無聊

言語化の練習として色々書く予定です

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最近の記事

チェインドエコーズの信仰感を用いたストーリーテリングについて

※ネタバレあります  卒論の息抜きに、先日『Chained Echoes(チェインドエコーズ)』というゲームをやりました。  内容はザ・JRPGって感じで、一ひねりある戦闘や豊富なサブイベントがありながらも無茶苦茶ユーザーフレンドリーなシステムになってて快適に進められて超楽しかったです(でもストーリーは合わんかった)。  個人的に上手いなあと思ったのは、時折挟まれる台詞【残響の導き】というワードです。  この言葉、人を弔ったりとか武勇を祈る時に使う常套句として使われてい

    • 同上に何故なるか?___ 言葉にすると分からなくなる言葉

       丁度先日まで、長い冬休みを利用し事務のバイトに従事していた時の話しです。  基本的にパソコンや書類の確認が多かったのですが、そんななかよく目にするにも関わらず、変に見えてきた表記がありました。  『同上』___上に同じ。  上記に記した内容と一致していることを示したこの言葉は、見る度に妙な違和感を感じるものでした。  『上に同じなんだから上同になるんじゃないの?』と思った訳ではありません。……いや、少しだけ思いましたが。  しかし、二字熟語に置いて漢字の配置が逆転するこ

      • ゲームの制作秘話や考察をしてくれる動画を布教したい

        ※長い前置きはテキトーに飛ばしてください  去年の秋ごろに【ゲームゲノム】といった番組がNHKにて放映されていたことをご存じでしょうか。  ゲームを「文化」として捉え、その遺伝子を解明することをコンセプトに、一回につき1~2作品を全十回に渡って放映された【ゲームゲノム】はNHKが明確な商標を番組内に出した点や、マスメディア内においては未だゲーム等のサブカルチャーに対するスタンスを明確にしかねている空気があった中で衝撃を持って迎えられた……ような気がします。  サブカルは

        • 小説にこそCEROがいる

          ※個人的意見な上あまり調べていません、悪しからず。  CEROという存在は、ゲームに触れていない人には全く分からない存在でしょうが。ことゲーマーにおいて知らない人はいないといえる存在でしょう。  CERO……”特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構”は、Nintendo SwitchやPlayStation5といった現代の家庭用ゲームにおける表現の倫理規定の策定及び審査を行う、ゲームの対象年齢を取り決める機関です。  査定される倫理規定は犯罪

        チェインドエコーズの信仰感を用いたストーリーテリングについて

          『Pokémon LEGENDS アルセウス』あゝ、自由

          ■作品概要:調査収集に特化したポケモン ■公式サイト:https://www.pokemon.co.jp/ex/legends_arceus/ja/ ■クリア時間:30時間くらい  始めに遊んだポケモンがダイヤモンド・パールであったこともあり、一昨年のポケモンプレゼンツをみて喜んだ内の一人だったのですが。BW以来ポケモンは遊んでおらず、長い間ご無沙汰だったのでなんとなく手を出せずにいました。  しかし、遥か昔のポケモン世界という時代設定と”人とポケモンは共に生きる道をまだ

          『Pokémon LEGENDS アルセウス』あゝ、自由

          忘れつつあるゲーム達を記録する

           最近、やりたいゲームを気兼ねなく遊べるようになりました。  小学生くらいの頃はクリスマスにソフト一本が精々だったのに、大学受験も終わった今なら時間とお金の許す限り遊ぶことが出来るようになったし、入学祝いに買って貰ったswitchの取り回しの良さもあって「ちょっとやりすぎかな?」と思う程遊んでいました。  どれだけ遊んでいたのか気になったので、スマホに入れていたアプリを開いてみたら、想像以上に遊んでいました。  これはまずい。遊びすぎも問題ですが、以前やったゲームを忘れ

          忘れつつあるゲーム達を記録する

          『Eastward(イーストワード)』良きドット

          ※ネタバレ有 ■作品概要:狂気のピクセルアートで描かれたアクションアドベンチャー ■公式サイト:https://eastwardgame.com/ ■クリア時間:30時間くらい ドット絵で描かれたゲームが好きです。  リアルな描画ではできない外連味のある演出、明確な輪郭を持たないからこそ膨らむ想像、そしてなによりあのノスタルジックな雰囲気。  ヌルヌル動けばそれだけで嬉しい、独自の世界感があれば更にいい、ユニークなキャラがいれば尚更いい。  そんな折、Eastward

          『Eastward(イーストワード)』良きドット

          遊んでる途中で積んでしまったゲームたち

           買ったけど結局途中でやめてしまったゲームたちを記録して、思い出した時にプレイする為のnoteです Dicey Dungeons (ダイシーダンジョンズ)  switchセールで100円だったので買った作品。  サイコロの出目で効果が変わる、デッキ構築型ローグライト。  ランダムを制御する感覚が面白く、そこそこ進めていたけど魔女が難しすぎて中断、SDカードの肥やしになった。 OMORI  興味があったのでセール時に買った作品。  人の心理に深く刺さる(?)RPG。描

          遊んでる途中で積んでしまったゲームたち

          もどかしい分面白い『HADES(ハデス)』

          ■作品概要:冥界からの家出を目指すローグライト ■クリア時間:10時間くらい(一周分)  インディーゲームが俄かに活気づき始めてきたときに、唐突に話題になった謎のゲーム。  これが私のHADESの印象でした。  海外では人気のゲームジャンル”ローグライク”の超新星、冥界”タルタロス”という一つの場所で変化するゲームプレイ、死亡が物語の進行に連結し展開する特異なストーリーテリング。  調べれば、そのようなことが分かりましたが、面白さがつかみきれないうちにswitchセール

          もどかしい分面白い『HADES(ハデス)』

          取り払われた境目『NieR:Automata』

          ※ネタバレあり ■作品概要:地球奪還を目指すアンドロイドによるRPG ■クリア時間:40時間位(Eエンドまで)  私の妹はNieRのファンです。  PS3も持っていないのに、どこから見つけたのか『NieR Replicant』にドはまりし。  遊んだこともないのに”DRAG-ON DRAGOON 10周年記念BOX”を購入し私に布教しました。  おかげで私もNieRシリーズに興味が沸いていたのですが、PSを持っていなかったため長らく後回しにされていました。  そんな

          取り払われた境目『NieR:Automata』

          『音ゲー×???(リズムミクス)』というゲームジャンルが今熱い!

          ※ノリで書いたやつ  【Hi-Fi RUSH】(ハイファイ ラッシュ)というゲームが先日発売されました。  Twitterで流れてきたこの動画を見て「来たぞ,音ゲー×???系ゲームジャンルのビッグウェーブが‼︎」と思ったのです。  この謎の系統のゲームは、私が勝手にカテゴライズした、とある特徴群を持ったゲーム達です。  ……でも、メトロイドヴァニアやローグライトと引けを取らないくらいの発展性と新規性を備えていると思うんだ!  もっと人気になれるポテンシャルがあるのに

          『音ゲー×???(リズムミクス)』というゲームジャンルが今熱い!

          細やかな丁寧さ『星のカービィ ディスカバリー』

          ■作品概要:3Dになった星のカービィ ■クリア時間:20時間くらい  幼少の頃の私といえば、マリオWiiをクリア出来ず、お助けプレイのルイージの鑑賞会になる程ゲームが下手だったのですが、そんな私でもクリア出来たゲームは『星のカービィWii』でした。  妹との2人プレイ(しかも1pはリーフでずっと防御)ではあったものの、自身でラスボスを倒したということで、星のカービィシリーズは私にとっては思い出深い作品です。  タイミングもあい、この機会に新らしいカービィをやってみよう、

          細やかな丁寧さ『星のカービィ ディスカバリー』

          ゼルダライクでインフレで脳筋『Ocean's Heart (オーシャンズハート)』

          ■作品概要 :ピクセルアートで描かれた探索型アクションRPG ■クリア時間:10時間くらい  少し前から、2Dゼルダと呼称されるゲームジャンルに興味がありました。  見下ろし型の探索アクションとして有名な2Dゼルダである『神々のトライフォース』は未だに小耳に挟む程です。  探索が楽しい、謎解きが楽しい、戦闘が楽しい、面白いからやってみろ。と時折見つけるSNSの文言につられはしたものの、私はニンテンドーオンラインは加入していません。  これではSwitchで2Dゼルダの金

          ゼルダライクでインフレで脳筋『Ocean's Heart (オーシャンズハート)』

          探す、迷う、進む、感じる『Hollow Knight (ホロウナイト)』

          ■作品概要:仄暗い雰囲気漂うメトロイドヴァニア ■クリア時間:40時間くらい  以前からメトロイドヴァニアに興味を持ち『Touhou Luna Nights』で味を占めたからには何かしら骨太な物もやってみようとなりました  しかし。フルプライスのお値段だと気後れするし、無名なものを手に付ける程の気概もない  そんな時に見つけたのがこちらの『Hollow Knight』です。  「メトロイドヴァニアをやるならまずこれをやれ」と言われるほどに絶賛された記事を見つけ、プレイ

          探す、迷う、進む、感じる『Hollow Knight (ホロウナイト)』

          『Touhou Luna Nights』爽快弾幕バトルアクション

          ※ネタバレ有 ■作品概要 :東方二次創作の2D探索型アクションゲーム ■クリア時間:8時間くらい  近年になって、メトロイドヴァニアというゲームジャンルが俄かに活気づいています。  昨年発売された『メトロイド ドレッド』はその元祖本元であり、PV等をみてメトロイドヴァニア欲は高まっていたのですが。値段も高いし、ホラーが苦手ということもあり中々『メトロイド ドレッド』には手が出ませんでした。  そこでメトロイドヴァニア初心者でも楽しめそうな、作品はない物かと探して見つけた

          『Touhou Luna Nights』爽快弾幕バトルアクション

          『A Short Hike』小さなオープンワールド

          ■作品概要:穏やかで温かい出会いにあふれるアドベンチャーゲーム ■クリア時間:3時間くらい  『広大な世界を心の赴くまま冒険しよう』みたいなゲームが、実は少し苦手です。  広大な世界は迷いやすく、目的がないと何をすればいいのか分からなくなってしまってしまう性質なので、結局のところ当てもなく彷徨うしか出来なくなるのではないかと不安もあり、そういった文言が使われがちなオープンワールドになんとなく忌避感を感じていました。  食わず嫌いは良くないと感じていながら、何か琴線に触れる

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