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メンヘラ女が見たヤバい日々

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メンヘラ女が体験した障害にまつわるあれやこれ
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2020年10月の記事一覧

私の背中には穴が空いている

私の背中には穴が空いている

タイトルは抽象的な意味ではなく、本当に空いている。
クレーターのような痕が、点々と残っている。

メンヘラと「自傷行為」はセットで着いて回る。
こともある。

腕にわざわざ見えるように付ける人もいれば、私のようにわざと見えないところ――背中を掻きむしって穴が空くくらいに自傷する人もいるし
中には自傷せず性逸脱や違う行為に走る人もいる。
つまり、自傷=自分の体を傷つける、という考え方はちょっと違う。

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嘆くほどに憎い青空が

今日、数日ぶりに晴天に恵まれた。快晴だった。
青空を見て、貴方は何を思うだろうか。
普通の人は何も感じないだろう。いい天気だなくらいは感じるだろうか。それが当たり前である。

抑うつ状態にある人間は、澄み切った青空を眺めているだけでなぜだか涙が出る。理由は分からない。
双極性障害と診断される少し前から、空を見上げるだけでなぜだか泣きそうになった。

感動はない。
ただ外に出て、上を見上げるだけでど

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絵を描くことが好きだった女が筆を折った話

絵を描くことが好きだった女が筆を折った話

昔から絵を描くことが好きだった。

勉強に支障が出ると一方的に親に禁止され監視されていた時も
デザイン系の学校に行きたいと親に行った時鼻で笑われた時も
実家にパソコンが導入され、ペンタブに憧れるもマウスで慣れないながらも
同級生に心無い言葉を吐かれ薄っぺらなノートをグシャグシャにされた時も
コピックの存在を知り初めてお小遣いで買った時も
ずっとずっと描いていた。

下手だったけど、Twitterに

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