『音ゲー×???(リズムミクス)』というゲームジャンルが今熱い!
※ノリで書いたやつ
【Hi-Fi RUSH】(ハイファイ ラッシュ)というゲームが先日発売されました。
Twitterで流れてきたこの動画を見て「来たぞ,音ゲー×???系ゲームジャンルのビッグウェーブが‼︎」と思ったのです。
この謎の系統のゲームは、私が勝手にカテゴライズした、とある特徴群を持ったゲーム達です。
……でも、メトロイドヴァニアやローグライトと引けを取らないくらいの発展性と新規性を備えていると思うんだ!
もっと人気になれるポテンシャルがあるのにこのまま廃れないで欲しい、無茶苦茶売れて欲しい、なんなら『今のゲームは音ゲー×???で作っとけば安牌』って言われるくらいには市民権を獲得して欲しい。
Switchしか持ってない一民衆にここまで言わせるのだからポテンシャルはきっとある!
ということで、この場を借りてこのゲームジャンルの紹介をさせていただきたく思います。
ちなみに、以降『音ゲー×???』のことをリズムミクスと記載します(造語ですが利便性の為)
『音ゲー×???(リズムミクス)』とは?
まず、この不可解なゲームジャンル『リズムミクス』の説明をします。
と言っても、内容はシンプルで「音ゲーのシステムを他ジャンルに組み込んだゲーム」のことを指します。
他ジャンルのゲームはなんでも良くて横スクアクションでも、FPSでも、ローグライクでも問題ありません。
攻撃や射撃、移動といった各動作がボタンに割り振られ、リズム通りにボタンを押せれば行動可能・又は行動が強くなります。
一般的な音ゲーのような譜面はなく、代わりに敵や仕掛けが拍子に応じて動いていたり、画面下中央に拍子を刻む簡易譜面が存在することが多いです。
その為、音ゲーというよりはリズム天国のような『ノリ感』を意識したゲームになります。
楽しいんだ、これが!
リズムミクスゲーム紹介(譜面なし)
紹介という体を守るついでに、リズムミクスゲームの布教をさせて下さい。
個人的に譜面が有り無しは、音ゲー度の強弱に依存しているように感じるのでそこで分けて紹介します。
【ノー・ストレート・ロード】
特に一押しの作品は【ノー・ストレート・ロード】です、オススメ。
音楽のビートに合わせて動く敵と一部の攻撃はジャストパリィで反撃できるシステムが噛み合い、リズムに合わせて攻撃する特殊なバトルシステムが生まれています。
目的が“コンサートをハイジャックしてロックに塗り替える”という音楽自体がテーマになっている為、楽曲もよく、敵がボーカルとして歌っているので「お前のお上品なメロディ潰してやるぜ」みたいな気持ちにもなれるのも素晴らしい。
パリィ以外の攻撃はリズムに縛られていないあたり自由に動き回れるデザインになっています。
これと同じくらいの緩さのゲームだと【インサイドマイラジオ】ゃ【Just Shapes & Beats】も該当すると思います。
譜面まではないけどリズム重視の、楽しいゲームです。
リズムミクスゲーム紹介(譜面あり)
さて、リズムミクスゲームの面白さは“譜面”が生まれることで倍増します。
リズムをとらなければ行動が出来なくなることが多い、譜面ありリズムミクスはBGMとプレイングの共鳴を強く感じることが出来るでしょう。
【クリプト・オブ・ネクロダンサー】
音ゲーに何かしらのゲームシステムを掛け合わせる手法が更に下火であった時代に、圧倒的な完成度で生まれたのは『音ゲー×ローグライク』のリズムミクス【クリプト・オブ・ネクロダンサー】。動画はゼルダの伝説とのコラボ版のものです。
この記事内で紹介する作品では、最も知名度が高いと思います。
プレイヤーの行動ではなく、リズムによって時間が進行するシステムは、ローグライクに合った長考を省き、テンポの向上とアグレッシブな戦闘を生み出しました。
当初このゲームは1秒の時間制限を設けたローグライクとして設計していたそうですが、それが音楽と噛み合うことに気づき今の形になったのだとか。
【マッドラットデッド】
そして一般的な拍打ちから一歩飛び出し、リズムゲームとしての傾向が強くなった【マッドラッドデッド】も最高です。
私がリズムミクスの沼に落としたのはこの作品が原因。
こちらは打って変わって『音ゲー×横スク』のリズムミクスです。
【クリプト・オブ・ネクロダンサー】と違う点は“単なる拍打ちではない点”と“初見殺し多めの死にゲー”であるというところでしょう。
下記の動画を見て貰えば一目瞭然です。
こちらは公式が出しているハードモードのプレイ映像なのですが、難しそうなことはわかるかと思います。
やられるのが前提のゲームデザインの為か、時戻し自体がゲームシステムに組み込まれているのもいい味をしていて、リスタートやコンティニューの無いリズムアクションは軽快で楽しいです。
マジでオススメなのでPSかSwitchを持ってる人は、試しに体験版をダウンロードしてください(ダイマ)
譜面を照準として機能させたfpsのリズムミクス【BPM: BULLETS PER MINUTE】や、曲を自由にインポートできる【Soundfall】も該当することでしょう。
リズムミクスの魅力は”制限”にある
さて。ここまで私の知っているリズムミクスゲームを紹介しましたが、結局その魅力はなんなのでしょうか。
思うに、プレイヤーの心象を悪くしかねない"制限"をリズムの中にこっそりと隠し、爽快かつ派手なゲーム性を生み出しているのではないでしょうか。
よくよく考えれば、リズムに合わせてキャラクターを操作しなくちゃいけないのって凄く面倒なことですよね。
次の拍を待っていると攻撃に当たってしまう状況になって、反射で防御は出来ないこともあるし。速いBPMに合わせて行動していたら、うっかり敵に突撃していたこともあります。
早くても、遅くてもリズムに合わせなくてはいけない。
しかし、リズムという絶対的な指針のおかげでプレイングミスを受け入れやすくなったり、行動の一つ一つに溜め攻撃のような重厚感が生まれています。
パズルや詰将棋のような思慮深さが求められ、脳汁が溢れるのもいい所。
又、プレイヤーの自由度も制限しています。
RPGなどをやっている人なら共感して貰えると思うのですが、私はレベル上げの最中とか勝てない相手と戦っていると、ついついテレビやラジオを見てしまいます。
所謂“ながらゲーム”というやつです。
「惰性でもプレイを進めなければ、クリアできなくなるぞ」と思い“ながらゲーム”をするのですが、そうなると虚無の作業になり果て、ゲームがつまらなくなってしまいます。
しかし、リズムミクスにその心配はありません。
何故なら音ゲーにおける『音楽を聴く必要がある』という条件は、他の事をする事ができない事を意味するからです。ゲームに縛り付ける力を有しているといってもいい。
そうすることで否応なくゲームに没入せざるを得なくなり、いつの間にかゲームの虜になっている訳です。
色々御託を並べましたが、ともかくリズムに合わせてボタンを押すのが最高なんだ!
『Hi-Fi RUSH』(ハイファイ ラッシュ)はリズムミクス希望の星
【Hi-Fi RUSH】(ハイファイ ラッシュ)が発売され、リズムミクスのゲームは人気になってくれる可能性を感じました。
なんと言っても、去年【Ghostwire: Tokyo】を世に送り出したTango Gameworksが開発に携わっているのだから規模が違う。
培われたノウハウも、動員できる人員も莫大です。
今まで、センスのある少数名よって作られインディーゲームとして形式が確立されたリズムミクスは大空に飛び立てる筈です。
今までなかった譜面のある3Dアクション。
【押忍!闘え!応援団】のようなQTE、世界を彩る楽曲群、ストーリーにも期待がもてる。
だからお願いします!
【Hi-Fi RUSH】(ハイファイ ラッシュ)をSwitch移植して下さい!
PS移植でもいいです!貯金してハードごとまとめて買うので移植して下さい!
xboxは近所のゲーム屋さんで売っていないんです!お願いします!
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