定されています。
机上の受験番号表は、テープで机に貼られている時もあれば、ただ置かれている場合もあります。
今日の座席は、ここ最近の試験で音源から最も遠い席でした。
吉と出るか、凶と出るか。
また、机の上には、解答用のマークシートがすでにセットされています。
着席してまず氏名やアンケートを記入します。
定刻になると、ガイダンスの音声がCDで流されます。
TOEICの音声再生は、独自の大きなスピーカー付きの再生機が教卓の上に置かれて行われます。
音量チェックもこの最初の時点で行われます。
CDの再生が終わるころ、携帯電話の電源オフ確認を各自で行います。
英検は試験官に提示ですが、TOEICは各自で行います。
その後、身分証確認です。
各席を回る試験官に、マスクをずらし、ささやかなスマイルを見せた後、証明写真が貼られている受験票は試験官に回収されます。
開始10分くらい前に問題配布です。
試験開始2分くらい前に青色シールを破る指示が下されます。
だいたいシールを引き破った直後くらいにリスニングの音声再生が始まり、マラソンのような2時間が始まります。
リスニングの間は緊張します。
他の受検者各人、それぞれ癖があり、雑音が気になってしまう時もあります。
音が流れている間に、席をしたり鼻をすすったり問題用紙をめくって音を立ててみたり…。
ひょっとしたら、私自身も自分が気付いていないだけで周りの方の迷惑になるようなことをしてしまっているかもしれないので、お互い様だと思っています。
今日は集中して受検できますように。
毎回そう心の中で願っています。
今日は、人数が少なかったせいか、集中して臨めました。
音源との距離は5メートルほど、音は少し小さいように感じましたが、クリアに聞き取れました。
多少小さく感じる方が聴解のためには良いのかもしれません。
今回は、Part1で聞いた「zip up」という表現は、初見でした。
意味は容易に想像できたので解答に支障はありませんでしたが。
リスニングが終わると、リーディングにそのまま移行します。
前回受検した時は、リーディングを早く解くことに集中し、10分を残して回答が終了したのですが、スコアを45点下げるという大失態をしでかしてしましました。
今回は、反省を生かし、丁寧に解きました。
予想通り、時間がかかってしまい、最後3問は塗り絵してしまいました…。
問題用紙、解答用紙の回収が終わると、ここ最近の傾向として、不要な紙は机に残しておくよう案内されます。
マークシートの記入要領などがその対象です。
会場のごみ箱を使えないところが多いため、この制度は意外と助かります。
TOEICは問題用紙の持ち帰りができないので、正確な振り返りができません。
記憶を頼りにしたもやっとした手応えと、第六感ばりの勘から推測される出来不出来の予想を心に秘め、試験の余韻に浸りながら帰ります。
そして、スコアがウェブ上で公開されるまでのおよそ2週間、ドキドキと期待が交差する不安定な時間を過ごします。
試験結果が良ければ、一時的な優越感に浸り、悪ければ意識的に忘れて次の公開テストを申し込みます。
TOEIC受検者の年齢層は極めて低い(若い)です。
学生のような若者が多く、キャリアアップのために受検しているのだろうなぁと感じています。
試験開始前にも、参考書や単語帳を手にして直前まで見直している姿はいつも見られる光景です。
履歴書に書くスコアの百の位が6であるか、7であるか、8であるか、はたまた9であるか。
相手に与える印象は全く異なるでしょう。
仮の話ですが、私もそこそこ良い年齢なので、採用試験に携わると仮定した場合、私が他の方のスコアを見るときにどう感じるでしょう。
私ならスコアの裏にある努力の量を想像します。
このスコアなら、こんな問題集や参考書を使っているんだろうなぁ、とか、自分がこのスコアをとった時はこのくらいの年齢であんなことやってたなぁ、とか、自分と相照らしながら、努力量を測るでしょう。
英語を使えるか、話せるか話せないか、は、TOEICのスコアを頼りにしません。
それはOJTで、英語を使う場面に遭遇しなければわからないことが多いと思っています。
よって、スコアの高い低い、というより、自らの市場価値、努力量のアピールとしてTOEICを受検しているという事実だけで私ならプラスの評価を出すと思います。
学生のみなさん、頑張ってくださいね。
私は帰る途中、受検のご褒美として、前から行きたかったJR高輪ゲートウェイ駅のスターバックスに立ち寄りました。
お気に入りのコーヒーをいただきながら、しばし、何も考えず過ごしました。
ニュースでみたことがあったのですが、改札内にある紀ノ国屋の無人店舗での買い物に挑戦しました。
レジではじかれて退店できなかったらどうしよう、と不安に思っていましたが、無事に店から出ることができ、安心しました。
完全に無駄話です。すいません。
受検された皆様、お疲れさまでした。