紺野貴嗣/トークンエクスプレス代表

「インパクトを、企業から」トークンエクスプレスによる公式note。企業からインパクト創… もっとみる

紺野貴嗣/トークンエクスプレス代表

「インパクトを、企業から」トークンエクスプレスによる公式note。企業からインパクト創出をするためのヒントや事例紹介などを発信。代表略歴→JICAでの途上国開発、MBA、コンサルティング会社勤務を経て起業。2019年よりSIIFと協働し休眠預金事業、インパクト投資に携わる。

最近の記事

【後編】雨風太陽様インパクトレポート発行に際して ーIMMの実践と継続ー

「都市と地方をかきまぜる」をミッションに掲げ、事業を通じて都市と地方、人と人を繋げてきた株式会社雨風太陽。2020年より、同社はIMM(インパクト測定・マネジメント)を事業の一部で始め、今回会社全体としてのIMMを実施しインパクトポートの発行を行いました。同社のインパクト経営指標の策定支援を行ったトークンエクスプレス株式会社代表の紺野と、雨風太陽の高橋代表で対談をしました。今回はその後編になります。 前編をまだお読みでない方はこちらから! 1.インパクトレポートを発行する

    • 【前編】雨風太陽様インパクトレポート発行に際して ーIMMの実践と継続ー

      「都市と地方をかきまぜる」をミッションに掲げ、事業を通じて都市と地方、人と人を繋げてきた株式会社雨風太陽。2020年より、同社はIMM(インパクト測定・マネジメント)を事業の一部で始め、今回会社全体としてのIMMを実施しインパクトポートの発行を行いました。同社のインパクト経営指標の策定支援を行ったトークンエクスプレス株式会社代表の紺野と、雨風太陽の高橋代表で対談をしました。今回はその前編になります。 1.「インパクト創出を追求する企業」と「企業からのインパクト創出を支援した

      • 【9/25&9/29 無料セミナー開催】ビジネスで社会課題を目指す企業が知っておきたい「インパクト・マネジメント」~必見の知識・情報と導入のヒント~

        開催概要はこちらです。 日時:2023年9月25日(月)12:00~ |9月29日(金)12:00~ 参加費:無料 開催場所:Zoom ※2回とも内容は同じものになります。 以下URLよりエントリーお願いいたします。 https://token-express-230711-.peatix.com セミナーの内容をご紹介します。 【背景】 もともとはソーシャルセクターやパブリックセクターで使われてきた「インパクト」という言葉を目にする機会が増えてきました。 「インパ

        • 大企業にこそお勧めしたいインパクト測定・マネジメント(IMM)

          はじめに近年、企業がESG経営やパーパス経営、SDGsへの貢献などの社会課題解決に取り組むことの重要性が謳われるようになってきています。岸田政権の「新しい資本主義」の中では、「資本主義におけるもう一つの評価尺度」としてインパクトの測定をする必要があるとも言われています。   新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2023改訂版 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/pdf/ap2023.pdf (民

        【後編】雨風太陽様インパクトレポート発行に際して ーIMMの実践と継続ー

          インパクト投資5.8兆円とその「外側」

          はじめに「日本のインパクト投資の投資残高は5兆8,480億円。前年度比で4.4倍。」 というニュースが、本年5月、インパクト投資界隈で話題になりました。 インパクトとは「事業や活動の結果として生じた、社会的・環境的な変化や効果」のこと。「インパクト投資」とは、従来の投資はリスクとリターンの2軸で投資判断されてきましたが、ここに第3の軸として「インパクト」を加えた投資手法です。 インパクト投資の日本における投資残高が5兆円を超えたというニュース。これはどのような意味をもつ

          インパクト投資5.8兆円とその「外側」

          社会課題解決型ビジネスの成果を可視化~インパクト測定・マネジメントよるアプローチ~

          はじめに近年、企業の「本業による社会貢献」や「ビジネスを通じた社会課題解決」が謳われるようになり、実際に社会貢献や社会課題の解決を目指す事業に取り組む企業も増えてきています。   一方、社会にポジティブな変化をもたらすという視点で事業を計画することは、営利企業にとっては馴染みが薄いこともあり「始めてはみたものの、本当に成果が出ているのか?」「そもそも、社会課題解決型の事業はどのように立案するのか?」といったことで悩んだり、スッキリしない思いを抱えている方もいらっしゃるのではな

          社会課題解決型ビジネスの成果を可視化~インパクト測定・マネジメントよるアプローチ~

          【7/11&7/20 無料セミナー開催】社会課題解決を目指すビジネスの成長~企業におけるインパクト測定・マネジメント(IMM)の活用

          開催概要はこちらです。 日時:2023年7月11日(火)12:00~ |7月20日(木)12:00~ 参加費:無料 開催場所:Zoom ※2回とも内容は同じものになります。 セミナーの内容をご紹介します。 【背景】 社会課題解決型のビジネスの"成長(グロース)"とは、社会的価値と財務的価値の両方をグロースさせる事です。企業は財務的価値向上のためにPDCAを回しますが、社会的価値(ポジティブな社会変化=インパクト)を最大化させるために可視化・計測・報告のPDCAを実行して

          【7/11&7/20 無料セミナー開催】社会課題解決を目指すビジネスの成長~企業におけるインパクト測定・マネジメント(IMM)の活用

          【本の紹介#2】社会的インパクト創出をする際の"測定"の重要性

          はじめに企業の中で、ビジネスを通じたポジティブな社会変化、いわゆる「社会的インパクト」を意識する方々が増えております。新聞などの様々なメディアで取り上げられる機会も増えました。こうしたなか、「社会的インパクトについて、きちんと学ぶために読むべき書籍はどれか」と聞かれる機会が多くあります。 今回は、ビジネスを通じた社会的インパクトの創出や、その測定・マネジメントを専門にする私から、社会的インパクトとは何かを学びたくなった方のために、以下の本をお勧めいたします。 社会的インパ

          【本の紹介#2】社会的インパクト創出をする際の"測定"の重要性

          インパクトレポートとは〜インパクト設計の重要性とレポート公開企業一覧〜

          はじめに新年度に入り、人的資本に関する情報の有価証券報告書への記載が上場企業に義務付けられるなど、日本でも企業に非財務情報の開示を求める動きが本格化しています。 また、「企業がステークホルダー向けに開示する非財務情報を含んだ報告書」という観点からすると、統合報告書(2023年3月時点で約900社が公開)やサステナビリティレポートを公開する企業も多く、「非財務情報開示」について他社との差別化のための検討を進める企業も増えているとお聞きします。 そんな中で昨今注目を集めているのが

          インパクトレポートとは〜インパクト設計の重要性とレポート公開企業一覧〜

          「インパクト思考」の広がりを目指して~これまでのイベント・セミナー実績~

          はじめに「インパクトを、企業から」をビジョンに、企業のインパクト創出支援をしている当社は、企業の方々に「インパクト」の考え方を知っていただき、この考え方を活用する「仲間」が増えていくことが大切だと考えています。 そのため、セミナーの自社開催や、他社とのコラボ企画・他社主催のセミナーやイベントへの登壇を積極的に行っています。 当社のロジックモデルは過去に公開しておりますが、こうした当社の活動はロジックモデルの中の以下のアウトカムに寄与する活動と捉えております。 今回は、これま

          「インパクト思考」の広がりを目指して~これまでのイベント・セミナー実績~

          Tailor Worksとのコラボセミナー開催 ~「共創」とインパクト思考 ~

          はじめに去る3月17日、共創コミュニティを形成・運営するための場や仕組みを提供している株式会社テイラーワークスとの共催によるオンラインセミナー「共創コミュニティ立ち上げの苦労と成功~インパクト思考をもちいたKPI設定~」を開催しました。 近年、社会課題の解決や、社会にポジティブな影響をもたらすことを目的とした取り組みが多く見られる中で、営利・非営利、行政・民間などの枠を超えて企業・団体が連携し、特定の課題やテーマについてアイディアを話し合ったり、プロジェクトを立ち上げたりす

          Tailor Worksとのコラボセミナー開催 ~「共創」とインパクト思考 ~

          ビジネスを通じて社会にポジティブなインパクトをもたらす〜インパクト思考の利用価値〜

          はじめに「社会にポジティブなインパクトをもたらす」、「社会課題を解決する」ことをビジネスの目的とする企業は、従来ベンチャー企業に多く存在していました。 昨今では大企業もSDGs達成への貢献やサステナビリティの対応を求められる機会が増え、社会と向き合う姿勢が期待されています。 また、従来の"CSR"の考え方に加えて、取り組みの持続可能性が重要視されてきており、CSV(*)やSX(*)やインパクトなど、ビジネスの本業を通じた取り組みが注目されるようになってきました。 *CSV(C

          ビジネスを通じて社会にポジティブなインパクトをもたらす〜インパクト思考の利用価値〜

          【社会をよりポジティブに変えるビジネス×インパクト思考】〜仲間あつめ・味方づくりの極意〜 〔2回開催:4/18(火)12:00~ |4/20(木)14:00~〕

          無料オンラインセミナー、開催決定! 「社会をよりポジティブに変えるビジネス×インパクト思考〜仲間あつめ・味方づくりの極意〜」をテーマに、当社代表紺野貴嗣による無料オンラインセミナーを、4/18(火)12時・4/20(木)14時の2回開催します。 開催概要はこちらです。 日時:2023年4月18日(火)12:00~ |4月20日(木)14:00~ 参加費:無料 開催場所:Zoom ※2回とも内容は同じものになります。 セミナーの内容をご紹介します。 昨今、SDGsなど

          【社会をよりポジティブに変えるビジネス×インパクト思考】〜仲間あつめ・味方づくりの極意〜 〔2回開催:4/18(火)12:00~ |4/20(木)14:00~〕

          組織にインパクトの考え方を浸透させる手法 〜キッズドア様へのご提供事例〜

          はじめに「インパクト」の考え方は徐々に注目を集め、その意義や有効性についての関心も高まってきています。 一方で、インパクトの考え方にご関心を持たれた方からは、この考えを社内に浸透させることに苦労するというお声もお聞きします。 今回は、インパクトの考え方を組織内に浸透させる手法「トレーニング・オブ・トレーナーズ(Training of Trainers)」の一例をご紹介します。 トレーニング・オブ・トレーナーズ(Training of Trainers)トレーニング・オブ・ト

          組織にインパクトの考え方を浸透させる手法 〜キッズドア様へのご提供事例〜

          共創コミュニティ立ち上げの苦労と成功 ~ インパクト思考をもちいたKPI設定 ~/3/17(金)12:00~無料オンラインセミナーのお知らせ

          203年3月17日(金)12:00~から「世界を変えるつながりを創る」をミッションに共創コミュニティプラットフォーム「Tailor Works」を運営する株式会社テイラーワークス様と当社でオンラインセミナーを開催いたします。 お申し込みはこちらから 開催概要はこちらです。 日時:2023年3月17日(金)12:00〜13:00 参加費:無料 開催場所:Zoom セミナーの内容をご紹介します。 社会課題解決の新アプローチとしてコレクティブインパクト*が求められていま

          共創コミュニティ立ち上げの苦労と成功 ~ インパクト思考をもちいたKPI設定 ~/3/17(金)12:00~無料オンラインセミナーのお知らせ

          新規事業成功のカギ ~インパクト思考で重要なステークホルダーを巻き込む~

          はじめに新規事業の成否を分けるカギは何でしょうか? 新規事業の成長の道のりは、ひとつのアイデアから始まって、人・モノ・カネ・情報などの資源(リソース)を獲得していきながら、次々と仮説を立てて検証していくプロセスです。 事業が成長していくにつれて必要なリソースの種類も量も増えていきます。新規事業の成長スピードは、リソースをいかに上手に獲得できるかにかかっています。 リソースは、新規事業チームの外から獲得してこなければなりません。その際には、関係者(ステークホルダー)から新規事

          新規事業成功のカギ ~インパクト思考で重要なステークホルダーを巻き込む~